[CML 047565] 関西救援連絡センターニュース 2017年4月号

shoichi matsuba mauricemerleau at yahoo.co.jp
2017年 4月 10日 (月) 23:12:17 JST


第332号 2017年4月
関西救援連絡センター
〒530‐0022大阪市北区浪花町11‐14
   電  話 06-6372-0779
   振替番号 00910-2-73915
発  行  隔月刊(原則として) 
賛助会費  月 額 1口   500円
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■共謀罪をもう一度廃案へ
安倍政権のやりたい放題を許すな

 四月六日、共謀罪が審議入りし、午後の衆院本会議で金田勝年法相は「犯罪の国際化や組織化の状況に鑑み、所要の法整備を行うものだ」と法案の趣旨説明を行った。
 政府は、既に衆院法務委員会に付託されている強姦罪の重罰化などを内容とする刑法の一部改正案の審議より先に「共謀罪」を審議することを公明党に了承させ、週明け十一日から共謀罪審議を始めてGW前に衆院通過、六月十八日の会期末までに成立させようとしていた。そのために七日金の衆院法務委員会で審議中の民法改正案を可決させる予定だったが、採決は十一日以降に持ち越された。十日、自民・民進両党国対委員長は、十四日に衆院法務委員会で提案理由説明を行う日程で合意した。ただし実質審議入りは十八日以降となるようで、四月中の衆院通過は困難な情勢となっている。
 また現在、反対の動きが表面化してきており、「共謀罪」新設に懸念を示し、撤回や慎重な対応を求める地方議会の意見書は四四件におよび、衆参両院や安倍首相に提出されている。
「テロ対策」の嘘
 安倍政権は、「共謀罪」がないと東京オリンピック・パラリンピックのテロ対策はできないと主張している。しかしこの法律で「テロ防止」ができるはずがない。むしろ世界で一番イスラエルに接近している安倍政権の動向こそがテロを呼び寄せている。
 政府は、「共謀罪」は条約を締結するために必要だと主張するが、元々条約はマフィア対策であってテロ対策ではない。実際、当初出された法案には「テロ対策」の文言はなく、三月二一日の上程直前に「テロ対策」という文言が付け加えられたにすぎない。しかも、対象犯罪の絞込みを含め、「テロ対策」であることの根拠はまったく示されていない。
捜査機関は信頼できるのか
 かつて平沢勝栄は、「共謀罪導入は警察を信頼するかどうかという問題だ」といったが、まさしくそうである。先日、最高裁で違憲判断が出るまで、警察はGPS捜査は違法ではないとうそぶいてきた。さらには違法捜査ではないと言いながらその実態を秘密にしてきた。
 盗聴対象が拡大され、司法取引も導入された現在、共謀罪の成立は、警察が新たな犯罪を作り出すことを認めることになる。
 「共謀罪」を成立させてはならない。
 時代は正念場を迎えている。
共謀罪を再び廃案へ!

◆共謀罪関係の情報は下記にアップされています!
共謀罪あかんやろ!オール大阪 facebook
https://www.facebook.com/%E5%85%B1%E8%AC%80%E7%BD%AA%E3%81%82%E3%81%8B%E3%82%93%E3%82%84%E3%82%8D%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%AB%E5%A4%A7%E9%98%AA-292449824507200/
”共謀罪”を4度目も廃案にさせるAll京都facebook
https://www.facebook.com/stopkyoubouzai4/
共謀罪反対イベント http://netarob.wixsite.com/himitsu-kyobou/blank-2

◆共謀罪関係の催し
★京都弁護士会主催 「共謀罪の制定を阻止する市民集会in京都」
4月16日(日)13:30〜15:00 円山公園野外音楽堂 → デモ
講師:海渡 雄一さん(弁護士、日弁連共謀罪法案対策本部副本部長) 
   高山佳奈子さん(京都大学教授、共謀罪法案の提出に反対する刑事法研究者の声明呼びかけ人) 
主催 京都弁護士会(お問い合わせ:075−231−2378)/共催 日本弁護士連合会
詳細は以下のURLで:https://www.kyotoben.or.jp/event.cfm#114

★話し合っただけで捕まる!? 共謀罪法の危険
4月16日(日)13:30〜16:30 西成区民センター
(地下鉄四ツ橋線「岸里」下車すぐ 地下鉄堺筋線、南海本線・高野線「天下茶屋」下車 徒歩5分)
講演:谷 次郎弁護士(大阪弁護士会)

★「共謀罪を考える」勉強会
4月20日(木)19:00〜21:00 茨木市福祉文化会館202号室
  講師 永嶋 靖久弁護士 
  主催 「共謀罪を考える」勉強会実行委員会 連絡先06-6846-8302(戸平)
4月21日(金)18:30〜20:45 枚方さんぷらざ3号館5階第3集会室
  講師 永嶋 靖久弁護士 
  主催:平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会

★『プレ“共謀”の日』三宮リレートーク
4月22日 16:00〜17:00 三宮センター街東側入口辺り
学習会17:30〜 神戸勤労会館  4階404室(講習室)
   △永嶋靖久さん(大阪弁護士会) から法律上の問題点、
   △服部良一さんから政府・政党の動向などについて
呼びかけ/あぱけん神戸(アルバイト・派遣・パート非正規等労働組合)電話:078-360-0450

