原発マフィアの強欲ゴロツキ政治屋は時代後れのリスク推定さえに文句をつける。 Re: [CML 042381] 今日の言葉 ――繰り返し福島を訪れる中で、福島が回復してきたことをありのままに受け止めることと、原発の是非や国や東電の責任を問うことは全く別問題であるという当たり前のことを突きつけられました。

檜原転石 hinokihara at mis.janis.or.jp
2016年 3月 10日 (木) 05:20:14 JST


檜原転石です。

東本さん、こんちは。



相変わらずの原発右翼の本領発揮ですが、貴方が戯言を連発出来るのは、放射性
物質のやっかいさそのものによっていて、かつ強欲原発マフィアの戦術に乗っか
ているからです。要するに、強欲でカネを惜しんで住民を避難させない原発マ
フィアの作戦にまんまとはまっているだけです。

先ず第1に人は放射性物質に晒されてもすぐには死なない。

たとえ、すぐに死ぬ事例──セシウムによる心臓病など──があっても病理解剖など
の検査をしなければ、結局原因は何も分からない。

がん死で多くの人が死ぬので、たとえ放射性物質によってがん死しても目立たない。

・・・

統計で何十倍のがん患者が出てきても、イチャモンをつけて原因を特定しない。

間違った検査で放射性物質は体内にはないと住民には嘘をつく。


・・・



まず以下の2つを読んで──

▼丸川環境相「何の根拠もなく」 原発事故、松本で講演

http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20160208/KT160207ATI090036000.php

松本市内で講演する丸川環境相=7日


 丸川珠代環境相は7日、松本市内で講演し、東京電力福島第1原発事故を受け
て国が原発周辺などで行っている除染で、基準となる年間被ばく量を1ミリシー
ベルトとしている点について、「『反放射能派』と言うと変ですが、どれだけ下
げても心配だと言う人は世の中にいる。そういう人たちが騒いだ中で、何の科学
的根拠もなく時の環境大臣が決めた」などと述べた。

▼核戦争防止国際医師会議(International Physicians for the Prevention of
Nuclear War: IPPNW)
・・・

5)ICRP(国際放射線防護委員会)が未だに用いている広島・長崎で行なわれた
研究を基本とするリスク係数の算定は、時代遅れである。

*****
 
 簡単に言うと、原発マフィアの強欲ゴロツキ政治屋は時代後れのリスク推定さ
えに文句をつける。
 

 で次に、貴方の放射線障害知識は、以下の松本春野程度だと認識してもいいわ
けですね。

★松本春野記者の以下──
> 一六年の今も、かつての私のように「福島は汚染されている」という抽象的な表
> 現に翻弄され、不安に思う人々は多いと思います。
> しかし、あれだけメディアで耳にする「一ミリシーベルト」ですら、その数字が
> 指す意味を具体的に把握している人は少数でしょう。
> 例えば旅客機で成田からニューヨークに行くと、片道五〇-一〇〇マイクロシー
> ベルトを被ばくします。五~十回の往復で国が決
> めた追加被ばく一ミリシーベルトを上回ります。CTスキャンは一回十ミリシー
> ベルト、宇宙飛行士は一日一ミリシーベルトの被ばく
> をします。こうした具体例を多くの人が共通認識として持つことで、極端なデマ
> やイメージに振り回されることなく、現実の福島の復
> 興と課題が見えてくるのではないのでしょうか。
>
> 震災から五年がたちます。この先さらに福島への差別や偏見が助長されることの
> ないよう、社会全体で、現地からの発信に耳を
> すまし、知らないことを知っていきながら「寄り添う」ことの意味を一緒に考え
> ていきたいのです。

以上は原発震災に見舞われながら、いまだに放射線障害には全く無知であること
を露呈している文章でしかないのです。

★国際放射線防護委員会(ICRP)が現在採用しているリスク推定(10,000人
が公衆の年間被ばく線量限度である1mSv被ばくするとその中の0.5人ががん死する)
放射線はがんだけを引き起こすわけではないので、このリスク推定は少しの参考
ぐらいにしかなりませんが、実はこのリスク推定が大幅に甘すぎると、多くの良
心的科学者が警告しています。じゃあ10倍、20倍のにしたらどうなるか、貴方が
計算してみてください。

