[CML 042371] 【ブログ記事】■米国大統領選にはサンダース候補のような【革命家】を決して勝たせない安全装置=【特別代議員制度】が組み込まれている!

山崎康彦 yampr7 at mx3.alpha-web.ne.jp
2016年 3月 9日 (水) 10:23:33 JST


いつもお世話様です。                         

【杉並からの情報発信です】【YYNews】【YYNewsLive】を主宰しております
【市民革命派】ネットジャーナリスト&社会政治運動家の山崎康彦です。

昨日火曜日(2016.03.08)に放送しました【YYNewsLive】の『メインテーマ』を
加筆訂正して【ブログ記事】にまとめました。

【放送録画】 64分24秒

http://twitcasting.tv/chateaux1000/movie/249371133

【ブログ記事】

■米国大統領予備選には、サンダース民主党候補みたいな【革命家】を決して勝
たせない安全装置=【特別代議員制度】が最初から組み込まれている!

米国大統領予備選で大健闘しているサンダース民主党候補は、非民主的で理解不
可能な【特別代議員制度】によって決してクリントン候補に勝てない仕 組みに
なっている!

▼【サンダース候補の主な政権公約】

A Living Wage (最低時給を$15とする)

It's Time to Make College Tuition Free and Debt Free (公立大学の授業料を
  無料化し教育費ローンをゼロにする)

Medical for All (国民全員が無料で医療を受けられるようにする)

Making the Wealthy, Wall Street, and Large Corporations Pay their Fair
Share(中産階級から搾取して富を独占するウォール街への課税を強化し収入と
富の平等を図る)
Improving the Rural Economy(NAFTAのような自由貿易協定に反対するのでTPP
にも反対する)

A Fair and Humane Immigration Policy(市民権獲得の道を開くための移民法
の改正)

▼異分子を排除する安全装置=【特別代議員制度】は民主党の方が共和党より3倍
強く働く!

米国大統領予備選挙というのは、代議員獲得レースであり最近までその仕組みを
よくは知らなかったが、民主党、共和党の両方に選挙結果に拘束される 【一般
代議員】の他に選挙結果に拘束されない【特別代議員】が認められている。

特別代議員というのは、各州選出の連邦上下両院議員、州知事、 歴代の正副大
統領、党の幹部などで構成されており民主党と共和党の既存の利権・特権を享受
している特権階層たちなのだ。

民主党は4,763人の一般代議員と712人の特別代議員がおり、共和党には2,472人
の一般代議員に対して126人の特別代議員がいる。

特別代議員と一般代議員の割合は、民主党が15%,共和党が5%で、民主党の方が3
倍も多いのだ。

当然ながら、民主党の712人の特別代議員のほとんどがクリントン候補支持者
で、サンダース候補支持はほとんどいないために勝負は最初からついて いたと
いうことなのだ!

▼【民主党特別代議員の支持候補内訳】

クリントン支持  448、

サンダース氏    18

「支持候補なし」 241

一般代議員は予備選挙の結果に拘束されるが、特別代議員には超越的権限が与え
られていて、自らの意思で支持する候補者を決めることができ、しかも 一般の
代議員が申請時に支持する候補を決めその後もその候補に拘束されるのに対し、
特別代議員は党大会まで自らの意思を決 めなくてもいいことになっている。い
きなりぶっつけ本番が許されているし直前の心変わりもアリなのだ。

こんなインチキな選挙制度で、総額1兆6000億円もの選挙資金を使って大統領を
選ぶ米国という国は、民主国家でも主権在民国家でもなく、民主主 義を装った
超偽装国家であり、超インチキ国家であり、超金権国家なのだ!

【関連記事1】

▼大統領選予備選のカギを握る特別代議員という複雑怪奇な制度

2016年02月13日 ブロゴス

http://blogos.com/article/160591/

先週アイオワ州でスタートした米大統領選挙の民主・共和両党の候補者選びは2
月9日、ニューハンプシャー州で予備選が行われ、民主党 は上院議員のバー
ニー・サンダース候補が、共和党は不動産王のドナルド・トランプ候補がそれぞ
れ勝利した。

いや、少なくとも報道ではそうなっていた。特に民主党は、隣のバーモント州選
出のサンダース候補が60%の票を集め、39%のクリン ト候補に圧勝したことが
伝えられている。

ところが、ニューハンプシャー州予備選でサンダース候補が獲得した代議員の数
は12だったのに対し、クリントン候補は15人の代議員を獲得してい る。代議員
の獲得数では得票率とは真逆の結果となっているのだ。

