[CML 046834] テント日誌 2月7日(火) 経産省前テントひろば1807日目後 171日目

木村雅英 kimura-m at ba2.so-net.ne.jp
2017年 2月 12日 (日) 23:01:29 JST


(転送します。都合で間があいてしまいました。)

脱原発テント日誌2月7日(火)
経産省前テントひろば1807日目テント強制撤去後171日目
1807+171=1978日目

◎2月1日(水)経産省が出している「放火」の高札はそのまま

 定刻に座り込みを開始。経産省が出している「放火」のは高札はそのままなので、小型マイクでTが抗議した。「いったい誰がいつどこで放火したというのか。その根拠を示せ。経産省は本当に嘘つきだ」と言った。そのころは時間的に、職員が昼休みで食事に出てくるので人通りはわりとあった。
すると、後ろの財務省の正門のところでこちらに向かって「演説」をする男性がいた。
 言っていることはよくわからなかったが、その人は「九州から来た、今着いた。原発は賛成だが、いまの状態はよくない。玄海原発は再稼働しても思うような出力は出ない。火力発電で賄ったほうがいい。原発政策はなってない」というようなことを言っていた。男性の周りには、公安が何人もいて、手帳になんか書いている様子が、こちらからもみえた。男性は、経産省に向かっての演説を終えて、財務省に向かって、何やら演説を始めた。マイクの向きが変わったので、何を言っているのか聞こえず。さらにその後、文科省に行ったようだ。
 経産省前のハトの糞を、経産省の人が掃除をし始めたので、寄って行って、「ハトに餌をやるからだ。今度餌をやったら警察に通報すると松本さんは言ったようだが、ハトに餌なんかやってない」と言うと、掃除に来た男性の一人は「でも、テントがあるときは、やってたじゃないか。自分は見た」と言った。こちらは「実際に経産省の敷地に向かって餌なんか撒いてないことは警備員がずっと見ているんだからわかるでしょ。警備にきけばいい」と言った。掃除の人は「わかりました」と言って掃除をしていった。
 その後、経産省に抗議する人が来た。その男性が入っていくとすぐ警護員が4人出てきて、建物の屋根があるあたりで、その男性を取り囲み、それ以上入れなかった。その男性は、その後、座り込みの所に来たので、「どんな要件で抗議に来たのか」と聞くと、「経産省にはいろいろとあって」というような意味のことを言って、また経産省に行った。
 太陽が出ているときは暖かったが、3時頃から風が出てきて寒くなった。今日は、九電前と東電前の抗議集会がある日だ。参加しなければならないと思いながら午前中からテント行動で動いているので夜までの参加はきついので不参加だ。ともかく、テントの当番はその任務をきちんと淡々と、しかし、愉快に果たしている。
(T)


◎2月2日(木)『日の丸・君が代』裁判

 経産省前テントに12時前に到着すると、既に『日の丸・君が代』裁判を闘っているKさんともう一人の男性が待っていてくれました。この裁判は『2003年10・23通達』という憲法違反の通達を東京都教育委員会が出して、教職員に入学式・卒業式の時に、国家斉唱と起立を強制するもので、それに従わなかった為に処分(停職6ヶ月)された事に対する処分取り消しの裁判です、今日はこの裁判の最終公判で、KさんとNさんお二人が最終意見陳述を述べられました。お二人共に素晴らしい意見陳述で清水裁判長の胸に深く届いた事と思います(私も傍聴していました)判決は5月22日(月)13時15分。
 実はこのKさんが、待っていてくれた人で、例の『おせんべい』を二袋も差し入れて下さいました。12時半ごろ財務省前で、福岡から来たという右翼らしき人が、3人位の公安が見守る中で何やら、訳の分からない事を、かなり大音響の出るトラメガでわめいていた。そのトラメガを経産省の方に向けて、経産省は原発を早く動かせとか言っていたが、帰る時には、反原発で座り込んで人達、寒いなかご苦労様ですと激励をされた(この人の頭の中はどうなっているのか?)
 14時頃、国際事業協力団で5日にパラグアイに行くという30代の男性が、外務省に行った帰りに寄っていただき「いつも応援してしています」と、また激励されました。そうこうしているうちに、後半担当のTさんが時間より早く見えられて、Teさんに初めて褒められたと盛んに照れていたのが、とても面白かった。
 今日は、一日中風が強く『のぼり旗』を付けた椅子に座っていないと倒れてしまう状況でした。この強風の中でも、福島第一原発収束作業での被爆労働裁判の傍聴者や前記の人達が訪れて、延べ15名以上がテントに寄って下さったり、座り込んでくれました。
(Y・R)


