[CML 051052] IK改憲重要情報(211)

河内 謙策 kenkawauchi at nifty.com
2017年 12月 3日 (日) 17:04:41 JST


IK改憲重要情報(211)[2017年12月3
日]

私たちは、内外の改憲をめぐる動きと9条改憲反対運動についての情報を発信しま
す。

(この情報を重複して受け取られた方は失礼をお許しください。転載・転送は自由で
す)

弁護士 市川守弘、弁護士 河内謙策

連絡先:〒170-0005東京都豊島区南大塚3-4-4-203 河内謙策法律事務所
電話03-6914-3844,FAX03-6914-3884

河内が参加している「南シナ海問題署名運動」のサイトは以下のとおりです。

http://www.southcs.org/
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(以下の見解は、河内の見解です。市川の見解は必らずしも河内と同一ではありませ
ん。御了解ください。)

 アメリカは北朝鮮と取引をするのか

 北朝鮮が11月29日にミサイルを発射したため、東アジアの緊張が一段と高まってい
ます。 
 マスコミでは、「トランプ先制攻撃決断か」という記事も溢れていますが、私は、
その可能性はあるものの、その可能性は小さいと思っています。というのは、北朝鮮
の軍事力がここまで進展した以上、アメリカが先制攻撃にふみこめば、アメリカは
「返り血」をあびることは必至で、それに「アメリカ民主主義」は耐えられないので
はないかと思うのです。
 それゆえ、アメリカは北朝鮮とどこで手打ちするかを真剣に模索しているはずだと
思うのです(北朝鮮も事情は同じでしょう)。
 そのように考えていた私に対し、湯浅博氏が、「正論」2018年1月号で、衝撃的な
情報を開示されました。
 今年の10月に、ホワイトハウスで、北朝鮮との取引の可能性をさぐる会議が開かれ
たというのです。その会議に94歳のキッシンジャーが招かれたというのです。キッシ
ンジャーは中国との
太い「パイプ」で知られていますから、この会議の重大性は分かります。この秘密会
議の結論は、明確な形では伝わっていませんが「北朝鮮が核プログラムを放棄する代
わりに、経済支援、外交的な承認、在韓米軍の削減」と言われています。
 この秘密会議については、以下のサイトで、ビル・パウエルのスクープの日本語訳
が読めます。
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/10/post-8673.php

  私は、米朝取引になれば日本に重い負担が転嫁されることになるのではないか、と
恐れています。したがって、日本の民衆運動は、第2次朝鮮戦争反対の旗を掲げつ
つ、このような取引きにも目を光らせていなければならないと思うのです。

 西尾幹二、中西輝政『日本の「世界史的立場」を取り戻す』(祥伝社)の購読のお
勧め

 西尾幹二氏と中西輝政氏が上記の刺激的な本を出版されました。
 西尾氏と中西氏は、近代を乗り越えてゆくところに日本の世界史的使命があると考
えているようです。そこから、
たとえば安倍晋三が「普遍的価値」という言葉を使うと、アングロ・サクソンとわれ
われに共通の普遍的価値があるのか、という疑問を発することになるのです。
 両氏が嘆いているように、現在の日本には、あまりにも薄っぺらな近代主義の用語
があふれ、そのために日本の立ち位置が分からなくなっている観があります。
 それに何よりも、日本と世界の進む目標が分からなくなっているところに根本的な
問題があることは言うまでもありません。
 刺激が強い論議がなされているので
すが、その刺激は我々のボヤケタ頭を覚醒させるには必要なものではないでしょう
か。一読をお勧めします。

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           以上






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