[CML 049830] 差別の中で沈黙してきた人々

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2017年 8月 7日 (月) 21:09:55 JST


 坂井貴司です。
 転送・転載歓迎。

 長崎市にある浦上天主堂など、長崎県各地にあるカトリック教会をユネスコの
世界遺産に登録しようと、日本政府や長崎県と市町村は運動をしています。
 
 しかし、江戸時代のキリスト教(カトリック)弾圧以来、日本においてキリス
ト教徒は圧倒的な少数派です。

 明治維新以降、日本の近代化に尽力した人の中には少なからずキリスト教徒
(プロテスタントの新島襄、内村鑑三など)がいたにも関わらず、天皇制との関
係から疑いの目で見られてきました。

 270年間にわたる徳川幕府のキリスト教弾圧に耐え、信仰を守ってきた長崎
市浦上地区に住むカトリック教徒は、初期の明治政府による迫害(島根県津和野
町への集団流刑)を乗り越え、浦上天主堂を中心にして暮らしてきました。
 そこへ1945年8月9日、原子爆弾が投下されました。浦上地区は一瞬にし
て消滅しました。原爆投下の中心地であった浦上地区は最も多くの犠牲者を出し
ました。
 戦後、浦上地区のカトリックの住民は、原爆で追った傷と放射能障害に苦しみ
ながらも浦上天主堂と街を再建しました。
 しかし、浦上地区のカトリックの住民は圧倒的な少数派であること、被爆によ
る差別を恐れて沈黙してきました。
 実は同じように沈黙した人々がいました。浦上地区の被差別部落の人々です。
 カトリックの住民の隣に住んでいた被差別部落の人々も、原爆で多くの犠牲者
を出しました。しかし、被差別部落と被爆の二重の差別のために沈黙してきまし
た。

 重層的な差別構造によって、沈黙しひっそりと生きることを強制されてきたカ
トリックと被差別部落の被爆者が語り始めました。
 それをとらえた番組が放送されます。
 
NHK教育
ETV特集
「原爆と沈黙〜長崎浦上の受難〜」
http://www4.nhk.or.jp/etv21c/x/2017-08-12/31/3035/2259590/

放送日:8月12日
放送時間:午後11時00分〜 午前0時00分

再放送:8月17日 午前0時00分〜 午前1時00分

坂井貴司
福岡県
E-Mail:donko at ac.csf.ne.jp
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「郵政民営化は構造改革の本丸」(小泉純一郎前首相)
その現実がここに書かれています・
『伝送便』
http://densobin.ubin-net.jp/
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