[CML 043339] 小林節慶大名誉教授の新政治団体設立を憂う ――徳岡宏一朗弁護士とtoriiyoshikiさん(元NHKディレクター)の肯定的評価に反対する。

higashimoto takashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2016年 5月 10日 (火) 11:31:22 JST


(前略)

しかし、私はどちらの論者の論にも反対です。

第1。徳岡宏一朗さんは小林節氏を代表とする政治団体の掲げる「7つも挙げられた公約のすべてが私には納得のいくもの
です」として賛意を表明していますが、肝心要の7番目の公約の「憲法改正ならぬ改悪の阻止」は「改悪の阻止」にはなりま
せん。徳岡弁護士の善意の誤解といわなければなりません。そのことについて2つの証明をしておきます。

1 こちらの記事中の写真を見れば明らかですが、小林節氏の主張する「新9条論」と同様の見解を表明している作家の高
橋源一郎さんもSEALDsのリーダーのひとりも「だったら変えればいいじゃん」「僕も九条は変えたほうがいいと思っている」と
明確に9条改憲の立場を明らかにしています。

2 その「新9条論」の問題点についてはここでは「きまぐれな日々」ブログのkojitakenさんの論をご紹介しておきます(記事中
にはさらに澤藤統一郎弁護士など錚々たる論者の「新9条論」反対論をリンクしています)。

第2。さらにtoriiyoshikiさんの論については以下の2つのことを指摘しておきます。 


1 toriiyoshikiさんは「旗幟鮮明な共産党」と述べていますがいまや共産党は「旗幟鮮明」ではありません。誤解です。いまや
共産党は典型的な現憲法無効論、憲法「改正」論者である小沢一郎氏とも接近して9条改憲反対の「世論」という岩盤をなし
崩しにしようとしています。

2 toriiyoshikiさんは「旗幟鮮明な『小林新党』」とも述べていますが、小林新党が旗幟鮮明にしているのは上記のとおり実質
的9条改憲論です。toriiyoshikiさんが期待しているような旗幟鮮明さではありません。 


さて、まとめとして、以下、この問題に関して昨日書いたばかりの弊フェイスブックの記事を援用しておきます。このおふたり
の論者の論を読んで私の「暗澹たる思い」は弥や増しに増すことはあっても癒されることは当然ありません。

「小林節氏らの唱える新9条論は安倍内閣の唱える9条改憲論となんら変わるところはありません。しかし、この実質9条改
憲論の新9条論に共産党も社民党も賛同している模様です。反対の声はまったく聞こえてきません。いつかいわゆるTBSオ
ウムビデオ問題が露見したとき故筑紫哲也が「TBSは今日、死んだ」と怒りのコメントを述べたことがありますが、いまや政
治そのものが死んでいます。しかし、そのことに対する怒りのコメントを述べる者は少なくとも政党とメディアの中では皆無で
す。かつての革新政党もメディアもいまや民主政治というものの殺人の共犯者になっているのです。いったい展望を見出せ
ない政治とはなんでしょう? 黒々とした暗澹たる思いはさらにいっそうと黒々と暗澹の傷口を深めるばかりです。」


以下、省略。全文は下記をご参照ください。
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-1918.html


東本高志@大分
higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
http://mizukith.blog91.fc2.com/ 



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