★内部被曝と外部被曝との違いぐらい知っておくこと。

★もちろん自然放射線でも人間は一定数死んでいるので、放射線の怖さを本当に
知っている人は宇宙飛行士になんかならないでしょう。

★日本の医療被曝は世界でも大きいことは有名で、何も愚劣なこと(医療被曝が
原因で多くの人が死んでいる)を自慢して、「CTスキャンは一回十ミリシー
 ベルト」などと自慢げに書く愚者はどうにもなりません。私の親戚のオジサン
は脳へのCTスキャンをかなり行い、結果脳腫瘍で死んでいます。


 私たちは運悪く自然放射線が原因で死ぬかも知れません。しかしこの日本では
あるいは世界では、原発マフィアの東電によってばらまかれた大量の余分の放射
性物質で莫大な数の人が死ぬのです。

 何度も紹介していますが、以下の文を繰り返し読んで放射線無知から脱却して
ください。

 
ドイツの医師団体が、HPにわざわざ日本語のテキストを掲載してまで広めよう
としているほど重要な内容が以下──

▼IPPNW情報
 電離放射線の危険について
2013年10月19日ドイツ、ウルム市で開催された専門家会議概要 

http://www.fukushima-disaster.de/fileadmin/user_upload/pdf/japanisch/Health_Effects_of_Ionizing_Radiation_Japanese.pdf
・・・
ウルム専門家会議の個別結論:  
 1)バックグラウンド放射線だけでも健康被害の引き起こされることは、疫学
的に証明されている。
 2)医療診断を目的とした放射線の使用が引き起こす健康被害は、疫学的に証
明されている。
 3)原子力エネルギーの利用や核実験は、疫学的に証明可能な健康被害を引き
起こす。
 4)疫学研究の基本に集団線量の概念を用いることによって、低線量被ばくの
領域における健康リスクを確実に予測し定量化することが可能である。
 5)ICRP(国際放射線防護委員会)が未だに用いている広島・長崎で行なわれ
た研究を基本とするリスク係数の算定は、時代遅れである。
 6)被害を最少に抑止する原則を厳格に適用しながら、リスクに基づいた放射
線防護コンセプトを導入する必要がある。
                                    
           

・・・

1)バックグラウンド放射線だけでも、健康被害の引き起こされることは、疫学
的に証明されている

低線量のバックグランド放射線(ラドンの吸入、大地および宇宙由来の放射線、
食物とともに体内に摂取される自然放射線同位体)でさえ、健康被害を引き起こ
すことは、疫学的に証明されている。そのため、ある放射線量が「自然な」バッ
クグラウンド放射線の線量域に収まっているから無害だとする論拠は、誤解を招
くものである。1-

2) 医療診断を目的とした放射線の使用が引き起こす健康被害は、疫学的に証
明されている

 コンピューター断層撮影(CT)、また従来のエックス線検査のいずれにおいて
も、発がんリスクの高くなることが証明されている。(最もよく見られるのが乳
がん、白血病、甲状腺がんや脳腫瘍である)。小児および思春期の若者は、成人
に比較してより強い影響を受ける。とりわけ影響の大きいのは、出生前の胎児で
ある。18-40

診断を目的としたエックス線と核医学の使用は必要最小限に留め、低線量のCT機
材のみを、厳密な適応状況に限って使用し、可能であれば常に超音波やMRI(核
磁気共鳴画像法)を用いることが強く推奨される。

 例えば、乳がんの遺伝的素因を持つ女性のように、特定の集団においては、放
射線リスクはより高くなる。そのようなリスクを背負った女性には、エックス線
を使ったスクリーニング検査を行なわないことが推奨される。41-45

