[CML 042695] 参考資料追加: 【スペインで躍進する若者政党・ポデモスはなぜ幅広い支持を集めているのか?】★路上から議会へ★ ~ポデモスから学ぶ市民シンポジウム~ スペインの民衆が生んだ新政党・ポデモスから学ぶ
uchitomi makoto
muchitomi at hotmail.com
2016年 3月 28日 (月) 10:21:20 JST
すいません。参考資料が途中で切れていました。
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こうしてみると、一見日本の学生団体SEALDsと似ている印象を抱くが、実際は異なる。
■「極左」から中道左派へ
ポデモスの党首パブロ・イグレシアス氏は、1978年生まれの37歳で、マドリード・コンプルテンセ大学の政治学教授、他の主要メンバーも大学教授や学者などで構成されている。残念ながらSEALDsをはじめとする日本の市民運動には「知性」を感じないが、ポデモスは「知性」を持ったメンバーが中心に存在する。
確かに結党当初こそ、グローバル化や市場主義を強く批判し、政策も自由貿易からの離脱、生活に最低限必要な資金提供(ベーシックインカム)、利益を出している企業が労働者を解雇するのを禁止、公的債務支払いに関する市民の監督権といった典型的な左派ポピュリストの政策が多かったが、徐々に現実的な路線に、中道左派寄りへと変化してきている。
最初の非現実的な政策案は、今から思えば戦略の一部であったように思える。つまり、現政権に最も不満を抱えている若者、低賃金層からの支持を集めるためである(スペイン国民の最大の関心事は失業、汚職、経済だ)。ポデモスは政治資金をクラウドファンディングで集め、誰もが参加できる集会を開き、そこで出た意見をマニフェスト(プログラム)に反映させている。そして結党後すぐに行われた2014年5月の欧州議会選挙ではスペイン第4の政党に選ばれた。
まずはマニフェストに一般市民からの意見を取り入れることで期待を集め、また国民が汚職に大きな関心があることから、イグレシアス氏は長髪、白いシャツにジーパンという古い政治家(と彼が批判する)とは一線を画した爽やかな印象をつくっている。学者らしい難しい表現や左翼らしい政治的専門用語を使ったりもしない。デイヴィッド・ハーヴェイやサルバドーレ・アジェンデなどマルクス主義思想家の影響を受けていると過去のインタビューの中で答えてはいるが、大衆に対しイデオロギー色を打ち出すことはない。
また、現実的に実施する上では財源の問題は出てくるが、新興勢力としては他党を批判しても注目を集めることはできず、「どういう変化をもたらすのか」を明確に打ち出すことが重要だ。ポデモスは「希望を胸に投票したのはいつでしたか?」という選挙スローガンを掲げている。
そして、以前と変わっていないものもあるが、今は下記のようなマニフェストを掲げている。
”郎ぅ譽戰襪砲△覯板蹐紡个600ユーロ(約7.6万円)を支給
富裕層への増税
◆〆得献┘優襯ーなどを使って低炭素社会の実現
緊縮政策を止め、医療、教育への支出削減を止める
ぁ…蠻退職年齢を(67歳から)65歳に戻す
ァ“鸚亀雇用を減らし、最低賃金を保障。解雇に関する法律も変える
Α仝共投資を増やす
А|暴平等の実現、幼稚園の無料化、週35時間労働
─^貮銀行の国有化、金融規制
抵当権の再設定
欧州議会選挙時に物議を醸した全家庭へのベーシックインカム、
公的債務支払いに関する市民の監督権は撤回している。経験不足による実行力への不安から一時ほどの支持率はないが、それでも1980年代はじめ以降勢力を保ってきた国民党と社会労働党の二大政党を脅かしている。
今後より幅広い支持層を確保するために、中道寄りにシフトしており、ポデモスの指導部は「極左」という呼び方はやめてほしいとよく言っている。ポデモスが支持した市長もバルセロナとカディスに2人誕生している。昨年末の総選挙時には約39万人の党員が存在し、スペインで2番目に多い。
■従来とは異なる政治手法
ポデモスはギリシャの急進左派連合と緊縮政策反対という点では共通している(た)が、新しさという意味では大きく異なる。既に述べた通り、政治資金はクラウドファンディングで集め、シルクロス(スペイン語でサークルの意味)という地域単位での集会を開いている。既にシルクロスはスペイン全体で1000個近く存在する。またどこからでも参加できるようオンライン上でもシルクロス同様に討論を行っている。このシルクロスはベネズエラのウゴ・チャベス大統領が行った「ボリバルサークル」を模倣したものかもしれない。
