[CML 043387] 今日の言葉 ――蜷川さん、いつかあの世でお会いしたら、「老人劇団」ならぬ「ユーレイ劇団」をやりませんか?時どき現世に出没して、「人間をないがしろにして戦争したがるやから」をキョーハクしようではありませんか。

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2016年 5月 13日 (金) 18:33:33 JST


      Blog「みずき」:女性史研究者の米田佐代子さんの蜷川幸雄さんを送る言葉。愛情のこもった送る言葉です。こういう言葉
      こそ弔辞(といってよいのでしょうね)にふさわしい。美辞麗句で飾った弔辞などあれは死者を鞭打つ音にしか私には聞こ
      えない。

【まあ、その前に生きてる間は走らなくちゃ】
5月12日、演出家蜷川幸雄氏逝く。享年80。それほど彼の芝居を見ているわけではないわたしが感慨深いのは、彼が「65歳以上の
老人1万人」を公募して芝居をやるというのに応募しようかと思っていたから。今年初めにそのニュースを聞いたとき、わたしは電話
をかけて「81歳でも応募できますか」と聞いてしまったのです。蜷川さんはすでにシニアばかりの劇団を立ち上げ、公演もしておられ
ました。そこには80歳の方もおられたようですが、応募の時点で80歳を過ぎているというのはいなかったかもしれない。向こうは一
瞬沈黙し、でも「いやどうぞトライしてみてください」と言ってくれました。

そのとき、わたしは、らいてうの会の会長を辞めて役者になろう、と思ったのです。発声トレーニングもしてなければ、歌も踊りもでき
ず、体を動かすこともろくにできない年寄りなのに、きっと試験で落ちるだろうな。でもトライしてみるだけでも、やりたいことをやれば
いいじゃん…。と思っているうちに今年はらいてう生誕130年とあって、「今なぜらいてうか」を問う行事や出版準備などに追われ、
「会長辞めたい」は、封印されてしまいました。でもまだ5月末が締切とあって、心が揺れていなかったと言えばウソです。そこへ蜷川
さんの訃報。「老人1万人劇団」の企画が継続するかどうかはわかりませんが、わたしとしてはあきらめる引き金になりました。

蜷川さん、いつかあの世でお会いしたら、「老人劇団」ならぬ「ユーレイ劇団」をやりませんか?時どき現世に出没して、「人間をない
がしろにして戦争したがるやから」をキョーハクしようではありませんか。まあ、その前に生きてる間は走らなくちゃならないけど…。
合掌。(米田佐代子の「森のやまんば日記」 2016/05/12)


以下、省略。全文は下記をご参照ください。
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東本高志@大分
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