[CML 049179] 精神保健福祉法改悪案成立阻止しました

りょうこ baffydct at gmail.com
2017年 7月 3日 (月) 11:05:32 JST


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わたしたちは、すべての障害者が地域で、さまざまな人々の中で生活していけるよう、国を初めとした公的機関の保障を求めています。こうしたわたしたちの思いを踏みにじる福祉切捨てとは徹底的に闘っていきます。
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2017年7月 1日 (土) 精神保健福祉法改悪案成立阻止しました

6/8院内集会



6月8日衆院第一議員会館にて150人の参加を得て、精神保健福祉法改悪案を許さない第3回院内集会が行われました。私が注目したのは精神医療審査会の内情を暴露した弁護士の発言、措置入院の体験談、薬物依存症の当該の発言でした。

日本医師会の組織内候補である自見はなこ議員は「監督されているという妄想は病気の症状だ」という差別発言をしたのみならず、改悪案では措置入院時に精神医療審査会の審査を義務付ける良い制度改革だと言っています。精神医療審査会というのは、不当な強制入院を監視し是正する第三者機関というふれこみで幻想を煽っています。しかしその委員を務める弁護士は審査会の内情を、極めて事務的に判子を押すだけの強制入院追認機関に過ぎないと実態を暴露しました。3時間に150通の書類に目を通し、事務局は承認の判子を押せと圧力をかける。おかしいと思い不承認と書けばその理由を只働きで書くことを要求された。自見はなこに顕著な「パターナリスティックな制約」(注)こそが今回の改悪案の中身だと弾劾しました。「パターナリスティックな制約」というのは父権主義的な制約という意味です。

措置入院にされた人は、てんかんの発作が起きたから自分で救急車を呼んだが、運ばれた先の精神病院で措置入院にされ、数日間、首手足を縛られて保護室に放り込まれたのです。てんかんの発作で自傷他害の恐れがあったでしょうか。東京では救急で運ばれた人は措置入院にして縛ることが多く見られます。

薬物依存症からの回復を望む女性たちのための日本で最初の民間施設であるダルク女性ハウスのメンバーは、警察が精神医療に関われば薬物依存症患者はますます医療から遠ざかることになり、マイナスが大きいと述べました。

私は兵庫県では役人は「患者のための良い事をしているのに、なぜ反対するのか」と言っていること。自見はなこの差別的発言に抗議する共同声明に賛同をと訴えました。



衆議院審議入りせず―成立阻止―継続審議に



3月24日(130人)、4月25
日(250人)、6月8日(150人)と短期間に3回行われた院内集会やその間の国会前の座り込み、参議院厚労委員会の傍聴には延べ800人近い精神しょうがい者、しょうがい者、支援者、国会議員や秘書が参加し、自見はなこ議員に特徴的な「パターナリスティックな制約」を加えようとする精神保健福祉法改悪案を押し返しました。最初は議論なく成立すると言われていたものを
36時間の参議院における審議の上に、衆議院では審議入りを阻止したのです。

6月16
日に残念ながら自公維新の賛成、民進党は出席拒否、共産党は反対(社民党は衆院厚労委員会に委員がいない)によって継続審議となり、廃案にはできませんでした。次国会では衆議院のみの審議となります。しかし、参議院での修正で医療保護入院にまで対象者を広げるなど、実現可能性が疑われる法案になっています。政府は措置入院を対象とした場合で専門家200人の増員が必要だとしていました。医療保護まで対象とするなら3000人~4000人の増員が必要になる計算です。今の福祉切り捨て予算の中でそのようなことが現実的とは思えません。増員なき福祉切り捨てになることは明白です。さらなる追撃で廃案を勝ち取ろう。



(注)「パターナリスティックな制約」



国家が個人の利益を保護するために課す、自己決定権に関する制約を意味する表現。特に、未成年が喫煙や飲酒を行うなどの、「自己加害」と見なされる行動に対する制約を指すことが多い。(実用日本語表現辞典より)



〈解説〉パターナリズムとインフォームド・コンセントの衝突



パターナリズムは、強い立場にある者が、弱い立場にある者の利益になるようにと、本人の意志に反して行動に介入・干渉することです。日本語では家父長主義、父権主義と訳されます。

パターリズムの立場の人は「インフォームド・コンセントなど幻想だ」と主張します。また日本精神科救急学会ガイドライン(2015年版)では、「自発的入院と非自発的入院の分水嶺はインフォームド・コンセントが成立するか否かだ」としています。精神しょうがいの状態の人には事理を分別できない人がいるという前提に立っています。