★4月23 日( 日)は「一億三千万人 共謀の日」
呼びかけ:共謀罪の創設に反対する百人委員会
HP:http://home.kanto-gakuin.ac.jp/~adachi/committee/committee.htm

★関西共同行動連続講演会Α                
許すな!「共謀罪」 内田博文さん講演会
 5月9日(火)19:00〜 エルおおさか709号室
 講演:内田 博文さん(九州大学名誉教授) 資料代:800円

★大阪弁護士会主催 共謀罪反対大集会&デモ
5月21日(日)14:00〜15:00集会 靱公園


■和歌山カレー立会・PC国賠訴訟 控訴審第5回口頭弁論報告
 三月三日の口頭弁論では、被告・国が、準備書面を陳述した。
 準備書面の主な主張は、「六十分を超えて面会が許可されている事例があっても、六十分を超える面会時間が当然に許可されるものではない」「パソコンの使用制限は、刑事施設の管理運営上必要な制限として合理的なものである」「再審請求弁護人によるパソコンの使用を認める措置を講ずる義務を定めた法令の規定はない」「引用されている大阪地裁の判決は、被告人と刑事弁護人の接見交通権に関してであり、死刑確定者と再審請求弁護人には準用されない」である。


■和歌山カレー事件再審請求 和歌山地裁は請求を棄却
 三月二九日、和歌山地裁は再審請求を棄却した。昨年九月十六日以降は、一切の書面を受け付けず、面談の申入れにも応じなかった。そのため、このままでは公正な判断がなされる可能性はないと考えざるを得ず、弁護団は、浅見健次郎裁判長および田中良武・藤田洋祐裁判に対し、今年に入って二度に亘る裁判官忌避を行った。
 決定書は、百九十頁余り。中井鑑定に対しては、異同識別鑑定の証明力が減殺されたと認めながらも、「林眞須美が犯人であることは揺るがない」し、山内鑑定に関しては、高名な学者の鑑定だからというだけの理由で鑑定は信用できるとした。
 また、主張されていない事実を持ち出して判断しており、弁護団からは「林眞須美を犯人と特定する新しい認定を行っており、新たな判決ともいうべきもの」「裁判所の決定は、科学への挑戦である」とのコメントが出された。
★四月三日 即時抗告、舞台は大阪高裁へ!
 中井泉・山内博に民事訴訟を提起!


■安倍靖国参拝違憲訴訟
大阪高裁は棄却判決

 二月二八日午後二時、大阪高裁で判決の言渡しが行われた。原告らは事前に判決要旨の読みあげを要請していたが、主文のみの読み上げとなった(大阪高裁第9民事部裁判長/松田亨、裁判官/田中義則・檜皮高弘)。
 全十頁の判決文のうち、裁判所の判断は三頁のみ。
 高裁判決は、地裁判決の三ヶ所を変更し、二つの追加を行った。以下は判決の概要である。
‘盂嫣輙大臣の地位にあるものの参拝の影響力について、地裁判決が一定認めていた部分を削除
∈嚢盧曚糧塾磴魄用した「最高裁平成一八年判決と同様に……」の部分を削除
「裁判所が、ある事件に関し、公務員の特定の職務執行行為が違憲であると判断しても、その後の社会情勢の変化や国民の権利意識の変化等によって裁判所の判断が変わることもあり得る……」の部分を削除
な刃妥生存権について、理由を明らかにしないまま、「……しかし、控訴人らが限定的に定義した平和的生存権についても、その権利の内容は明確でなく、およそ不法行為による損害賠償請求や差止請求の根拠となるような具体的な権利ということはできない」と結論のみを追加
シ法判断をしなかった理由については補足として、「控訴人の権利は法的保護されるべき利益が認められない以上、判断する必要がなく、我が国の裁判所による憲法適合性の判断は、具体的事件を前提とし、その結論を出すにあたって必要な場合に、かつ、その限度で行われるものである……」と追加
 当日午後六時半から開催された集会で、この削除および追加は、上告されたときに備え一審判決の表現を無難な表現にしたのではないかとの分析が報告された。
 三月十日、二七七名により上告された。
【抗議声明】
 本日(2017年2月28日)、大阪高裁は安倍首相靖国参拝違憲訴訟において、不当な控訴棄却判決を下した。
 そもそも本件参拝は、憲法第20条に明確に禁止されている国家機関(内閣総理大臣)による宗教活動であることは明らかであり、違法な参拝を受け入れた靖国神社は戦没者を英霊と意味づけることによって国民に対して英霊につづいて国と天皇のために命をささげることを促す戦争準備施設である。したがって、本件参拝は原告(控訴人)らの内心の自由形成の権利・回顧祭祀に関する自己決定権などを侵害するのみならず、平和的生存権を犯していることも明らかである。本件参拝は、けっして「人が神社に参拝する行為」一般に解消できるものではない。
 判決は、たとえ控訴人らが被っている明確な人権侵害を認める勇気を持たなかったとしても、違憲・違法な参拝が繰り返される現状に対して、憲法判断を示してこれをとどめるという裁判所が果たすべき基本的責務さえをも放棄するものであり、われわれは到底これを容認することはできない。また、われわれは、安倍政権が本件参拝を戦争準備として行ったことを原審・控訴審を通して数々の証拠を示して証明してきた。しかるに、判決は、こうした安倍参拝の本質を全く見逃している。
 かつて愛媛玉ぐし料訴訟最高裁判決に際して尾崎行信裁判官が「今日の滴る細流がたちまち荒れ狂う激流となる」という警句を以て違憲行為の早目の阻止を示したことや、小泉靖国参拝違憲訴訟福岡地裁判決において亀川清長裁判官が、違憲性の判断回避は行政の違憲行為を放置することになるからとして「当裁判所は、本件参拝の違憲性を判断することを自らの責務と考え」るとしたような憲法擁護の責務を果たす気概は現在の司法には存在しないのだろうか。われわれは、こうした司法の現状に怒りを超えて悲しみさえ覚える。
 われわれは、この判決を到底容認することはできない。これに対して、強く抗議するとともに、戦争を志向し人権を侵害する行為を見逃さない司法が確立し、今後、閣僚らの靖国参拝が永遠にとどめられるまで、闘いをやめないことを宣言する。
2017年2月28日 安倍靖国参拝違憲訴訟の会・関西
* * * *
★ノーハプサ靖国合祀取消訴訟
第十一回(東京地裁一〇三号) 四月二五日(火)午前十時半
第十二回(東京地裁一〇三号) 七月四日(火)午後二時

