[CML 043414] Fw: 日本科学者会議の「軍学共同について考える」シンポに参加して

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2016年 5月 16日 (月) 00:17:36 JST


転送です(さいたま市いしがき)

知人友人の皆さん方へ
                            杉浦公昭
平和こそ我が命
日本科学者会議の「軍学共同を考える」シンポに参加して2016年05月15日 
Posted by kyutono9 at 22:22 │Comments( 0 ) │ 科学者運動 │ 脱原発・脱核兵器 │ 平和と暮らし │ 軍事研究 
日本科学者会議の「軍学共同に
   ついて考える」シンポに参加して
                                                                        杉浦公昭
2016年4月24日午後、山梨県立図書館イベントスペースで開かれた「軍学共同」シンポにN生さんと参加しました。

これは、日本科学者会議(以後JSAと略す)関東甲信越地区第5回シンポジウムとして「どうなる日本 どうする日本」、「大学・研究所に広がりつつある軍学共同について考える」と題して開かれたものです。

2015年防衛省が「安全保障技術研究推進制度」を創設し研究課題の公募を開始するなど、「軍学共同」の動きが急速に進展してきました。

その背景には、兵器産業界の圧力による安倍政権の「戦争する国造り」と大学等研究機関への予算削減の政策によって、研究者が軍事研究に手を染めざるを得ない実態があります。

一方で、このような動きに抵抗する運動も始まっています。この運動をいかに拡げ多くの国民と連帯して「軍事化」を食い止めるかが今問われています。

そのために「軍学共同」とは何なのか自分の問題として捉え、相互に議論を深めることを目的としてこのシンポジウムが開かれました。

開始に当たって、茨城支部の小滝豊美JSA関東甲信地区担当常幹は、参加者を歓迎しました。そして大学・研究機関が「安全保障技術研究推進制度」に駆り出される背景を明らかにし、これに我々として如何に抵抗するかを考えるのがこのシンポの目的と言われました。

続いて講演1は、「軍学共同を望んでいるのは誰か-その底流にあるもの」と題して、井原聰氏(東京支部・東北大学名誉教授)の講演でした。

そこでは、「科学者の国会」とも言われた日本学術会議が発足当初、日本の学術が侵略戦争に協力した姿勢の痛切な反省から1950年「戦争を目的とする研究と教育には絶対にしたがわない決意の表明を会員の圧倒的多数で決議したこと。

しかしその後、政府の様々な圧力や誘導で変質されて行ったこと。それでも政府は気に入らず、日本学術会議を無視して「総合科学技術イノベーション会議」を内閣府に設けて国政を進めるに至っていること。

こうした経過を豊富な資料に基づきパワーポイントを駆使して話されました。

講演2は、浜田盛久氏(神奈川支部・海洋開発研究機構)が、「軍学共同の流れを押しとめるには」のテーマで話し、この軍学共同の流れは、敢えて言えば、科学者、学生、一般市民と連携した運動で押し留められると言い切りました。

そして彼は、凡そ「軍学共同、武器輸出、経済の軍事化などは、学生、市民社会にとって見過ごせない重大問題です。

市民や卒業生から大学や研究機関に対して軍事研究NOの声を集中してもらうように科学者が働きかければ、事態は必ず前進します。中でも学内では、学生との連携を重視する必要があります。

私も呼びかけ人の一人として、『軍学共同反対アピール署名』を集めています」と話しました。

次に地元JSA山梨支部の竹内智氏が「大学改革にまとわりつく軍学共同の影」について、現地の教職員組合活動などで経験した内容に触れながら報告されました。

最後に総合討論が行われました。

*科学者自らの研究に対して社会的責任を持って行くべきです。*核兵器、研究者の倫理、平和学などは、社会の中の暴力を無くす問題と繋がっている。

○学生、市民との共闘については

*市民は大学において軍事研究をして欲しくないと考えている。*市民、学生との連携は重要だ、どの様にして拡げていくか?安保法制の闘いの中で相互に話し合える場が出てくる筈。*市民との提携は、大学即ち研究者側から呼びかけていく必要がある。

○Dualuse技術の軍事と非軍事の区別については

*軍事研究として出費されている研究は、軍事利用技術となる。*軍事研究かどうかは、現実の流れの中で考えていく。*学術会議などで軍事研究の中身は、是々非々で対応していかざるを得ない。

○日本学術会議の在り方については

*学術会議会員は、発足当初は全国の科学者の選挙で決めていたが、現在は、自分の仲間を指名することになっている。選出制度が悪化している。改善が必要だ。


などの意見が出されました。

浜田盛久氏が40冊持参した『軍学共同反対アピール署名の会』発行の賛同者の署名・メッセージ集を、少しでも軽くしてあげることも考えて、Nさん共に各1冊買いました。


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