しかし、強制入院に反対する立場からは、一旦落ち着いた状態の時に話して分からない人はいないということが主張されています。障害者権利条約12
条にラディカルに提示されている、誰もが精神的「能力」と無関係に法的能力を持つことの確認、すなわちインフォームド・コンセントができない人がいるという前提に立つのではなく、誰に対してもインフォームド・コンセントを保障しなければならないという前提に立つべきなのです。

3月24
日に行われた院内集会で内田博文九州大学教授は、警察と医療機関や福祉機関は行動規範が異なるとして、警察は対象者に不信で接し、医療機関や福祉機関などの本来の指導理念は信頼であり正反対である。支援策としては逆効果であり対象者を監視する社会を作り出すと、措置入院の問題にすり替えてはならないとしました。法案の本質を突いていると思います。「してあげる」強制医療=パターナリズムのもたらすものを的確に表現していると思います。

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   (2017.04.13)

コメント

以下のリンクをご覧ください。
安倍首相にはっきりと違憲だと言うようにしましょう。
臨時国会の召集義務に「応じない」内閣 憲法違反では?
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170701-00010001-bfj-pol


017年6月14日 (水)
賛同募集

個人賛同を含め公表します。

拡散希望です。

精神科医、医療関係者の賛同もよろしくお願いします。

また賛同いただいた団体に所属の個人の方の個人賛同もお願いします。肩書きはなくて結構です。



賛同募集中



賛同していただける方(個人・団体含む)は以下へお送りください(今回は個人を含みます)

Eメール gen1951 at nifty.com

(件名に必ず「自見発言抗議賛同」とお書きの上、公表可か不可かを明記して下さい。)

郵送の場合は〒661-0025兵庫県尼崎市立花町4-6-2-2D共生舎まで



共同声明



「監督されているというのは妄想だ、病気の症状だ」という自民党・自見はなこ議員の差別暴言を許さず、謝罪と撤回を求めます。また政府は見解を明らかにして下さい。



2017年6月14日

連絡先;兵庫県尼崎市立花町4-6-2-2D共生舎(℡090-3054-0947)



2月28日に閣議決定された精神保健福祉法改正案は4月冒頭からの審議の中で、精神しょうがいしゃを警察が監視する制度を新設するものであり、精神保健福祉法を国民監視の道具に作り替えるものであることが明らかになっています。

多くの精神しょうがいしゃが批判したのを始め多くの国会議員から追及された政府は法案の説明文の概要から法を作る目的を削除するという大恥をかいてまで、法案は一切書き換えずに国民監視の法案を押し通そうとしています。

その中で5月11日の審議のなか自民党の自見はなこ議員の発言は驚くべきものでした。「監督されていると思うのは妄想だ」という、多くの精神しょうがいしゃにとって頭をぶん殴られたかの思いのする暴言でした。

自見議員は「『多職種がみんなあなたのことを考えていますよ』という暖かいメッセージのもとにあるんだと、これを前面に打ち出していただきたい。」というようなことに続けて、「議論に出ておりましたような、監督されているんじゃないかというような妄想もこれも一つの病気の症状でありますので、ここは一貫してみんなでサポートしているんだというメッセージを送っていただきたいと切に願っております。」と発言しました。

「監督されているんじゃないかというような妄想」というのは「議論に出ていた」ことはなく、ここで初めて言われています。「議論に出ていた」のは「監視されている」ということだけです。だからこれは、「監督されていると思うのは妄想だ」という以外の意味には取れないのです。

「監督されているというのは妄想だ、病気の症状に過ぎない」というわけです。精神しょうがいしゃが何を言おうが、何を叫ぼうが、みんな「妄想だ」と切って捨てる考えが精神保健福祉法「改正」を推し進める側の立場なのです。精神しょうがいと妄想をことさらに結び付け、精神しょうがいしゃの言うことは妄想に基づいていると決めつけることは、精神しょうがいしゃの人権を否定し、人間ではないものと決めつける立場からなされた差別暴言です。

こんなひどい差別暴言を放置することはできません。

「みんなでサポートしている」というのも精神しょうがいしゃは地域自立生活の主体ではなく、「なされる」だけの客体だという決め付けですから、駄目です。



善意から出た誤解や思わぬ言葉を言ってしまったというようなものなどではなく、全く差別的、「健常者」的上から目線の確信に満ちた偏見から出た差別発言という他ありません。塩崎厚労大臣を始め、政府自身が精神しょうがいしゃの主体性を認めず、患者本人抜きで作られる「退院後支援計画」案を精神しょうがいしゃの多くの反対の声を無視して推し進め、精神しょうがいしゃを管理と監督の対象としか考えていない答弁を繰り返す中で出たのがこの発言です。決して、たまたま言ってしまったということではなく、精神しょうがいしゃを行為主体とは認めず、言っていることは妄想だという確信に満ちてなされた差別発言です。



