[CML 046401] 上原公子さんへのスラップ訴訟

まっぺん mappen at red-mole.net
2017年 1月 14日 (土) 13:33:38 JST


本日の東京新聞に「国立景観訴訟」の顚末が出ています。上原公子さんひとりに損害賠償を請求するという判決はあまりにもむちゃくちゃです。請求額約3100万円は利息もついて約4500万円に膨らんでいます。

国立市の大学通りはみごとなサクラとイチョウの並木道が続いています。国立市民がみずから植え育ててきたこの美しい並木道は「新東京百景」にも選定され、市民のいこいの場となっています。美しい景観は国立市民の共有の財産です。ところがここに明和地所による高層マンション建設計画が持ち上がったのです。そこで「美しい景観が壊される!」と市民が起ち上がり、建設反対を訴えました。反対署名は5万筆もあつまりました。そして1999年の国立市長選挙には市民の期待をになって立候補した上原公子さんがみごと当選! 2003年の選挙でも1万7千票を超える得票で上原さんが当選しました。国立市民多数の「建設反対」の意志はここにはっきりと示されたのです。市議会も市民の請求に基づき、並木の高さ20メートルを超える建築を禁止する条例を制定。この国立市の民意は明和地所に伝えられ、景観をめぐる裁判が始まりました。ところが、裁判の結果は、国立市側の敗訴となってしまいました。

この景観訴訟のあと、今度は明和地所が「営業妨害」で国立市を訴えました。しかし上原さんが任期満了で退職したあと、2011年に自公推薦の新市長が誕生すると、国立市は態度を一変。相手の主張を認めて裁判を降りてしまいました。このため明和地所側の勝訴となってしまいました。ところが明和地所は、国立市から賠償金の約3100万円を受け取ると、すぐにその同額を国立市へ寄贈しました。この一連のやりとりは、まるで国立市と明和地所とのあいだで取引きをしたかのような決着のしかたです。

すると今度は国立市が、「明和地所に支払った賠償の責任は上原さんひとりにある」として、上原さんに損害賠償を求める訴訟を起こしたのでした。国立市民の民意によって市議会が決議し、それに基づいて行われてきた適法な行政行為なのに、それを全部「上原さんひとり」に押し付けるなんて、こんなおかしなことがあっていいのでしょうか?  それに、明和地所は賠償金を受け取ると、すぐにそのお金を国立市へ寄贈しているので、国立市には1円の損害も出ていないのです。これでは賠償金の「二重取り」です。それなのに最高裁は昨年12月15日に上告棄却、上原さんへの賠償支払命令という判決を出しました。その金額は利息も加わって現在4500万円になっています。あまりにも理不尽な、不当な判決と言わざるをえません。国立市は巨額の負債を背負わせて上原さんを押し潰そうとしているのです。こんなことがまかり通れば、訴訟を起こされるのが怖くて、誰も市民の立場に立った行政を行なうことができなくなってしまいます。上原さんにかけられた、このような脅迫まがいの訴訟は断じてゆるせません。

上原さんは国立市民だけでなく、平和を求める沖縄県民や原発被害に苦しむ福島県民など、全国の様々な問題を抱える市民といっしょにそれらの問題に積極的に取り組んできました。上原さんのそうした活躍に、全国の大勢の人々が励まされてきました。その上原さんを押し潰そうとする悪意に満ちた重圧のほんとうの目的は、全国で住民の自治を守ろうとしている人々から「希望」を奪い去ってしまうことです。市民の自由な発言や活動に対して 「オカミに逆らえば上原と同じめに合わせるぞ」 という 「おどし」です。つまり、これは「あなたへのおどし」なのです。私たちは、このひどい仕打ちに決して負けるわけにはいきません。この圧力をはね返し「希望」を取りもどすために、支援しましょう。振込先は下記のとおり。

振込先 みずほ銀行 日野駅前支店
普通預金口座 1222665
日野市民法律事務所 弁護士窪田之喜 (くぼた ゆきよし)

なお、上記文章の文責は私(まっぺん)にあります。事実誤認などがあればあとで修正しますのでツッコミよろしくお願いします。


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