[CML 045470] しゃらくせぇ!城﨑 裁判員の裁判の奇妙

大山千恵子 chieko.oyama at gmail.com
2016年 10月 31日 (月) 08:41:47 JST


*しゃらくせぇ!城﨑裁判員の裁判の奇妙*

わたしが傍聴したのは9月の『俺がテロストだと、しゃらくせぇ!城﨑裁判は、理不尽な裁判だ!集会』が、きっかけ。現地ジャカルタで共同通信支局長をしていた浅野健一さん、救援連絡センター代表の足立昌勝さんの話などを聞くにつれ、「しゃらくせぇ」というのは城﨑勉さんの魂の叫びだと思ったのさ。

*30年前の砲撃事件で米FBIに捕まって20年近く刑務所に服役し、強制送還。すでに出汁殻の、古びた証拠を使って、殺人未遂など裁判員裁判にかける検察。この裁判は、憲法39条「一事不再理」違反だ。*

2日間は大きな法廷なので、なんとか籤に当たって傍聴できた。*便所サンダル*
を履いているのに驚愕。靴モドキやネクタイモドキを貸すはずなのに、要らないと断ったと。しゃらくせぇ精神か。その後は、ずーっと狭い警備法廷。

検察側は20人以上もの証人を立てたが、通訳の大誤訳もあって、かなり心配。はたして公平な裁判ができるのだろうか。裁判員さまさまを慮って、裁判長は予定通りに進めていく。茶番を真面目にやってるようすは、なんだかなあ。

本人尋問。城﨑さんは声が小さい。上杉崇子弁護士の質問にも、いまいち反応が鈍く答えが出てこないなど、
*米国30年、理不尽な日本での一年半の接見禁止の、拘禁症状がでているのではないか。*
交代で入った傍聴者からの、後の受け答えを聞くと、午後は慣れてきて持ち直したようだ。よかった。

報道では日本赤軍だと喧伝されているが、彼は日本赤軍に入ったことはないと言っている。何回も誘われたけど断っていたら「お荷物」になったんだって。そしてPFLPに入る。

だったら違うじゃない。
*そもそも日本赤軍の事件じゃないジャカルタ事件。検察側証人いわく「花火に毛の生えたようなもの」。へたっぴ4発失敗。そんなのを擦り付けられたら二重に失礼千万。*

もうすぐ判決だが、無罪を勝ち取っても検察は控訴するだろう。そういうところは親分米国を見習わないんだ。やなかんじ。

苦しみ抜いて獄死させられた丸岡修さんにしても、府中医療刑務所で癌と闘っている重信房子さんにしても、
*国家権力は反逆者を生きて出させない「悪意」を感じる。ダッカ事件の報復。*

朗報。接見禁止が解除になった。手紙、書籍、現金など差入れできる。面会も可能だが一日一回(意地悪)なので暫くは支援会が調整とのこと。

*わたくし、還暦にして「東拘接見デビュー!」だわん。*

*クリエイティブ・コモンズ
<http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%BA>にて、転載。救援連絡センター
<http://www.toben.or.jp/message/libra/pdf/2007_6/p14_15.pdf>発行「救援」紙の、2面の連載コラムより*

 *大谷恭子弁護士
<http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama/e/39cdbad07f5905874e9cb0de9c858f2e>の
「現代の拷問 - 施錠された独房の中での苦悶死」のくだりは、涙が止まらなかった。*




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大山千恵子
ブログ 「千恵子@詠む...」 毎日更新http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama


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