もちろん、facebookやyoutubeも積極的に活用し、支持者にアプローチしている。元々人気のあったTVにも出演し、イグレシアス氏はカリスマとして存在感を発揮している。今後は、議席を確保した政党として運営面が大きく問われることになるが、新しい政治手法を発展させられるのか引き続き注目していきたい。
(2016年1月15日「Platnews」より転載)
▲櫂妊皀
ポデモス
Podemos
Wordmark Podemos.svg
党首 パブロ・イグレシアス
創立 2014年1月16日
本部 マドリード
党員・党友数 340,000
政治的思想
左翼大衆主義[1]
反体制主義[2]
欧州懐疑主義[3]
政治的立場 左翼、社会民主主義
欧州議会会派 欧州統一左派・北方緑の左派同盟 (GUE/NGL)
公式カラー 紫
代議院[4]
42 / 350
元老院[5]
9 / 208
自治州議会
139 / 1,248
自治体議会
0 / 68,230
欧州議会
5 / 54
公式サイト
http://podemos.info/
ポデモス(Podemos, スペイン語: [poˈðemos])は、スペインの左翼政党である。党名は英語で「We can」、日本語で「私たちはできる」[6]「われわれには可能だ」[7]の意味。政治思想は左翼大衆主義、反体制主義、欧州懐疑主義。
2014年1月に結党され、5月の欧州議会議員選挙では結党4か月にして第4党に躍進した。11月からパブロ・イグレシアスが党首を務めている。インターネットを基盤にした選挙活動や、マスメディアでの公開討論などを特色としている[8]。結党から20日間で100,000人以上の党員を集め、この時点で3番目に多くの党員を持つ政党となっていた上に[9]、2014年12月時点で250,000人以上の党員が在籍しており、国民党(PP)に次いでスペインで2番目に多くの党員を持つ政党である[10]。バスク語ではAhal Dugu(IPA: [(a.)al du.ɣu])、カタルーニャ語ではPodem(IPA: [puˈðɛm], [poˈðɛm], [puˈðəm], カタルーニャ語発音: [poˈðəm])、ガリシア語ではPodemos(IPA: [poˈðɛmos])と表記される。
歴史[編集]
創設者のひとりで党首のパブロ・イグレシアス
結党[編集]
2011年5月22日に行われたスペイン地方自治体選挙(英語版)期間中の5月15日に首都マドリードのプエルタ・デル・ソル広場で行われたデモ活動を発端として、スペイン各地に既存政党への抗議運動が広がった(es:Movimiento 15-M参照)。ポデモスは、この不平等や腐敗に反発する「インディグナードス」(怒れる者たち)という市民運動に源流を持つ[6][7]。4か月後の9月には占拠による抗議運動が大西洋の対岸に飛び火し、アメリカ合衆国のニューヨークで「ウォール街を占拠せよ」が発生したが、プエルタ・デル・ソル広場のデモはこれらの占拠運動(オキュパイ運動)の先駆けとされている。11月の2011年スペイン議会総選挙では社会労働党(PSOE)が敗北し、国民党(PP)が7年ぶりに政権を奪ったが、二大政党の得票率や議席数は2008年スペイン議会総選挙を下回り、スペイン共産党(PCE)が中核となる政党連合統一左翼が躍進するなど、二大政党への反発がうかがえた。与党の国民党は財政赤字削減のために緊縮財政措置を進めたが、スペインの失業率は過去最高水準に上昇したため、総選挙時に44.6%だった国民党の支持率は11か月後に29.9%にまで下落し、莫大な財政赤字を生み出した主因とされた社会労働党の支持率も同様に下落した[11]。2013年1月にエル・パイス紙が国民党のヤミ献金疑惑(バルセナス事件)を報じると、国民党の支持率は約20%にまで落ち込み、マリアーノ・ラホイ首相の不支持率は急上昇した[12]。
