[CML 042734] 金平茂紀さんの高橋源一郎評価に関して ――私が高橋源一郎を「ほんものではない」と思う理由再論
higashimoto takashi
higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2016年 3月 31日 (木) 13:45:43 JST
金平茂紀さんがご自身のフェイスブックに高橋源一郎の評価に関して以下の記事を書いています。
「今日で終わる2つのこと。高橋源一郎さんの論壇時評は、朝日を購読し続けてきた理由のひとつだった。報ステが疾走
していた姿を僕らは知っている。さようなら。そして、お疲れ様でした。」
金平さんは私の好きな(評価している)記者ですが、私も最近(昨日から)フェイスブックをはじめてそのラインに以下のような若干の
反論めいた記事を書きました。本ブログにも掲載しておきたいと思います。
高橋源一郎の評価については私は金平茂紀さんと見解を異にします。
高橋源一郎は私と同世代の作家ですから彼がデビューしたときから彼の作品には注目してきました。とりわけ彼の同時
代に流行する世上の思想や言葉への感受性は鋭いものがあり、そこに私は彼の時代と切り結ぼうとする健全な批評精
神のありようを見てきました。
しかし、30年近く彼の作品を読まないうちに彼は俗世間の言葉を批判的に読みとる力をどうやら喪失してしまったようで
す。そのことに私が気がついたのは例のISILによる日本人殺害事件の際の高橋の湯川さんと後藤さんに対する微妙な評
価の違いを感じとったときです。また、高橋の朴裕河著『帝国の慰安婦』の評価についても到底納得しがたい論理の蹉跌
を見ました。
そのことについて簡単に以下に書いています。ご参照ください。
・Blog「みずき」2015.02.04 「今日の言葉」に関して ――私が高橋源一郎を「ほんものではない」と思う理由
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-1164.html
・Blog「みずき」2015.02.27 高橋源一郎の作家としての姿勢について――現実と切り結ばない批評に批評性は見出せない
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-1190.html
・Blog「みずき」2015.10.06 日本のメディアとことの本質を理解しないエセ知識人、批評家の愚かな批評眼について ――朴
裕河の『帝国の慰安婦』が第27回アジア・太平洋賞特別賞(毎日新聞主催)を受賞
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-1564.html
以下、省略。全文は下記をご参照ください。
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-1852.html
東本高志@大分
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