[CML 042682] 今日の言葉 ――沖縄は官邸の裁判所と密通した裏側を無視して和解有利論・和解勝利論などを今なお主張して、これまでの自分の立ち位置や公的に表明した見解の過ちや短慮を糊塗する時ではない。
higashimoto takashi
higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2016年 3月 27日 (日) 08:26:26 JST
Blog「みずき」:今日の言葉は「国が和解に転じたのはそのほうが自らに利があると判断したからだろう。沖縄が
勝てる闘いを最後まで闘い抜いていれば、より大きな実を手にしていた可能性はないだろうか」(2016.03.25)の
続き、安倍官邸と多谷見裁判長密議問題の第2弾ということになります。重要な問題提起だと思います。「オー
ル沖縄」を含む革新勢力の最近の一連の「見る目のなさ」の露呈は、この国の「革新」政党と自主的に判断する
能力を失い、実体として「革新」政党の主張の出先販売機関化しているいわゆる民主勢力のこれもやはり「総べ
て」と表現した方がおそらく実態により相応しい雪崩現象(誰が雪崩の原因をつくったか)としての「右傾化」の問
題と決して無関係ではありえないでしょう。「右傾化」は民主勢力の外にあるのではないのです。
【安倍官邸は一石二鳥も三鳥も得たと腹の底から笑っている】
沖縄タイムス3月24日付3面に掲載された記事(「表層/深層 国、移設へ透ける打算 辺野古訴訟和解の裏側」)は、一
面トップ記事にすべき驚天動地の一大ニュースだ。官邸が外務、防衛両省の官僚を排除して、官房長官、外務大臣、防
衛大臣に国の訴訟を所管する法務省の定塚訟務局長が加わり、密議して暫定案の受け入れを決めた。その際、「関係
者は『定塚氏は高裁支部の多見谷寿郎裁判長と連絡を取っていたとみられる』と証言する。」その後最初の暫定和解案
を修正して「再訴訟になった場合、判決に従うとともに『その後の(判決の)趣旨に従って互いに協力して誠実に対応する
ことを相互に確約する』と明記した。」云々、、、
かくて、日本国憲法の三権分立はもはや過去の遺物と化しているのか。安倍独裁・憲法クーデターがここまで進行してい
ることに警鐘を鳴らさなくてはならない。3月4日の和解は県・弁護団が無思慮に「工事中止」という疑似餌に食いつき、
その結果、国の詐術にかかったようなものである。県に本当に国と戦う気があれば、司法権独立・侵害の観点から和解
無効の訴えなどの法廷闘争を始めても良いし、沖縄は辺野古反対闘争の一環として、行政と密通した裁判所を糾弾する
大衆闘争を組むべきだろう。こうした官邸の裏側を無視して、県にとっての和解有利論・和解勝利論などを今なお主張し
て、これまでの自分の立ち位置や公的に表明した見解の過ちや短慮を糊塗する時ではない。
3月10日の毎日新聞、12日の日本経済新聞、15日の朝日新聞の報道などで和解成立までの裏事情はかなり報道され
たが、ついに決定的な情報が出た。この後に及んで県はなお、成立した和解条項に従って国と先の見えた「協議」という
パフォーマンスを官邸の手のひらの上で続けるつもりだろうか。このような幾多の情報があるにもかかわらず、工事の一
時中止を喜ぶ県民の姿を見て、安倍官邸とその一派は一石二鳥も三鳥も得たと腹の底から笑っているに違いない。どう
する?沖縄!(仲宗根勇フェイスブック 2016年3月26日)
以下、省略。全文は下記をご参照ください。
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-1845.html
東本高志@大分
higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
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