[CML 045407] Re: 沖縄・高江:米軍ヘリパッド建設に反対の市民を警察がひき逃げ

ohata ohata-yu at r5.dion.ne.jp
2016年 10月 25日 (火) 18:33:21 JST


大畑です。


9月25日名護署より現場検証の調書ができたので、事情聴取したいと連絡があ
り、 日程調整の結果、10月11日に事情聴取となりました。
開始するなりすぐ相手の運転手の名前・生年月日、所属がプリントして渡
され、提出していた事故当時着ていたTシャツも返却されました。(汗のついた
ままで心配していたのでが、カビてなくて安心しました)

今後担当窓口が機動隊になるのか(普通は事故を起こした機動隊)、その上の警
備本部になるのか、問い合わせているがまだ回答がないので、1週間以内にはど
こが担当になるのか連絡するので、今後はそこと話してもらいたい、とのことで
した。

事情聴取は1時間半ほどで終わり、事故証明は今月中にはできるので来月以降
(11 月1日以降)自動車安全運転センターに郵便で申請することもできるが、必
要でないときもあるので、そのへんは相手方と確認してから申請したほうがい
い、とのことで、この日はこれで終わりました。

翌10月12日、高江N1ゲート前での一斉行動に参加していると、県警から委託さ
れたという保険会社からいきなり電話があり、書類を送るので記入して返送して
ほしいとのことでした。治療費、薬代、通院費は払うがそれ以外は予定な
いというので、名護署に呼ばれたり、弁護士に会いに行ったりして経費もかかっ
ていることを伝え、弁護士と話してほしい旨伝えました。

弁護士と連絡をとり、送られてきた書類は弁護士に転送しました。
賠償するということは事故を認めたことになるので、大きな山は越えたと考
えております。ある弁護士は事情聴取も年末か年度末かになるのでは、という人
もいたのですが、早い展開となり、安心しております。これも皆様から支援の賜
物と感謝致します。

ただ、事故を起こした機動隊員の刑事責任がどうなるかという問題もまだありま
す。

ひき逃げした場合、つまり道路交通法第72条に反すると、負傷者の救護と危険防
止の措置違反 【10年以下の懲役及び 100万円以下の罰金】、救護を怠ると【10
年以下の懲役及び100万円以下の罰金】事故報告の義務違反【3ヶ月以下の懲役及
び5万円以下の罰金】、現場にとどまる義務違反【5万円以下の罰金】、過失運転
致死傷罪 【7年以下の懲役・禁錮又は 100万円以下の罰金】とこれらの罪に当
たるそうですが、今回いきなり賠償に入ったのは、ちゃんと賠償しました、反省
してます、ですから起訴はご勘弁を、というアリバイづくりではないかと勘ぐっ
てしまいます。

行政責任でも、ひき逃げをすると、救護義務違反で違反点数が35点になり、免許
取消、その後3年間免許取得ができなくなり、傷害事件の場合13点が加わり5年間
となるそうです。

これだけ重たい罪を犯したわけですから、しかも周りの機動隊員もそれに加担す
るような行為があったわけですからきちんと罰せられなくてはなりません。


また、今回の事件・事故に関してましては多くの方からカンパもいただき、安心
して対応することができました。感謝申し上げます。まだ具体的な賠償額、慰謝
料はわかりませんが、賠償自体は確実なので、いただいたカンパは全額高江
での活動にカンパさせていただきたいと思います。経費をのぞいた慰謝料もその
ようにさせていただきたいと思います。具体的なカンパ先は現場の方と相談して
決めたいと思いますので、結果はまた報告させていただきます。




On Thu, 8 Sep 2016 20:24:17 +0900 (JST)
ohata <ohata-yu at r5.dion.ne.jp> wrote:

> 大畑です。
> 
> ご報告遅れましたが、7月21日に高江テント近くで起きた機動隊による「ひき逃
> げ事件」の現場検証が、8月31日に実施されました。県警は初め明らかにやる気
> がなかったのですが、みなさんのご支援により、現場検証をさせることができま
> した。まずは一歩前進ですが、弁護士によると楽観はできない、とのことです。
> 

-- 
ohata <ohata-yu at r5.dion.ne.jp>


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