ポデモスの原点は、2014年1月12日・13日の週末に発表され、30人の知識人や著名人が署名した「Mover ficha: convertir la indignación en cambio político」というマニフェストに見つけることができる[13]。この中にはコンプルテンセ大学(UCM)の政治学教授のフアン・カルロス・モネデーロ(スペイン語版)、俳優のアルベルト・サン・フアン(スペイン語版)、スペイン国立通信教育大学(英語版)(UNED)の政治学教授のハイメ・パストール、著作家で哲学者のサンティアゴ・アルバ・リコ、左翼労働組合派(スペイン語版)のメンバーで元党首のカンディド・ゴンサーレス・カルネーロ、コンプルテンセ大学の応用経済学教授のビビアーナ・メディアルデアなどが含まれる[14]。このマニフェストは、左翼の立場からの欧州連合の政治への反対を目的とし、2014年に行われる欧州議会議員選挙に向けた新政党結成の必要性を訴えた。1月14日、コンプルテンセ大学で政治学の教授であり、テレビの政治討論番組の司会者であるパブロ・イグレシアスが、マニフェストへの署名者ではなかったものの、ポデモス運動のリーダーとなることが発表された[13]。イグレシアスによって強調された点には、憲法135条の免除、憲法第128条の完全な適用、中絶権の維持などがある[15]。また、スペインの北大西洋条約機構(NATO)からの撤退を要求し、自己決定権を支持した[16]。1月16日には、マドリードのラバピエス地区にあるバリオ劇場でポデモス運動が正式に発表され、この日が新政党の結党日とされている。数百人の記者を前にして記者会見が行われ、イグレシアス、モネデーロ、アンダルシア教員組合(USTEA)、マレーア・ベルデ(スペイン語版)の活動家、反資本主義左翼(スペイン語版)のメンバーであるテレサ・ロドリゲス[17] 精神科医でマレーア・ブランカのメンバーであるアナ・カスターニョ、研究者でアナリストのイニゴ・エレホン、社会活動家のミゲル・ウルバン、2011年の総選挙でマドリード選挙区から出馬した反資本主義左翼の闘士やリーダーなどが顔をそろえた。その根本的な目的は、国民党によって実施されていた緊縮政策に反対することだった[18]。計画を実行するため、また欧州議会議員選挙に参加するため、ポデモスの屋台骨となるメンバーは3つの条件を設定した。少なくとも50,000人の支持を受けること、選挙名簿とプログラムの双方を公開参加によって精緻化すること、例えば統一左翼[13]、人民統一候補(スペイン語版)、X党、アンダルシア労働組合、Anovaやマレーアス・シウダダーノスなどの[16]他政党や左派運動と団結すること、の3点である[18]。24時間以内に50,000人の署名が集まり[19]、ポデモスのウェブサイトはその通信量の多さでクラッシュした。
2014年の欧州議会議員選挙[編集]
2014年4月3日の公開予備選挙で、選挙名簿筆頭がイグレシアスに決定した。5月25日に2014年欧州議会議員選挙が行われ、ポデモスは失業中の人物を含む候補者を送りこんだ。得票率7.98%となる1,253,837票、54議席中5議席を獲得し、国民党(PP)、社会労働党(PSOE)、統一左翼などが中心となった選挙連合のイスキエルダ・プルラル(IP、「多様な左翼」)に次ぐ第4党となった[20][21]。イグレシアスは、「我々はこの欧州議会議員選挙で敗北した。勝利したのは国民党だ。この結果では満足できない」と述べ、エル・パイス紙によって悲観的であるとされた。イグレシアスは自身の目的が「国民党と社会労働党を(権力から)追い出すまで前進すること」であるとし[22]、「我々はヨーロッパ南部の他政党と協力して活動する。明らかなことは、ドイツの植民地にはしたくないということだ」と述べた[22]。標準的な欧州議会議員の給料は月額8,000ユーロ(約6,300ドル)以上に及ぶが、イグレシアスはポデモスの欧州議会議員がこの給料を受け取らないと述べ、「我々の欧州議会議員は誰ひとりとして、月額1,930ユーロ(約1,520ドル)、つまりスペインの最低賃金3倍分以上を稼がない」と発言した[23]。この欧州議会議員選挙では、イギリスでイギリス独立党(UKIP)が、フランスで国民戦線(FN)が、ギリシャで急進左派連合が、デンマークでデンマーク国民党(DF)が第1党となり、スペインのポデモスも含め、各国で欧州懐疑主義政党が躍進した。ポデモスは欧州議会で欧州統一左派・北方緑の左派同盟(GUE/NGL)に加入した[7]。GUE/NGLは改選前に比べて約1.5倍の勢力となった。
人気の上昇[編集]
世論調査による政党支持率の推移(2011年総選挙以後)
紫色=ポデモス, 青色=国民党, 赤色=社会労働党