・・・

5)ICRPが、未だに広島・長崎の原爆被爆者調査に基づいて低線量被ばくのリス
ク係数を決めているのは、時代遅れである。

ICRPなどの機関は今でも、広島・長崎で行なわれた研究調査を、放射線による健
康被害を予測する際の決定的な参照データとしている。原爆被爆者をベースにし
たリスク予測は、通常よりも増加した放射線量に長期にわたってさらされている
住民に対して適用することはできない。その理由は、下記の通りである:


 日本の原爆被爆者が受けたのは、短時間の、貫通力のある高エネルギーのガン
マ線である。放射線 生物学の研究によると、そのような放射線は、放射性核種
の体内摂取によって起こるアルファ線や ベータ線による内部被ばく、あるい
は、通常の環境放射線範囲におさまる線量の、自然および人工 放射性同位体を
原因とする慢性的なエックス線やガンマ線による被ばくと比較して、体内組織へ
の 損傷が少ないことが実証されている。158,159
・
原爆から放出された放射線は、非常に高線量だった。そのうな放射線はかつて、
低線量の放 射線に 比較して変異原性が高いと考えられていた。ICRPは現在で
もこの仮定が有効であるとし、彼らの発 する勧告の中では、発がんリスクの数
値を2で割っている。職業上放射線にさらされる労働者のグループを対象とした
研究は、この仮定に反する結果を出しており、もはやWHOも、リスク係数を二 分
することを正当とは見なさなくなっている。160,161
・
広島、長崎では、放射性降下物と中性子線による放射化がもたらした影響が顕著
であったにもかかわらず、放射線影響研究所(RERF)はこれらを考慮に入れな
かった。そのことによって、実際の放射線の効力は過小評価されることになっ
た。162
・
RERFの調査は1950年に始まったため、原爆投下後の最初の5年間の重要なデータ
が欠落している。このため、潜伏期間の短い催奇作用や遺伝的影響、がんの評価
が不完全であることを念頭におかな ければならない。
・
原爆投下後の広島・長崎を見舞った被災状況を生き延びることができたのは、特
に生命力の強い 人々であったと想像できる。つまりそれはひとつの選択された
グループ(適者生存)を形成したことになる。そのため、調査の対象となったグ
ループは、一般的な人口集団を代表していたとは言えない。このような選抜の働
いた結果、放射線リスクは約30%低く見積もられることになった。163
・
原爆被爆者たちの多くは、社会的に迫害されていた。そういった事情から、例え
ば子孫の結婚や社 会復帰のチャンスを逃さないように、出身地、また子孫に現
われた疾患について、彼らが正直な報告を行なわないことが度々あったと考えら
れる。164
 ▼核戦争防止国際医師会議
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%B8%E6%88%A6%E4%BA%89%E9%98%B2%E6%AD%A2%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E5%8C%BB%E5%B8%AB%E4%BC%9A%E8%AD%B0

核戦争防止国際医師会議(かくせんそうぼうしこくさいいしかいぎ、
International Physicians for the Prevention of Nuclear War: IPPNW)と
 は、核戦争を医療関係者の立場から防止する活動を行うための国際組織で、1980
年に設立された。本部はマサチューセッツ州サマービル(Somerville)[1]。各
 国に支部があり、日本支部の事務局は広島県医師会内にある[2]。

▼低線量放射線被曝の危険性を訴えた国際医師協議会―フランクフルトからの報告
 川崎陽子
http://webronza.asahi.com/global/articles/2914060800002.html 


