[CML 045761] IK改憲重要情報(169)
河内 謙策
kenkawauchi at nifty.com
2016年 11月 23日 (水) 15:54:39 JST
IK改憲重要情報(169)[2016年11月23日]
私たちは、内外の改憲をめぐる動きと9条改憲反対運動についての情報を発信しま
す。
(この情報を重複して受け取られた方は失礼をお許しください。転載・転送は自由で
す)
弁護士 市川守弘、弁護士 河内謙策
連絡先:〒170-0005東京都豊島区南大塚3-4-4-203 河内謙策法律事務所電話
03-6914-3844,FAX03-6914-3884
河内が参加している「南シナ海問題署名運動」のサイトは以下のとおりです。
http://www.southcs.org/
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(以下の見解は、河内の見解です。市川の見解は必ずしも河内の見解と同一ではあり
ません。御了解ください。)
気になる3つの噂・情報
世界が激動していることを感じる毎日です。
この世界をリアリズムの精神で分析しようとすれば、真実かどうか分からないが、
ひょっとすると本当かも知れない、と思う噂・情報に接することになります。このよ
うな曖昧情報を切り捨てず、また簡単に真実かどうかの結論を出さずに考え続けるこ
とが重要ではないでしょうか。
以下、私が判断に困っている情報を3つ紹介させていただきます。
第1。11月23日付「夕刊フジ」を見てびっくりしました。
加賀孝英氏が先日の安倍・トランプ会談に関連して「先週末以降、各国情報機関が
慌ただしい。「トランプ氏が、中国との激突も辞さない強硬政策を決断した」「安倍
首相にも協力を求めたようだ」という極秘情報が流れているからだ」
という情報を紹介しています。情報源は「米情報当局関係者」ということです。
この根拠になる情報として、複数の「米軍、米情報当局関係者」が次のように述べ
たことが紹介されています。
「国防総省と軍は、オバマ政権の「対中腰抜け政策」に激怒していた。彼らは常
に、南シナ海や東シナ海で、中国への強硬策を進言してきたが、オバマ政権は口だけ
で逃げた。米国のアジアでの威信は地に落ち、混乱した。オバマ政治を継続するヒラ
リー氏は容認できなかった」ので、トランプ逆転に向けてFBIなどと共に、国防総
省と軍周辺が動いた、という。
第2の情報として、野口裕之氏が、中国の軍事クーデタの可能性を指摘しているこ
とがあげられます。
野口氏は、中国人民解放軍の中で「最精強」をほこる中国・東北部の「瀋陽軍区」
が核武装して、北京に対し権限強化をはかりたいが北京が許さない、そこで、核実験
の原料や核製造技術を北朝鮮に流し、または北の核技術者を
「瀋陽軍区」内で教育・訓練し、「自前」の核戦力を造ろうとしている。しかも、そ
の核戦力は日米ばかりか北京にも照準を合わせている可能性がある、との情報を紹介
しています。
http://www.sankei.com/premium/news/161010/prm1610100010-n1.html
第3の情報として、北朝鮮関連情報です。米軍が北朝鮮を軍事制圧する作戦を準備
中であるという情報は、既に皆様にお伝えしていますが、今度は、中国が北朝鮮を軍
事制圧するという情報です。
やや古い情報ですが、長谷川慶太郎氏は、「Voice」2016年6月号で、以下のよう
に述べています。
「人民解放軍の[北朝鮮に対する]介入に関しては、アメリカも了解ずみである。今年
2月、アメリカを公式訪問した中国の王毅外相(外交部長)がケリー国務長官とワシ
ントンで米中外相会談を行い、北朝鮮への対応について確認を行った。さらに3月31
日、同じくワシントンで開催された核安全保障サミットでは、オバマ大統領と習近平
主席が会談し、その席でオバマ大統領は中国の介入に対してエンドースメント(是
認)を与えている。
このとき、アメリカは中国へ2つの条件を提示した。まず、北朝鮮の占領は短期間
とすること。次に占領に当たっては金正恩一人を取り除き、後は現状を維持する考え
で一致した。」
以上のような情報に接すると、国際政治を分析することが嫌になってしまいます
が、それは日本国民の国際政治の現実を見たくない病に自分も侵されているからでは
ないか、と自戒しています。
それから、上記の情報は、すべて国際的な情報機関の抗争がらみの情報ですが、国
際的な情報機関(要するにスパイ)については、最近の以下の本が参考になります。
*手嶋龍一「汝の名はスパイ、裏切者、あるいは詐欺師」(マガジンハウス)
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以上
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