[CML 046874] 安倍首相はなぜ「平和の碑『少女像』」を恐れているのか

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2017年 2月 14日 (火) 22:20:05 JST


安倍首相はなぜ「平和の碑『少女像』」を恐れているのか

「平和の碑『少女像』」は日韓アジア「友好の碑」ではないか

 石垣 敏夫

 今韓国にある、平和の碑「少女像」が問題になっている。

日韓合意文書には記載されていないが、「少女像は撤去することになっている」

と安倍政権は解釈しているようだ。両政府でどのような話しあいが行われたかは定かでないが、

 この問題は単に日韓だけの問題ではなく、アジア諸国民、被害者も注目している。

韓国政府は当初、日韓の話しあいについて「日本軍慰安婦問題は被害者たちが納得できて、

我が国の国民が納得できなければならない、と言う立場を堅持します」と述べていた。

 しかし、日本政府を通じて米政府からの圧力があったのか、その姿勢が不明瞭となった。

 この少女像は衆知の通り、元日本軍慰安婦にされた女性たちの少女時代を

イメージして創作されたものである。この作品は「単に戦争の悲惨さを訴えるのではなく、

静かに平和を求め生きて行く乙女の姿」を表現したものであり、日韓、アジア友好の碑といえる。

 (創作者キム・ソギョン、キム・ウンソン)

 日本軍「慰安婦」問題は性奴隷、女性の人権侵害・破壊と言われているが、根源は「戦争」にある。

戦争がある限り、戦場での性暴力は途絶えることはない。

それは過去の大戦に限らず、現在各地で起こっている局地戦でも明らかとなっている。

 安倍首相は2016年12月パールハーバーで「不戦の誓い」を述べた。この言葉に偽りがなければ、

平和の碑「少女像」はより大切なものとして保管・展示されなければならない。

 今安倍政権は南スーダンに自衛隊を派遣しているが、この自衛隊員が何をするか、

予測出来ない。

 戦争とは安倍首相が「戦車に乗り笑顔で手を振っている」という甘いものではない。

戦争、それは「破壊、恐怖、死、殺りく、性暴力、飢餓、障害者、精神障害者、自殺、難民等々」

を産み出す所である。この被害・加害は単に戦闘員に限らず、家族にも波及してくる。

 日本国民・市民は過去の大戦で、大空襲、玉砕、飢餓、集団自決、広島・長崎への原爆投下、

言論・自由の統制を受け、敗戦を迎えた。日本人のすべてが被害・加害を体験し、

共に消えない傷を負った。そして「戦争はもうこりごり」という切実な願いを持ち

アジアの人々への謝罪をこめて憲法9条を受け入れ育ててきた。

 この大戦で世界の人々5000万人、日本人310万人が犠牲となり、大戦の反省にたち、

国際連合も創設された。

 静かに平和を願う乙女、「少女像」は不戦を誓うシンボルに尤もふさわしいものとなった。

 この像は「復讐・怨念」の像ではない。米国のキング牧師がいわれた「白人・黒人の

子どもたちが子々孫々に渡り、共に手を取って暮らせるように」と述べたのと同様、

アジア諸国民の友好への碑として生き続けている。安倍首相や一部の日本人は

どうしてこの「平和の碑『少女像』」を恐れるのか。

 元日本軍「慰安婦」にされた、李容洙(イヨンス)ハルモニが述べたように、

東京の地にこそこのアジアの友好を深める、平和の碑「少女像」を建立すべきである。



  (2017.2.10埼玉県平和資料館を考える会「平和通信57号より転載」


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