2014年5月の欧州議会議員選挙でポデモスが第4党になると、その躍進に関するニュースが盛んに報じられるようになった。選挙翌日のスペインのTwitterでは、「#Pablo Iglesias」というハッシュタグがトレンドトピックの第1位となり[24]、有力紙数紙の一面にイグレシアスの写真が登場した。選挙前の時点ですでにソーシャルネットワーク上では筆頭勢力だったが、公式Facebook上の「いいね!」回数は、5月から7月の間に100,000回から600,000万回に増加した[25]。社会学研究センター(CIS)による四半期調査によると、選挙2か月後の7月の世論調査では、ポデモスへの直接投票意思は社会労働党(PSOE)を上回り、国民党(PP)とわずか0.9%差の2位となった[26]。7月末、ポデモスは新たに個人の党員加盟を認め、受付開始からの48時間で32,000人が、公式ウェブサイトを通じて会費無料の党員となった[27]。受付開始から20日後には党員数が100,000人に達し、統一左翼(IU)、連合・進歩・民主主義(UPyD)、集中と統一(CiU)、バスク民族主義党(PNV/EAJ)を上回って、スペインで3番目に党員数の多い政党となった[28]。公式Facebookは8月だけで442,000回の「いいね!」を集め、YouTubeの公式チャンネルは、260万回以上の再生回数を記録した[25]。9月に放送されたテレビ番組「ビアハンド・コン・チェステル」では、イグレシアスのインタビューが約300万人の視聴者を獲得し、その時間に放送中の番組中最高の14.5%の占有率を記録した[29]。10月、イグレシアスは政治討論番組の「ラ・セスタ・ノーチェ」に出演してインタビューも受け、番組史上最高の16.2%の占有率を記録した[30]。情報番組の「サルバードス」でのイグレシアスのインタビューは、番組史上最高の23.8%の占有率・500万人の視聴者を獲得した[31]。10月末、ポデモスの党員数は200,000人に達した[32]。11月2日にエル・パイスが発表した世論調査結果で、ポデモスは27.7%の支持率を獲得し、社会労働党の26.2%、国民党の20.7%を上回った。直接投票意思では、ポデモスが22.2%、社会労働党が13.1%、国民党が10.4%だった[33]。
初の党大会[編集]
2014年6月5日、イグレシアスは同年秋に「Asamblea Ciudadana "Sí se puede」という党大会(市民集会)を開催することを発表した。また、非公開名簿による公開選挙によって党首を選出するために、25人の人物からなるチームが党大会の準備に責任を負うこと、提示できうる名簿の数に制限がいないことなどを発表した。6月8日にはマドリードでポデモスの主体者による会合が開催され、党の政治的・組織的な原則を決定する文書の決議について議論がなされた。全党員が文書を提示することができるとされ、全党員が参加する投票によって採択される文書が決定される。その後、再び全党員が参加する内部選挙が行われ、この選挙によって文書で定義された役職が埋められることが決定した[34]。党大会まで指導的地位に立つ人物を決めるため、6月12日と13日にはインターネット投票が行われた[35]。ふたつの名簿が提示され、片方の名簿はイグレシアスが筆頭となり[36]、もう片方は「シルクロ・デ・エンフェルメリーア」(看護師団体)が推進した[37]。投票には55,000人が参加し、86.8%の得票を集めたイグレシアスが勝利した[38]。
10月18日・19日にはマドリードで、ポデモス初の物理的な党大会(市民集会)が開催された。10月19日には党員数が130,000人となり[39]、10月22日には170,000人となった[40]。この党大会では全党員が5つの決議に投票することができ、ポデモス自身が提案した決議のうち、得票上位の5つ、公共教育の改善(45%)、腐敗防止対策(42%)、居住権(38%)、公的医療の改善(31%)、負債の監査と再構築(23%)が採択された[41]。構造文書の投票では、ルイス・アレグレ、カロリーナ・ベスカンサ、イニゴ・エレホン、イグレシアス、モネデーロなどの「Claro que Podemos」によって提案された、倫理的・社会的・構造的な文書が80.7%の得票を得て、欧州議会議員のパブロ・エチェニケ、テレサ・ロドリゲス、ロラ・サンチェスなどによる「Sumando Podemos」(12.3%)を上回って承認された[42][43]。
地方選挙での勝利[編集]
