[CML 045080] 「ベルリンに一人死す」のは庶民なり ハンス・ファラダの40年代
大山千恵子
chieko.oyama at gmail.com
2016年 9月 23日 (金) 12:39:35 JST
「ベルリンに一人死す」 <http://www.fben.jp/bookcolumn/2015/05/post_4309.html> ハンス・ファラダ
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%A9%E3%83%80>
みすず書房 <http://www.msz.co.jp/book/detail/07703.html>
ショル兄妹による白バラの抵抗運動って大学生だし、国防軍のヒトラー暗殺計画って伯爵だかなんだか高級軍人。
庶民の抵抗を描いた作品として映画で、昨年は音楽好きの家具職人の暗殺計画映画
<http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama/e/7125e26b4b03d2a0632b8496db613ddb>
があったが地味。
むかし池田浩士さんが紹介してたクヴァンゲルたちの抵抗 <http://ameblo.jp/arbrcr/entry-11467626079.html>
を表した本の全訳。なんとハンス・ファラダ
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%A9%E3%83%80>
は人気作家だったせいか、登場人物の人物造形がすばらしい。
4300円もするが、みすず書房 <http://www.msz.co.jp/book/detail/07703.html>の最高傑作。
------------ 目次 緑字は千恵子メモ -----------------
第一部 クヴァンゲル夫妻 7 アーリア化って、ユダヤ人の上を没収すること なんという言葉の使い方だ
第二部 ゲシュタポ 175 ゲシュタポ刑事の描き方も、うまい
第三部 形勢逆転 343 密告のおそろしさが、じわじわ
第四部 最期 552 死刑囚のようすが胸を打つ 泣いた
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大山千恵子
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