[CML 045597] IK改憲重要情報(164)

河内 謙策 kenkawauchi at nifty.com
2016年 11月 9日 (水) 16:58:15 JST


IK改憲重要情報(164)[2016年11月9日]



私たちは、内外の改憲をめぐる動きと9条改憲反対運動についての情報を発信しま
す。

(この情報を重複して受け取られた方は失礼をお許しください。転載・転送は自由で
す)



弁護士 市川守弘、弁護士 河内謙策



連絡先:〒170-0005東京都豊島区南大塚3-4-4-203 河内謙策法律事務所電話
03-6914-3844,FAX03-6914-3884



河内が参加している「南シナ海問題署名運動」のサイトは以下のとおりです。

http://www.southcs.org/

__________________

(以下の見解は、河内個人の見解です。市川の見解は、必ずしも河内の見解と同じで
はありません。御理解ください。)



   トランプ大統領当選をめぐって



 報道によれば、次期アメリカ大統領はトランプに決まりのようです。

 それで、やや気が早いかもしれませんが、以下に私の感想と問題提起を述べさせて
いただきたいと思います。



 まず、トランプの勝利をどうみるか、ということですが、私は、アメリカの民衆の
勝利だと思います。(私の現在まで得ている情報では、民衆運動の勝利ではないよう
です。)

 テレビの現地報道をみていて感じるのは、アメリカの支配層と民衆との

間の深い溝です。私の見たテレビでは

「アメリカには中間層はいない。金持ちと貧乏人だけだ」と言っていました。

そして、インタビューに出てきた何人かのアメリカ人が「クリントンは特権階級の見
方だ。彼らとわれわれは違う」と強調していました。

アメリカの民衆がCHANGEを求めて立ち上がったということでしょう。

もちろん、アメリカ民衆の今後の道は茨の道でしょう。



次に、日本の民衆運動として何をすべきかについて3点の問題提起をしたいと思いま
す。

まず第一に、全国各地で無数の討論会を開き、この情勢をどうみるべきか、

運動をどう発展させるのがいいのか、大いに議論すべきです。

 民衆運動の主人公は民衆です。民衆が議論をすることを回避し、一部の指導者が正
しい方針を出すのを待っているようでは、日本の民衆運動はスターリン型の民衆運動
だと言われるでしょう。



 第二に、沖縄の米軍基地撤去、安保

条約廃棄の運動を新しく創造的に発展させることです。

 トランプは、日本がもっと金を出さなければ米軍を引きあげると言っているので
す。日本の支配層は、おそらく「もっと金を出すし、日本の役割を増やしていいか
ら、アメリカは日本やアジアから引きあげないでください」と言うのでしょう。しか
し、日本の民衆は「どうぞ、ひきあげてください」と言うべきです。当然、中国はど
うするのだ、という声が日本の民衆の中から出てくるでしょう。私は、日本は、非軍
事的手段をフル動員し、日本の民衆ぐるみで中国と対決する、というべきだと思いま
す。



 第三に、私は、日本の民衆運動を代表する大代表団を結成し、渡米し、国務省、ペ
ンタゴン、トランプ陣営にアタックすべきだと思います。

 私の想像が間違っていたら許していただきたいのですが、今回のトランプの勝利に
より、アメリカの新しい勢力と日本の民衆運動との連帯関係を作り上げる必要が出て
きているように思います。



 以上は、試論ですので、皆様の御検討をよろしくお願い申し上げます。



            以上





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