◎2月3日(金)香港のテレビ局が取材

 荷物を台車にくくりつけ、Tさんと経産省前に向かう。今日は、昨日ほど風も強くなく、気温もいくぶんか高いので、座り込みをしていて随分と助かる。座り込んで直ぐに旅行鞄を引いたおばちゃんが立ち寄り「反対ばかり言っていても、誰も共感しないよ。対案を出さなければ、反対、反対ばかりでは昔の社会党と一緒でしょ」と、けちをつけてくる。
「原発を動かさなくても電気は足りているでしょ。原発反対は国民の6割以上の声だ。使用済み核燃料の処理も満足にできないのに、再稼働もないでしょ。原発事故の責任を誰が取りましたか」と反論する。負けずにまた難癖をつけてくるのだが、論点がはっきりしない。皆に相手にされない。その内に郵政の方へ行ってしまった。
 今日は、香港のテレビ局が取材に来ると言っていたがなかなか来ない。5時近くにやってきたようである。
 「放火事案」の場所に行ったら綺麗に処理されていた。薬剤をつけて擦ったのではなかろうかとも思える様子である。「放火事案」とは、とんでもない言いがかりである。セコイ大臣のやりそうなことである。
 昼間は比較的風も穏やかであったが、日が傾いてきたころから強風になってきた。しかも経産省の建物の方から吹いてくる。身体が完全に冷えきってしまうが、経産省に対しては燃え上がり、怒りが込み上げてくる。みんなで怒りの声をぶつけていこう。
(S・S)

 5時からは、香港のテレビ局のカメラの前で経産省に抗議の声をあげた。前日に青森から来た人たちが「参議院議員会館で六ヶ所村の核燃料再処理等について厳しく経産省を責めたが、相変わらずまともに答えなかった」との報告をした。また、虚構の核燃料サイクルで問題点を先送りして原子力を推進し続ける経産省に強く抗議した。
 福島では甲状腺がんがさらに増え、2号機デブリがやっと撮影できたが人が近づけないとんでもない高線量であったことにも怒った。経産省本館前を一層冷たい風が吹いた。
(K・M)


◎2月4日(土)プラタナスの撤去作業

 座り込みは12時00分から15時50分まで。計7人座り込み。警察官1人。天候:快晴。 暑い。まるで春のような陽気にジャケット、マフラー、レッグウォーマーを脱ぎ腕捲くりまでした。せっかく寒さに慣れたのに台無し。こういうときに風邪をひいたりする。
 丸の内署の車がやってきた。お巡りさんがひとり降りてきたので、普段の習慣でつい「ご苦労さまです」とツツジの植え込み越しに挨拶すると車道に立ち止まったまま「ここに椅子を置いちゃダメだからね」。ダメだからねという意表をつく言い回しに対して曖昧な東洋的謎のスマイルを返すと車に戻っていった。今日も淡々と恒例の行事は終わったが、いつまでこれが続くことやら。嵐の前の静けさと心しておこう。
 Sやまさんが座り込みに来てくれた。お会いするのは久しぶり。土曜日は人が少ないのでひとりでも来てくれると嬉しい。突然、プラタナスの撤去作業に業者の人たちがやってきた。現場の監督さんが申し訳ない、移動をお願いできますかと言ってきたので快諾。とても礼儀正しくて、むしろ恐縮してしまった。プラタナスの上三分の1くらいを伐採して今日の作業は終了。監督さんと、しばし世間話などした。
 経産省側に日向を求めて何人かが椅子を移動した。車道に近いほうは既に日陰で寒い。椅子の脚の一部が敷地に入っていたので(脚が縁石をまたいでいるだけだが)歩道を巡回中の民間警備会社の女性警備員から敷地外への移動を求められた。笑顔でお願いという感じで経産省職員のこの世の終わりのような表情とは著しく対照的。この世を終わらせかねないのは経産省なのだけれどね。
夕方にはTさんも来てくれ7人に。高層ビルの日陰に入り寒くなってきたので10分早く座り込みを終了した。
(O・O)


