[CML 045326] アメリカ大統領選第 4 弾論評(下 ) 覚書  塩見孝也

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2016年 10月 17日 (月) 14:25:46 JST


● 大勢はヒラリー。追い込みで、もっと差が出るであろう。支持率50パーセントを
超えるのではないか。スイング・ステイト(接戦州に進出)でも優勢に進めている。 
 トランプは決定的な女性差別のスキャンダルをメディヤによって暴露された。被害当
事者の女性達が頻繁に告発し続けている。共和党議員達の支持撤回、支持否定者が輩出
し続けている。中にはヒラリー支持者も出て来ている。下院と上院で、民主党支持議員
が進出することが予測され始めている。 
● 「トランプ現象とは何か?」を改めてまとめて見る。ワスプ、そこに属する労働者
、低賃金労働者のアイデンティ−、居場所の喪失。居場所を求めてのあがき、もがき、
自己復権要求を募らせる。トランプはこのアイデンティ−喪失、居場所を求めてのあが
きに立脚しようとして来た。 
 30年代であれば、トランプの動きは、ファシズム運動を勃興させる導火線となったか
も知れないが、現代資本主義体制の下ではそうはならない。「植民地体制なき資本主義
(帝国主義)」は「資本主義の第3段階である新自由主義(利潤追求第一主義)のグロ
−バリズム資本主義が主流となる段階の資本主義」である。トランプはこの段階から逃
れることは出来ない。 
  トランプはこの段階(そこでの、アメリカ資本主義の世界支配の弱化を)に対して
、「グローバリズム反対」「アメリカ第一」をがなるだけで、妥当な政策を出すことは
出来なかった。実際は、人種・民族・先住民差別、障害者差別、性差別を居直リつつ、
更なる搾取・収奪を強めて行かんとする。 非合理な一人よがりの妥当性無き無知とも
いえる彼のビジョン、政策への固執は暴言の連発となり、その正当化、居直りは彼をし
て、益々自縄自縛状態に陥らせ、孤立させて行っている。 
 「居場所を求めての復権要求」はイギリスでは僅差ながら実現したが、アメリカでは
、目的意識的な諸カウンターが準備され、トランプは、今や一定数の固定的支持者を有
すだけの存在になりつつある。 
●「史上最低の大統領選」という批評は間違っている。大統領の資質、資格には、様々
な政治、政策やこれまでの人生の送り方の分野で現れてくる、人間性・人格性(品格)
についての国民、民衆の検証作業は避けて通れない。闘いは常に、相手を無視し、超然
と振舞うわけには行かない。闘いの成行き、良き闘いか否かは、相手次第で決まるとも
言われているが、−−ヒラリー氏にとっては、不運、残念なことかもしれないが、−−
トランプが相手であれば、仕方のないことであり、「史上最低の大統領選」という評判
は、選挙戦の追い込みの段階や選挙後のヒラリー氏の大統領としての政治の如何によっ
て、払拭されて行くであろう。それまでは「人のいうに任せよ」で良いと思う 
●大統領選で留意されるべき二点について。 
 一つは肯定面とも言えること。一年半に及ぶ選挙闘争は、世界に類を見ない、下から
、底の底から、国民、民衆の政治意識を掘り起こし、鍛えてゆく。特に今回は、百家争
鳴で、いろんな論点が摘出され、論争されて行った。「何年に一回かの資本家政府リー
ダーを取り替えてゆく儀式に過ぎない」「ブルジョア民主主義の偽善性を覆うイチジク
の葉っぱに過ぎない」と傍観するだけで済ますことは出来ない。 
 もう一つは、しかし、1年半の長期に及ぶ大統領選は、「敵対関係」にある諸国にと
ってはその隙を利用できる絶好のチャンスと言える。朝鮮国の度重なる核実験、核武装
は、姑息極まりないが、この隙を衝いた所業と言える。 
 「第二のキューバ危機」的様相が、南北の朝鮮国、韓国、日本国、アメリカ国を覆い
始めて来ている。 
 しかし、朝鮮国が、≪先軍政治≫以来、≪唯武器論≫に陥り、核、核兵器を弄び、戦
争と核戦争の挑発者、放火者の役割を果たしていることは確かな事として、しっかりと
確認されるべきであろう。 
●僕は、民主党ヒラリー氏(派)を「高く評価する」と言った来たが、あくまで、これ
は、トランプに対しての相対的な評価の表明であって、それも内政分野に限ってのこと
であって、断じて、支持表明をしているわけではない 
 ヒラリー氏は今後生まれる民主党政権の世界政治戦略、外交戦略を未だ明らかになっ
ていないし、それを見てゆかないとなんとも言えません。 
 僕は、依然として、マルクス主義の世界観、唯物史観、マルクス主義経済学(資本主
義批判)に立脚する世界同時革命、帝国主義と官僚制国家資本主義の同時打倒、世界社
会主義共同体、人類共同体創出の大理想、大戦略をしっかりと堅持している。この見地
で、国際プロレタリアートにとって、どの候補者が利益となるか、を論じてきたのであ
る。 
● ・朝鮮半島、極東、アジア・太平洋の諸国を巻き込んだ、目下の第二の「キューバ
危機」の様相を呈している事態に対する回答として、これらの関係諸国のプロレタリア
ートにとって、今こそ<反戦争、反核戦争>の共同連帯の行動を巻き起こすべき時期で
あると考える。 
   ・<9条改憲阻止、反核=≪核無き世界≫の創出>の闘いの基本方向を日本国民、
日本民衆は貫いてゆこう。 
 現安倍政権を始めとする保守反動勢力は「憲法9条も原爆体験も<不磨の大典>とし
て遇してはならない。情勢が変化すれば、改憲や核武装も(実質)肯定されても良い。
」と言う。 
 これに対して、僕等は、断固として、次のように言い切らねばならない、と考える。
 
