[CML 046830] IK改憲重要情報(178)

河内 謙策 kenkawauchi at nifty.com
2017年 2月 12日 (日) 18:30:22 JST


IK改憲重要情報(178)[2017年2月12日]

私たちは、内外の改憲をめぐる動きと9条改憲反対運動についての情報を発信しま
す。

(この情報を重複して受け取られた方は失礼をお許しください。転載・転送は自由で
す)

弁護士 市川守弘、弁護士 河内謙策

連絡先:〒170-0005東京都豊島区南大塚3-4-4-203 河内謙策法律事務所電話
03-6914-3844,FAX03-6914-3884

河内が参加している「南シナ海問題署名運動」のサイトは以下のとおりです。

http://www.southcs.org/
__________________
(以下の見解は、河内の見解です。市川の見解は必ずしも河内の見解と同一ではあり
ません。御了解ください。)

  安倍・トランプ会談について

 皆様ご存知のように、2月10日、安倍総理大臣とトランプ大統領の会談が行われ、
共同声明が発表されました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/na/na1/us/page1_000297.html

 この首脳会談が日本とアジアにとって歴史的な会談になったことは間違いないと思
います。安倍・トランプ会談礼賛論があふれていますが、私は、以下の4点で疑問・
怒りを禁じえないのです。

 第1に、両首脳が辺野古基地建設につき「普天間飛行場の継続的な使用を回避する
ための唯一の解決策である」ことを確認したことです。沖縄の「琉球新報」「沖縄タ
イムズ」は厳しい批判の声をあげていますが、本土の民衆運動としても、辺野古基地
反対運動に、もっと本腰を入れることが求められているのではないでしょうか。

http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-443127.html

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/83829

 第2に、アジアにとって重要な南シナ海問題・中国問題・米中戦争について、どこ
まで議論がなされたのか、共同声明にはそのことが十分に書かれていないのではない
か、という疑問があります。
 この安倍・トランプ会談の直前にトランプ・習近平電話会談が行われ、そこでは
「一つの中国政策」が確認されたと言われています。これが本当だとすると、トラン
プの中国政策は「融和政策」に傾き始めたことになります。もっとも、電話での事実
は異なるという強力な反論もなされており、私は、この方が真実と思いますが、いず
れにしても、中西輝政氏が強調しているように、トランプの中国政策は何時どのよう
な方向に反転するか分からない危うさを持っていると思います。私たちはアジアにお
いて、米中戦争反対の声を大きくしていく必要があるのではないでしょうか。
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6229727

http://melma.com/backnumber_100557_6486561/

 第3に、共同声明で新設されるといわれている「経済対話」で何が行われるかとい
うことです。マスコミが問題にしている、TPPに代わる日米貿易協定も危険な代物
ですが、同対話では、この間問題になった「50兆円市場創出策」の具体化が図られる
に違いありません。とてつもなく巨額な金が日本から流出することは間違いありませ
ん。
http://www.all-nationz.com/archives/1064127603.html

  第4に、日本の政府やマスコミなどが、「保護貿易は危険だ」「日本は自由貿易で
いくべきだ」と煽り立てている問題です。トランプが保護貿易でやってくるときに、
日本が自由貿易を主張するのは、トランプのカモになるようなものです。グローバリ
ゼーション時代の幻想・イデオロギーを克服することは急務だと思います。
 佐伯啓思氏が、「Voice」3月号に「ジャパン・ファーストの時代」を書いていま
す。力作です。御参照下さい。

『汝、ふたつの故国に殉ず』のお勧め

 現在、本屋の店頭に、門田隆将氏の上記の本(角川書店刊)が並んでいます。この
本は、素晴らしい本です。
 門田氏は、湯徳章(日本名 坂井徳章)という今まで日本では知られてい
なかった人物を発掘しました。簡単に言えば、台湾の民衆が民主化を求めて立ち上
がった2・28事件(1947年)で処刑された弁護士(日本の司法試験合格者)です。彼
は台湾人であるとともに日本人でした。彼の父は九州熊本県出身で台湾に骨をうずめ
た人です。父の血をついで、台湾の民主化に奮闘した湯徳章を記念して、台南市が湯
徳章が処刑された3月13日を「正義と勇気の紀年日」にしています。
 この本を私は涙なくして読むことは出来ませんでした。台湾問題を理解し、アジア
の連帯を考えるうえでも、ぜひ読んでいただきたいと思います。
 心から推薦させていただきます。

________________
          以上








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