私たちは以下求めるものです。

記

自民党・自見はなこ議員は心からの謝罪と発言の撤回をして下さい。

政府はこの発言についての政府見解を明らかにして下さい。



また野党議員には、この問題を軽視せず、国会で取り上げていただくことをお願いいたします。



以上



共同声明団体名(順不同)

「骨格提言」の完全実現を求める10・27
大フォーラム実行委員会/全国「精神病」者集団/怒っているぞ!障害者切りすて!全国ネットワーク/全国一般労働組合東京南部トータルサポートたいとう分会/兵庫県精神障害者連絡会/医療保護入院制度を考える会/障害連(障害者の生活保障を要求する連絡会議)/難病をもつ人の地域自立生活を確立する会/Korean
Alliance on Mental Illness(韓国)/国立武蔵病院(精神)強制・隔離入院施設問題を考える会/夜回り団体 みみず/リメンバー
7.26 神戸アクション/自立生活センターびんご/特定非営利活動法人 自立生活センター くれぱす/自立生活センター星空/一般社団法人 ONE MORE
/おたすけclubぴあかん/プチ大阪兄弟姉妹の会/心神喪失者等医療観察法をなくす会/心神喪失者等医療観察法(予防拘禁法)を許すな!ネットワーク/刑法改悪阻止!保安処分粉砕!全都労働者実行委員会/部落解放同盟兵庫県連合会/特定非営利活動法人てんぐるま/リメンバー7.26東京アクション/さまりたんプログラム/神経筋疾患ネットワーク/自立生活センターリングリング/木村クリニック/八王子精神障害者ピアサポートセンター/障害者問題資料センターりぼん社/音楽集団
歩笑夢/自立生活センターアークスペクトラム/障害者生活支援センター・てごーす/cil
もりおか/アイアンドユウ/関西合同労働組合/自立生活センター・昭島/北部自立生活センター希輝々/自立生活センターアシストミル/エンパワメントふちゅう/自立生活センター
AJU車いすセンター/Consumer Action Network Mental Health Lanka(スリランカ)/Ubuntu South
Africa(南アフリカ)/すべての人に尊厳と人権を!ヘイトクライムをなくそう!神戸連絡会/福祉・介護・医療労働者組合(ケアワーカーズユニオン)/自立生活支援センター
フリーダム21
/安心できる介護を!懇談会/特定非営利活動法人自立生活センター福岡/新空港反対東灘区住民の会/全国一般労働組合東京南部ケアワーカー連絡会/全国一般労働組合東京南部フットワーク新宿分会/
CILくにたち援助為センター/泉州☆精神障害者俱楽部「青い鳥」/NPOこらーるたいとう/大阪精神障害者連絡会/「処遇困難者専門病棟」新設阻止共闘会議/劇団態変/人権平和高槻市民交流会アスφネット/世界精神医療ユーザーサバイバーネットワーク/自立生活センター
スリーピース/尼崎伊丹三里塚実行委員会/障害当事者による人権研究所‘ja`/障害者が街で共に生きるみんなの麦の家/NPO法人 CILだんない



賛同(個人・敬称略・順不同到着順)

佐々木信夫/岩崎晶子/髙見元博(兵庫県精神障害者連絡会代表)/渡海優/吉川健明(医師・当事者)/白田幸治(こころのピアズ代表)/西山志郎(灯会代表)/宮﨑一(ガチャバンともに生きる会)/浦松祥子/弥永修/井上博之(看護師)/白石裕(東灘区住民の会)/柴田明(精神科医師)/佐々木伸良/府川政人/辻淳子(夜回り団体
みみず)/合田享史(当事者の家族)/宮野吉史/木村政紘(精神科医)/梶原義行/岩野政樹/坂内孝雄/金秀浩(医師)/木原和子/阪本林太郎/寺下眞治(個人)/辻田雄一(嘉飯山地区精神障害者家族会会員)/栃本一弥
(NPO法人なゆたの会役員)/南守(ケアワーカーズユニオン執行委員長)/長谷川唯(研究員)/津端:
叡/松原康彦/早坂智之/仙城真(リハビリテーション科医師)/野島美香(市民)/志賀直輝(ケアワーカーズユニオン、安心できる介護を!懇談会)
/宮本博志/矢島由里子/猿渡達明/近藤基(知的障害者)/近藤英子(母)/高橋亮也(精神保健福祉士)/中川裕之/内藤美樹/後藤和佳子


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