 「憲法9条と反核」の見地、立場はまさしく、何十年、何百年、何千年、否、永遠の
射程で、日本日本民衆が進んでゆくべき針路を赤々と照らし出してくれる<灯台>のよ
うなものである。」「それ故に≪憲法9条と被爆体験は、日本人、日本民衆を導く、必
要不可欠な<不磨の大典>とみなされて来た。今後もそうみなされるべきである。」「
情勢の変化に左右されて、国の在り様の基本をコロコロと変えてゆくのは、樹を見て、
森を見ない近視眼者の態度である。」「日本人、日本民衆は百年も千年も生命力を持っ
て、適応できる貴重極まりない<不磨の大典>を既に持っている。今、必要とされてい
るコトは、その大切さ、幸せさを更に深く、深く自覚してゆくコトなのだ」と。 
 <灯台>がなければ、日本人は進むべき針路が、分からず、かつての如く再び、暗黒
の戦争の海に漂流し、難破してしまう。」「改憲、核武装(実質容認)は<樹を見て森
を観ない>近視眼者の言でしかない」と。 
●この大教訓、大理想、大使命を片時も忘れていない立場から、ヒラリー政治、もうす
ぐ生まれるであろうヒラリー民主党新政権に提言しなければならない。又その意見のな
かに決して、ヒットラー・ナチスに対する妥協、宥和のチェンバレーン政治の様な、モ
ノは含まれていない事。 
提言の基本見地は、国家、国境を越えて、反戦・平和、革新、革命のプロレタリアート
を中心とする人民大衆の国際連帯の追及が心棒となること。 
 日本とアメリカは、この唯一の<被爆国>に対して、<唯一の原爆使用国、≪加爆国
≫>という相関の運命、絆でで結ばれている。 
 朝鮮国、韓国、日本、アメリカのプロレタリアートは、<第二のキューバ危機>の様
相に対して、揃って、反戦争、反核戦争、自国帝国主義打倒(と官僚制国家資本主義打
倒!)革命的祖国敗北主義!のプロレタリア国際主義の原則の旗を高く掲げなければな
らない! 
 何故、ゲバラは革命成立直後なのに日本を訪れ、広島に行ったか?!何故,フィデル
・カストロも広島を訪れたか。?!彼が安倍首相を迎え、「キューバは貴方方と同じよ
うに<核無き世界>を追求している>と言った。これにはウソは全く無い物と思われる
?! 
 それは、1962年、キューバが、J・F・ケネディー指導するアメリカと一触触発
の核戦争の危機に遭遇していたこと。これは、旧ソ連首相、フルシチョフの軽薄なキュ
ーバ核(ミサイル)持込み要請に端を発している。カストロやゲバラは、まだ若く、血
気壮ん、勇敢ではあったが、その是非を判断を出来ず、フルシチョフに従った。しかし
、下手をすれば、キューバ国民・人民全員を絶滅の危機に晒すことになる。そればかり
か、全世界の人類や地球を破滅の危機に落とし込む現実を内包していた。続く。 

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