On 2016/03/09 21:31, higashimoto takashi wrote:
> 【想像力に乏しく、本当のことを知らなかったのは、ほかならぬ私だった】
> 私は震災後の福島を描いた二冊の絵本『ふくしまからきた子』『ふくしまからき
> た子 そつぎょう』(岩崎書店)を出版しています。
> 一冊目では震災直後に福島から広島へ、母子で自主避難した少女の物語を。二作
> 目では、その少女が福島へ戻る物語を。
> 
> 昨年、この二作目『そつぎょう』を作ったことで、そして『そつぎょう』のため
> に私が取材で出会った「福島での暮らしを選択した人
> 々」について反原発集会でスピーチをしたことで、私は反原発の思いを持つ人々
> の一部から罵声を浴びることになりました。
> 
> 「汚染された地に子どもを戻すのか」「虐待」「人殺し」「国策絵本作家」など
> の誹謗中傷が、いまだに数多く寄せられます。実は、
> これらの罵声は、この五年間、福島県に暮らす、一般の人々にも浴びせられ続け
> ています。公園や校庭での外遊び、プール、
> 芋煮会、地域の清掃活動など、一つ一つの活動がメディアで取り上げられるたび
> に、教育現場や役場では、広義の電話やファ
> ックスが鳴りやまず、その数が千件以上にのぼった場所もありました。「抗議」
> の大半は、その場の放射線量も把握しておらず、
> 陰膳調査や度重なるホールボディーカウンターでの内部被ばく検査の結果も知ら
> ない人々による感情的なもので、現場の大人
> たちや地域の子どもたちを深く傷つけている現実があります。
> 
> こうした問題の背景には、国や東京電力への不信感はもちろん、「福島の人は本
> 当のことを知らないのでは」という当事者軽視
> があると思います。恥ずかしながら、私自身がそういった思いを抱いていた一人
> でした。3・11後、私は原発事故に怒り、悲しみ、
> 二〇一一年の夏に、初めて福島県中通りを訪れました。その時、すでにほとんど
> の子どもたちがマスクをしておらず、自分のイ
> メージとのギャップに戸惑いました。当事者からどんなに説明を受けても「ここ
> で子どもたちが育って大丈夫なのか」「政府の安全
> PRにだまされているのでは」と、疑念が拭えませんでした。けれど、繰り返し
> 福島を訪れる中で、放射線と日々向き合うことを強
> いられた現地の人々は、私が疑うようなことはとっくに疑い尽くし、目の前の子
> どもや大切な人を守るため、国の出した数値を徹
> 底的に再計測し、対策し、必死で日常を取り戻していることを知りました。福島
> が回復してきたことを知り、ありのままに受け止め
> ることと、原発の是非や国や東電の責任を問うことは全く別問題であるというこ
> と、そして被ばく問題は私よりも福島の人々にとっ
> ては、はるかに死活問題であるという、当たり前のことを突きつけられました。
> 想像力に乏しく、本当のことを知らなかったのは、
> ほかならぬ私だったのです。
> 
> 一六年の今も、かつての私のように「福島は汚染されている」という抽象的な表
> 現に翻弄され、不安に思う人々は多いと思います。
> しかし、あれだけメディアで耳にする「一ミリシーベルト」ですら、その数字が
> 指す意味を具体的に把握している人は少数でしょう。
> 例えば旅客機で成田からニューヨークに行くと、片道五〇-一〇〇マイクロシー
> ベルトを被ばくします。五~十回の往復で国が決
> めた追加被ばく一ミリシーベルトを上回ります。CTスキャンは一回十ミリシー
> ベルト、宇宙飛行士は一日一ミリシーベルトの被ばく
> をします。こうした具体例を多くの人が共通認識として持つことで、極端なデマ
> やイメージに振り回されることなく、現実の福島の復
> 興と課題が見えてくるのではないのでしょうか。
> 
> 震災から五年がたちます。この先さらに福島への差別や偏見が助長されることの
> ないよう、社会全体で、現地からの発信に耳を
> すまし、知らないことを知っていきながら「寄り添う」ことの意味を一緒に考え
> ていきたいのです。
>                                     
>                (松本春野 東京新聞夕刊 2016年3月9日)
> 
> 
> 以下、省略。全文は下記をご参照ください。
> http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-1818.html
> 
> 
> 東本高志@大分
> higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
> http://mizukith.blog91.fc2.com/
> 
> 
> 


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