[CML 049386] 「海の日」反対7・17大阪集会

吉田 宗弘 mnhryoshi at yahoo.co.jp
2017年 7月 8日 (土) 16:31:31 JST


反戦反天皇制労働者ネットワークの吉田です。
 
下記の集会を行います。多くの参加を呼びかけます。
 
●「海の日」反対7・17大阪集会
  ―「神戸開港150年」とはなにか―
 ◇日時 7月17日(月)午後6時半~9時
 ◇場所  エルおおさか(地下鉄谷町線・京阪「天満橋」下車徒歩7分)
 ◇内容 DVD「神戸と核と日米同盟」上映
発題  金羽木あつしさん(釜ヶ崎パトロールの会)、他
 ◇参加費(資料込み)  500円(経済的に厳しい方は受付まで)
 ◇主催  参戦と天皇制に反対する連続行動
 
今年は神戸港が1868年1月の開港から150年です。昨年1月、神戸市に「神戸開港150年記念事業実行員会」が設立され、この5月19日には秋篠宮が出席した記念式典が行われました。皇族による権威づけと「さらなる発展」の弾みづけです。天皇制祝日の「海の日」を批判してきた私たちは、この「150年」祝賀に反対です。
ところで、設立趣意書に示された「記念事業」の目的は何か。
国内首位、世界第6位のコンテナ取扱量を誇った神戸港は阪神大震災で大打撃を受けましたが、昨年、国内2位にまで回復しました。とはいえ、それは世界の中では57位――世界1位の上海港3713万個、2位シンガポール港3090万個、5位釜山港1985万個、57位神戸港280万個――という低い水準でした。今回の記念事業はこの低迷を打破することにあります。これは国際コンテナ戦略港湾施策という国策(国策だ!天皇制だ!)の強力な推進と、「クルーズ客船の誘致やウォーターフロントの整備など新たな賑わいを創出し、人、物で賑わう神戸港の実現」を目指すことだといいます。これが、「神戸港のさらなる発展の新たなスタート」であり、「神戸開港150年を祝う」目的だというわけ
です。 
しかし、よく考えてみると、それは神戸と神戸港の軍事的性格や日本資本主義発展のおぞましい側面を隠した祝賀式典ではないか、と思います。
 
●神戸港の軍事的性格
神戸港の軍事的性格は、第一に、港に隣接する川崎重工が「明治」より現在に至るまで潜水艦を造り続けたことに現れています。神戸港はかつて今も潜水艦の製造拠点です。
第二は、米軍に全面接取されていた朝鮮戦争時、部分接取されていたベトナム戦争時、神戸港はこれらの戦争を支える、欠くべからざる兵站基地でした。日本の戦争責任は第2次大戦以前の侵略戦争に対してだけではありません。
第三は、神戸港には今も海上自衛隊阪神基地隊がおかれ、国内22隻の掃海艇のうち2隻が所属しています。戦争法成立の今、集団的自衛権の行使のために機雷掃海(戦闘行為)に赴くのはあきらかです。機雷掃海の技術の高さは世界的で、朝鮮戦争でも湾岸戦争でも、神戸港からではありませんが、日本は掃海艇を派遣しています(朝鮮戦争で1名戦死)。
 第四、日米両政府は神戸市議会が満場一致で議決した「核兵器積載艦艇の神戸港入港拒否に関する決議」を葬り去ろうとしています。米軍艦船の自由な入出港はますます必要となってきているからです。
戦争国家になった今、神戸港はこれからも軍事色を強めかねません。
 
 ●日本資本主義発展に女性の人身売買
日本資本主義の発展を支えた、おぞましい一つに「からゆきさん」の問題があります。
人買いに騙され海外に売られ、そのうえ「国の罪人」「国辱の者」として忌み嫌われた「からゆきさん」、のちに「娘子軍〔じょうしぐん〕」と呼ばれた女性たちについて、「記念事業」設立趣意書は何ら言及しません。
シンガポールを拠点に誘拐団を組織した女衒(ぜげん)・村岡伊平治は自らの手記『村岡伊平治伝』(南方社 1960年)で、1889年(明治22)から94年の5年間で日本や中国各地で3222人(神戸港からは503人)の女性を誘拐したと書いています。しかし、実際はもっといるに違いありません。『日本残酷物語 貧しき人々のむれ』第1巻(平凡社)の中には1880年代、中国東北部やウラジオストック、スマトラ、シンガポールなどのアジア各地で神戸や長崎、横浜などで誘拐されて売られた女性たちがいたことが書かれています。日本だけでなく中国や朝鮮などの女性たちまで含めると一体どれだけの女性が人身売買の被害にあったのか未だにわかりません。
 このような人身売買と売春宿経営は、当時の日本資本主義は不可欠の政策でした。福沢諭吉は1896年(明治29)1月18日の『時事新報』に「人民の移住と娼婦の出稼」と題した一文で、
 人民の海外移植を奨励するに就いて、特に娼婦外出の必要なる……公然許可するこそ得策なれ。……賤業婦の外出は決して非難す可きに非ざれば、……自由にするは経世上の必要なる可し
と、出稼ぎという名の人身売買の必要性を主張しています。
村岡伊平治は自伝の中で、「からゆきさん」や誘拐団の子分たちの前で教育勅語を読み、日の丸に最敬礼をして、君が代を斉唱したことを書いています。女衒にとっても天皇制は支配の重要な道具だったのです。
 
秋篠宮はどういうつもりで「神戸開港150年記念式典」に出席したのでしょうか。
あらためて神戸開港150年が一体どのような歴史であったのかを問い直す必要があるのではないでしょうか。
 
参戦と天皇制に反対する連続行動
  大阪市淀川区十三東3-16-12
   Tel/Fax  06 (6303) 0449


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