2015年3月、同年12月に予定されている総選挙の前哨戦とされたアンダルシーア州議選(スペイン語版)において州政府与党のアンダルシーア社会労働党、国政与党の国民党の支部政党アンダルシーア国民党に次いで第三党となった[44]。そして同年5月に行われた地方自治体選挙(スペイン語版)と自治州議会選挙(17自治州中の13自治州、および8000以上の市町村で投票が行われた)では国民党が大半の地域で安定多数を失う中で躍進。首都マドリードではポデモスと左派諸政党と市民グループによって構成された左派のアオーラ・マドリード(AM)が57議席中20議席を獲得し、国民党に次ぐ第2党となり、第3党となったマドリード社会労働党(PSOE-M)と連立協議を行い、6月11日に合意が成立したことを受け、AMのマヌエラ・カルメーナ・カストリージョが市長となった[45]。また第2の都市であるバルセロナではポデモスと左派諸政党と市民グループによって構成されたバルサローナ・アン・クムー(BComú)が民族主義政党連合の集中と統一を押さえ第1党になり、BComúのアダ・クラウ(スペイン語版)が市長に選出された[46][47]。その他、サラゴサ(Zec)、カディス(PCSSP)、ア・コルーニャ(MA)やサンティアゴ・デ・コンポステーラ(CA)などでポデモスと左派諸政党と市民グループが設立したローカル政党が躍進し、左派の市長が誕生した。
総選挙[編集]
サン・フェルナンド・デ・エナーレス(マドリード)での選挙運動の式典
選挙運動の式典参加者
2015年5月の州議会選挙統一左翼(IU)での惨敗後、IUのリーダーのアルベルト・ガルソンは12月の総選挙に向けて選挙協定を目指しパブロ・イグレシアスと会談した。両者の考えには一致する点は多く、合流を目指しプラットフォームアオーラ・エン・コムンが設立されたものの、イグレシアスはポデモスと、たとえガルソン自身と直接のものでなくとも、IUとの間のいかなる提携関係をも拒否した[48]。2015年7月末、ポデモスは支持者による投票によって、他党と提携して設立するすべての選挙連合の名称の中に本来の党名の使用の義務化と、立候補するすべての選挙区での候補者を予備選挙を通じて決定することを決めた[49][50]。この決定は他の政治勢力との間で選挙連合を設立することを可能とし、3つの自治州でそれは実現されることとなった:バレンシア州でのコンプロミス=ポデーモス=エス・エル・モメン;ガリシア州でのエン・マレーア;カタルーニャ州でのアン・クムー・プデムである。
方針[編集]
ポデモスは2014年の欧州議会議員選挙のために共同で書かれたプログラムを提示している。主に以下のような方針を持つ。
経済の治癒
全国民へのベーシックインカムによる貧困削減と社会的尊厳、ロビー活動の制御、大企業や多国籍企業のための租税回避の救済、中小企業の振興。
自由、平等、友愛の推進
ヨーロッパ全域での障壁を破壊し、情報収集や社会的阻害なしに人々の協同を認めること。
主権の再定義
リスボン条約の削減や廃止、了解覚書の放棄、自由貿易協定からの撤退、スペイン憲法の主要な条文すべてを修正するための国民投票の推進。
国土の再生
化石燃料消費の削減、公共交通機関や再生可能エネルギーの取り組みの促進、換金作物農業の削減、中小事業による地元の食料生産の奨励。
反響[編集]
2014年5月の欧州議会議員選挙での躍進は、様々な分析や反応をもたらした。この結果を歓迎する者がいる一方で、懸念を表明する者もいた。7月に社会労働党(PSOE)書記長(党首)に就任したペドロ・サンチェスは、ポデモスが大衆主義(ポピュリズム)政党であるとみなし[51]、この発言で有権者の多くがポデモスを選択した[52]。ファンダシオン・アルテルナティーバスのビセンテ・パラシオは、ポデモスが「スペインの民主主義体制を再生する上でとても有益な効果」を持つとしたが、「イタリアのベッペ・グリッロ(英語版)による五つ星運動で起こっているように、大衆主義や民衆扇動(デマゴギー)に向かう」危険性も指摘している[53]。2014年11月時点で、社会労働党は大衆主義や極左から距離を置くかわりに、中道左派を維持することを選択している[54][55]。連合・進歩・民主主義(UPyD)の党首であるロサ・ディエスは、ギリシャの急進左派連合(SYRIZA)、イタリアの五つ星運動、さらにはフランスの極右政党であるマリーヌ・ル・ペンの国民戦線(FN)でさえも、ポデモスとの類似点を見つけることができると述べた[56]。国民党(PP)のスポークスマンであるマリア・ドローレス・デ・コスペダルは、世論調査結果は左派有権者の急進化を示していると述べた[57]。国民党の大物政治家であるエスペランサ・アギーレは、ポデモスが「カストロ主義者、チャベス主義者、バスク祖国と自由(ETA)の味方である」としてイグレシアスを非難したが、イグレシアスは「誹謗中傷だ」と応じ、アギーレに対して法的措置を検討することと表明した[58]。
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> From: muchitomi at hotmail.com