★安倍靖国参拝違憲訴訟
 東京地裁判決に注目を! 四月二八日(金)午後四時半


■公判日程
4月27日16時  情報開示裁判(森友学園売買契約書)*※1 大阪地裁(民)第2回
5月12日10時  白バス弾圧ガサ国賠訴訟          大阪地裁(民)弁論
5月16日11時半 マイナンバー違憲訴訟・大阪        大阪地裁(民)第6回
5月19日11時  大阪・花岡中国人強制連行国賠*      大阪地裁(民)第7回
5月23日11時  手錠・腰縄国賠              京都地裁(民)203号
5月26日13時半 和歌山カレーPC国賠           大阪高裁(民)
5月30日15時  「戦争法」違憲訴訟*           大阪地裁(民)第3回
6月19日15時  反ヘイトスピーチ裁判(在特会)     大阪高裁(民)判決
6月22日13時半 反ヘイトスピーチ裁判(保守情報)    大阪地裁(民)本人尋問
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*は傍聴券が抽選になる可能性の高い裁判です。
※1:近畿財務局への情報公開に対する不開示処分取消請求裁判
現在、近畿財務局(背任)の刑事告発も行われている(4月5日大阪地検特捜受理)


■催し物
★京都・当番弁護士を支える市民の会 新歓セミナーのご案内(参加費無料/申込み不要)
6月3日(土)14:00〜
こどもみらい館(第2研修室) 京都市中京区間之町通竹屋町下るTEL 075-254-5001(代)

再審請求から考える刑事裁判・刑事弁護〜鹿児島・大崎事件から〜
お話:鴨志田 祐美さん (鹿児島県弁護士会、大崎事件再審請求弁護団事務局長)
 新歓セミナーでは、例年刑事弁護の第一線で活躍されている方をお招きして、お話を伺っています。今回は、鴨志田 祐美弁護士です。鴨志田弁護士は、現在、鹿児島地裁に第3次再審請求審が継続中の「大崎事件」の再審請求弁護団の事務局長として、再審請求に取り組まれています。
 「大崎事件」の再審請求を通して見えてくる日本の司法の現状、そして刑事弁護に求められているものをお聞きしたいと思います。皆さん、ぜひご参加ください。

★陪審制度を復活する会連続セミナー第18弾
刑事事件と弁護 〜あなたも「犯罪者」にされる?〜
場 所:大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)
時 間:毎回13時半〜16時半
参加費:1回1000円〔学生500円〕
主 催:陪審制度を復活する会 連絡先:樺島法律事務所TEL. 06‐6365‐1847 E-mail: m-kaba at kabashima-law.jp
第2回 5月13日(土) ドラマにおける冤罪事件」南条 好輝氏(俳優・脚本家)
第3回 6月10日(土) 「2020年までに死刑廃止を― 日弁連人権擁護大会宣言と今後の活動を聞く」
堀 和幸氏(京都弁護士会・日弁連死刑廃止検討委員会副委員長)
第4回 7月8日(土) 「児童虐待が疑われる事件の弁護を担当して思うこと」高見 秀一氏(大阪弁護士会)
第5回 8月19日(土)「火災事故が放火事件に!― なぜこの事件が雪冤までに21年もかかったのか」
青木 惠子氏(東住吉事件冤罪被害者)/	青砥 洋司氏(大阪弁護士会・青木弁護団弁護人)
◆詳細は、以下のHPでご確認ください。http://baishin.blog.fc2.com/



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