[CML 047003] *今、このクニには、新たなタブーが生じつつある。「自衛隊批判のタブー」がー。

MAKOTO KONISHI shakai at mail3.alpha-net.ne.jp
2017年 2月 24日 (金) 16:41:37 JST


社会批評社の小西です。

以下は、FacebookなどのSNSに投稿したものです。
自衛隊の先島諸島配備に関して、メディアのみならず、反戦団体などの沈黙
が続く中で、警鐘を乱打したものです。長文ですが、ぜひ、お読み下さい。
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*今、このクニには、新たなタブーが生じつつある。「自衛隊批判のタブー」
がー。

*かつて、この国には「天皇批判のタブー」があった! だが今、天皇批判以
上に凄まじいのは、「自衛隊批判」のタブーなのだ!
 
*率直に言って、この自衛隊批判のタブー化は、マスメディアだけではない。
これは、野党や左翼党派から、反戦・平和勢力、市民団体、そして知識人など
にまで及んでいる。それも、天皇制タブーのように「暴力への恐怖」からでは
ない。まさしく「自粛」そのものだ(あるいは、自衛隊の「現実的容認」が、
その「全ての容認」へと行き着いている)。

与那国島・宮古島・石垣島・奄美大島の人々が、その急速に襲いかかる自衛隊
配備の態勢に対して、声を大にして訴え始めてから2年以上もたつ。だが、こ
の現地から「島を戦場にしないで!」「島々を標的にするな」という声は、未
だにこのクニの一部の人々のところにしか届いていない! この理由は、言う
までもない。自衛隊批判のタブー化だ(「中国脅威論」も含む)。

2016年3月、与那国駐屯地が開設され、同時に宮古島・奄美大島での自衛隊
の新基地建設が着工態勢に入った、また、石垣島でも前倒しでの自衛隊配備が
決定。そして沖縄本島でも、ここ1年で1千人以上の新たな自衛隊増強が始ま
った(南西重視戦略下の、佐世保での水陸機動団(海兵隊)+オスプレイ17
機+水陸両用車(AAV7)52両の増強態勢づくりも始まる)。

この自衛隊の南西諸島への新配備の目的は、琉球列島弧=第1列島線の島々へ
ミサイル基地(と歩兵部隊)を張り巡らし、海と空から中国軍を東シナ海に封
じ込める態勢だ。いわゆる通峡阻止・海峡封鎖作戦であり、アメリカのイラク
戦後のオフショア・コントロール戦略に基づいている(米軍では、これを琉球
列島線に「万里の長城」を築くと称する)。

この日米軍が企図する「海峡封鎖作戦=島嶼防衛戦」とは、先島諸島を戦場と
する、海洋限定戦争=東シナ海戦争として想定されている。しかも、日米ガイ
ドラインによれば、「自衛隊を主力」とし「米軍」が支援する作戦・戦闘だ(だ
から、自衛隊への正面からの批判となる)。

この日米軍の作戦を、「非現実的」「荒唐無稽」として批判するのはたやすい。
日中、米中経済の相互依存を考えれば「戦争などない」とするのが常識的だ。
だが、だからこそ日米の制服組は、「島嶼防衛戦」「先島戦争」「海洋限定戦争」
として、この戦争態勢を企図しているのだ。

自衛隊の先島諸島等への配備完了は「国境線への軍事力投入」として中国の激
しい反応を引き起こすだろうし、引き起こし始めている。これは「尖閣」以上
の一触触発的事態を招く。というのは、日中間には緊急時、偶発的衝突を防ぐ
「海空連絡メカニズム」さえ結ばれていない(米中は2014年に締結)

おそらく、この先島戦争の第1回戦は、相互に数十人の戦死者で終わる。しか
し、戦争がこれでは終わることはない。第2回戦・第3回戦と続き、最終的に
は米軍が本格的に参戦する「通常型太平洋戦争」にまで発展する。ー事態は、
今こういう段階に至っている(戦争法制定の真の目的である)。

*2月28日(火)、午後2時、参議院議員会館101号室において、宮古島
・石垣島・奄美大島の代表団が、自衛隊配備の中止を求めて政府交渉を開始
する。終了後、沖縄選出国会議員らとの交流集会が開催される。ぜひとも、
この院内交渉と集会を注視し、参加していただきたい。

*以上の自衛隊の「島嶼防衛戦」、オフショア・コントロールなどの詳細につ
いては、拙著『オキナワ島嶼戦争―自衛隊の海峡封鎖作戦』参照。リンクに、
プロローグ・目次の「立ち読み」あり。
http://www.maroon.dti.ne.jp/shak…/okinawasenso-tachiyomi.pdf

*先島諸島・奄美大島の闘いについては、住民達自身が執筆したドキュメント
『標的の島−自衛隊配備を拒む先島・奄美の島人』を参照、2/24発売。こ
の目次・プロローグの「立ち読み」あり。
http://www.maroon.dti.ne.jp/shakai/22-0-tachiyomi.pdf

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