> To: civilsociety-forum at freeml.com
> Subject: 【スペインで躍進する若者政党・ポデモスはなぜ幅広い支持を集めているのか?】★路上から議会へ★ ~ポデモスから学ぶ市民シンポジウム~ スペインの民衆が生んだ新政党・ポデモスから学ぶ
> Date: Mon, 28 Mar 2016 10:15:41 +0900
>
> ★路上から議会へ★
> ~ポデモスから学ぶ市民シンポジウム~
> スペインの民衆が生んだ新政党・ポデモスから学ぶ
>
> ■イベントページ
> https://www.facebook.com/events/1714353658810459/
>
> ■日時:2016年4月9日(土)18:30~20:30
>
> ■場所:大阪ドーンセンター1Fパフォーマンススペース
>
> 昨年の夏、国会前で、全国の路上で、立場や世代を超えた多くの市民が安保法制反対の声をあげ、大規模な反対集会やデモが行われました。強行採決された後も、誰もがあきらめずに声をあげ続けています。
>
> そして今年の夏の選挙。
>
> その声を反映させるためにも、そして私たち個人の尊厳を守るためにも、1年前に結成され、昨年末総選挙で一気に69議席を得たスペインの「ポデモス」http://podemos.info/ から、何かを学べないかと今回のイベントを開催するに至りました。
>
> ポデモスの躍進は、街頭での市民の声、とりわけ若い人たちの声が議会での勢力として直接反映されました。彼らの躍進の背景、手法を、彼らの言葉を通して、夏の選挙に向け、私たちの思考のエッセンスにすることができればと思います。
>
> 今回のイベントでは、バレンシア大学に留学されている廣田裕之さんにスカイプを介してスペイン情勢の解説をお願いし、ポデモスバレンシア事務局長にも登場していただきます。
>
> GUEST
> ★Jaime Paulino Cuenca/ハイメ・ハ゜ウリーノ・クエンカ
> 1983年生まれ。バレンシア大学で、学部では哲学を、修士課程では現代哲学思想を専攻。5月15日運動に積極的に取り組み、現在はポデモス・バレンシア支部事務局長を務める。
>
> ★廣田裕之
> 1976年生まれ。2011年よりスペイン・バレンシア大学に留学し、社会的経済について修士論文を執筆中。またスペインの「社会的通貨研究所」(Instituto de la Moneda Social)の共同創設者。
>
> ■入場料/500円
>
> ■呼びかけ団体
> おおさか社会フォーラム実行委員会
> 社会主義ゼミナール実行委員会
>
> ■連絡先
> おおさか社会フォーラム実行委員会
> 06-6966-9003(梅田) 06-6474-1167(喜多幡)
> 社会主義ゼミナール実行委員会
> 090-3995-0666(前田)
>
>
>
> 【参考資料】
>
> .好撻ぅ鵑婆進する若者政党・ポデモスはなぜ幅広い支持を集めているのか?
> http://www.huffingtonpost.jp/yuki-murohashi/podemos_b_8987076.html
>
> 昨年12月に行われたスペイン総選挙で躍進した政党・ポデモスが注目を集めている。
>
> ポデモスは2014年1月にできたばかりの新しい政党で、同年5月の欧州議会選挙でスペイン第4の政党に、支持率は一時与党を抜いてトップに立ち、昨年末の総選挙では定数350議席のうち69議席を獲得し、第3党にまでなっている。
>
> ■市民運動の流れで出てきたポデモス
>
> では、なぜこの新政党が支持を集めているのだろうか。
>
> まずリーマン・ショック後のスペインは、徐々に改善してはいるが、若者の失業率が約50%と危機的な状況で(全体では約25%)、2011年5月には「Occupy Wall Street」を模倣した大規模な抗議運動が起こり、緊縮政策や格差に対する不満をぶつけた。しかしデモだけでは選挙結果に影響を与えることはできず、与党は単独過半数に。
>
> こうした中で、2014年1月に30人の知識人によってポデモスが結党された。ポデモスとは、スペイン語で「我々にはできる」という意味で、政策決定の段階から市民に参加してもらう従来の政治手法とは異なる形を実現しようとしている。メンバーも大半が30代で、若者政党という側面もある。
>
>
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