[CML 042413] 「意地悪」化する日本をば語りたる 内田樹と福島みずほ

大山千恵子 chieko.oyama at gmail.com
2016年 3月 11日 (金) 07:14:13 JST


「意地悪」化する日本 <https://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0610980/top.html> 内田樹 福島瑞穂
<http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama/e/41c07e14fbfda5ec1f40d1dad520a6ac> 岩波書店

おもしろい。わたしのために二人が対談したのかと思うほど。

ルサンチマンを抱えて政治家のポジションを得た権力者は「全能感」を求める。なるほど安倍晋三、橋下徹。

------------------- 目次 緑字は千恵子メモ --------------

はじめに(福島みずほ)

*第1章 アベ政治とは何か*
安倍総理はなぜ支持されるのか/平然と嘘をつく政治家/対米従属と対米自立の股裂き状態/「待ちぼうけ」戦略
の破綻/「金のある北朝鮮,資源のあるシンガポール」が理想?/アメリカにとって都合のよい国/安倍語を分析する/壊れたテープレコーダー/ファンタジー
の実現へ/安倍晋三の抑圧された欲望/攘夷の情念/ペルソナの威力ある種の反知性主義41/頓挫した大阪都構想/地方自治をもてあそぶな!
江戸時代までは、みんなは「国」と言った「国境」はくにざかい、こっきょうと読まなかった「お国自慢」も「お国なまり」も、そこでいう「国」というのは藩のこと45
/橋下徹という人/架空のルサンチマン/「ガラガラポン」願望国民国家を株式会社化しようとしている54

*第2章 「意地悪」への欲望*
日本人は冷淡になったファンタジー58
/政党の離合集散/「意地悪」への欲望/「意地悪」化する日本/「選択と集中」の帰結/リスクヘッジの方法/諫言できない取り巻きたち

*第3章 「ビッグ・ブラザー」
<http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama/e/4e07068e358430be366440b901d853cc>はすべてが知りたい*
国家が子どもの心に踏み込む道徳の教科化80/道徳の教科化が子どもに強いるもの/自民党が目指す家族像「説教たれたれ憲法」85/『一九八四』の世界
<http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama/e/122138f000a51ea474a5588be4846c44>
/電子情報の管理は難しい/税金によるマーケティング?スマホ世代はデスクトップパソコンを使った経験がほとんどないのでタッチタイピングができない99
/家族は親密な存在なのか/家族像の模索と変遷/自分の中の異質な存在を意識する/結婚はパワーゲーム

*第4章 社会の地盤が動いている*
若者の投票行動/市民革命の萌芽/女性たちも黙っていない/社会の地盤が動いている/国会の権威失墜とアメリカの影
法案提出前に米国で「夏までに成立させる」と約束132/空語による政治的成功/無憲法社会,日本/主語のない国
「国民は」という主語を廃して、「日本国は・・・統治される」という受動態に変えている143/戦死者を出したい


*第5章 それでも希望はある*
ファシズム言語との戦い <https://www.youtube.com/watch?v=eENZMjt_Sjk>
/参議院選挙はどうなる?/株式会社自民党/人間を使い捨てにする社会/テロは大歓迎?/アメリカの意向を忖度する国/イエスマンの害悪
87年、われら自民党議員「スパイ防止法案」に反対する」文書を中央公論で発表その筆頭が谷垣禎一、特定秘密保護法審議で福島みずほが質問すると「情報公開法ができたので状況が変わった」、福島「状況が変わったんじゃなくて、あなたが変わったんでしょ」164
/正念場の日本政治/60年安保・70年安保・2015年安保/安倍支持は決して盤石ではない/野党共闘は可能か/アメリカの「寵愛」をめぐる争い/アメリカとのつきあい方/サラリーマン的発想をやめる/感じ悪いものからの脱却/希望を持って

おわりに(内田 樹)



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大山千恵子
ブログ 「千恵子@詠む...」 毎日更新http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama


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