◎2月6日(月)(晴れ) 伐採樹木はまだ使える。

 地下鉄駅から地上に出ると小雨が降り出した。東西の空は青空で虎の門上空だけが黒雲に覆われている。1/10以降28日ぶりの小雨だがすぐ止んだので降水量は記録されそうにない。調べると1月降水量ゼロが1940年にあった。
正門前の街路樹が4日に伐採されたと日誌に報告されたので驚かなかったが、地上1m辺りで水平に切断され中央に4cmほどの穴が空いている。芯が腐食し倒木の危機管理上の伐採だと思われる。しかし、このプラタナスの樹と電柱の間にバナーを取り付けると幅が合いしごく便利にしている。経産省は、敷地外なのにこの掲出を極度に嫌がり、その都度、警察と国交省に通報、担当官が来てバナーの取り外しをしつこく要求したが、「夕方に外す」と応じてきた。経産省は縦割り組織であることを認める割には他省・署への通告は高圧的なようだ。
地上1mの切断下にバナーを財務省側に向けて張り、穴にはノボリのポールを立てた。北風が強く吹き付けてもビクともしない。中途半端な高さの切断にOさんは「もう一度カットするためにまた稟議を起こすのだろう」には笑った。道路の街路樹は国交省管理なのでさらなる切断に遭遇したら担当部署と再度の切断理由を聞いてください。
昼休み時に、議員会館前で行われた「共謀罪抗議集会」に川柳板を披露してきた乱さんが戻り「参加者は100名ほど」と話す。「週刊エコノミスト」2/7号を見せてくれたが、表紙の半分を「電気代は税金となった」の大見出しで組み、「間違いだらけの東電改革」「廃炉は8兆円で済まない」「原発で東芝経営危機」に加え、河野太郎、泉田裕彦インタビューまで掲載されている。このところ、経済各誌は脱原発関連記事を紹介し元気だ。乱さんは座り込みで表紙を通行人にかざしてアピールした。座り込み参加者は8名。今日は外務省前が賑やかなようで警察官は一人も訪れなかった。
(I・M)


◎2月7日(火)「北方領土の日」

 西新橋の事務所前に定刻に到着すると、座り込み道具一式をセットした台車が既に用意されていた。Yさんが「私服刑事が徘徊している」というので、しばらく台車の脇で待機して様子を見ていた。
 それと関連するのだろうか、12時前に経産省前に到着し、椅子を並べて座り込みの準備を始めた直後、制服警察官を従えた5〜6人の私服刑事が登場して、「今日は外務省へ抗議する団体がここに立ち寄るかも知れないので、幟を立てないで」との御忠告。さらに彼らは今月11日、14日などにも行動を予定しているらしい。車道には、警備の車両が一台、終日停車していた。
 風も強く、幟旗だけにしておこうと3本セットし終えたところだったので、「様子を見て対応する」と返事をする。たしかに、右翼団体の街宣車が何台も、虎ノ門方向から大きな音量で外務省方向に走っている。政府が2・7を「北方領土の日」としたことに、彼らは抗議しているようだ。結局、寒さのせいか、彼らは車から降りてはこなかったが、風の強さでテントひろばの幟旗も椅子とともに飛ばされそうになったため、3本ともに横倒しすることにした。
 1時過ぎ、一段と風が強まり、本館正門前の10個ほどの「コーン」なども風で飛ばされるようになって、警備員らが撤去を始め、最後には「重要なお知らせ」と題するスタンドが横倒しにされる。3時が過ぎると太陽の光も霞が関ビルに遮られ、本館正門前の歩道は日陰になった。
(O・E)
以上


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