予備選挙は、両党ともより多くの代議員を獲得した候補が、7月の両党の全国大
会で正式な大統領候補となる。その意味では、予備選挙というのは代議 員獲得
レースと言い換えていい。なぜ1.5倍もの得票をしたサンダースが、クリントン
に代議員獲得数で負けるようなことが起きるのか。そこにはア メリカ大統領選
挙特有の「特別代議員」の存在がある。
大統領選挙における両党の候補者選びは、各州で予備選もしくは党員集会が行わ
れ、候補者は得票に応じて、それぞれの州に人口比例で割り当てられた 代議員
を獲得していく。

民主党は総数にして4,763人の代議員が、共和党は2,472人の代議員がいる。その
ため、7月の全国大会で民主党は過半数に当たる2,382 人以上の代議員を、共和
党は1,236人以上の代議員を獲得した候補者が、それぞれ党の正式な大統領候補
になる。3人以上の候補が乱立し、 誰も過半数に満たなかった場合は、上位2名
による決選投票となる。

ところが、この代議員制度が少々ややこしい。なぜならば、代議員には一般代議
員と特別代議員の2種類の代議員が存在し、特別代議員が、かなり特別 な力を
持っているからだ。

一般代議員はその州に住む18歳以上の党員であれば、誰でもなれる。自ら申請を
して代議員に登録するが、その際に、自分が支持する候 補の名前を明記しなけ
ればならない。そして、党員集会や予備選挙の結果を受けて、その州に割り当て
られた代議員数が得票に応じて候補者の間で配分さ れ、自分が支持した 候補が
勝ち、自分が正式に代議員に選ばれると、7月の全国大会に出席し、代議員とし
て一票を投ずる権利を得る。ただし、全国大会では当初 から自分が支持し てき
た候補者に投票しなければならないという縛りがある。一般代議員には途中で心
変わりは許されていない。(州によって得票率に合わせて 代議員を配分する 州
と、投票で一位になった候補者がその州に割り当てられた全ての一般代議員を獲
得する「ウイナー・テークス・オール」の州が各党ともそれ ぞれある。)

また、代議員に選出されても党大会への旅費や滞在費はすべて自前なので、誰で
もなれるとはいえ、通常は熱心な党員であり、いずれかの 候補の熱烈な支持者
の場合が多い。党の正式な大統領候補が決まる両党の全国大会のあの熱気はそこ
からくる。

しかし、予備選挙にはもう一つ、特別代議員という特別な権限を持った人たちが
いる。これは、その州選出の連邦上下両院議員、州知事、 歴代の正副大 統領、
党の幹部などで、要するにその州における党の重鎮、お偉さんたちだ。正副大統
領というのは、たまたま過去の正副大統領の中にその州 の住民がいればと いう
意味だ。また、上下両院議員や知事も、各州に必ず両党選出の上院議員や州知事
がいるとは限らないことから、特別代議員の数は州によっ てかなりのばらつ き
が出てくる。ちなみに、日本語では特別代議員と訳されているが、英語では
super delegate(一般代議員はただのdelegate)と呼ばれているので、直訳する
とさしづめ超越的代議員といったところか。

特別代議員はその超越的権限を使って、自らの意思で支持する候補者を決めるこ
とができる。一般の代議員と異なり、予備選挙の結果に拘 束されないの だ。し
かも、一般の代議員が申請時に支持する候補を決め、その後もその候補に拘束さ
れるのに対し、特別代議員は党大会まで自らの意思を決 めなくてもいいこ とに
なっている。いきなりぶっつけ本番が許されているし、直前の心変わりもアリな
のだ。

民主党には代議員総数4,763に対し、712人の特別代議員がいる。共和党も代議員
総数2,472に対して、126人の特別代議員 がいる。その数は民主党で15%、共和
党で5%に過ぎないが、今回のように圧倒的に強い候補が不在で接戦になった場
合や、多数の候補が乱立した場合など は、特別代議員の 意向が候補者選びの結
果を左右する可能性は十分にある。

 また、今回の選挙では民主、共和両党とも、サンダース、トランプといった党
の本流とは程遠い候補者の台頭が目立っている。しかし、特 別代議員はそ もそ
も党の中枢に鎮座する幹部であることから、党の主流派の候補者を支持する傾向
が強い。今回、サンダースが得票ではクリントンを圧倒し ていながら、代議 員
の獲得でクリントに敗北した理由は、6人の特別代議員がクリントン支持に回っ
たからだった。

【関連記事2】

▼革新派議員が語るサンダース対クリントン:グリハルハ&クラーク両下院議員
による 討論会評

2016/3/7 デモクラシーナウ日本語版

http://democracynow.jp/

バーモント州のバーニー・サンダース上院議員は先週末、 メイン州、カンザス
州、ネブラスカ州の党大会で勝利、一方ヒラリー・クリントン候補もルイジアナ
州を危なげなく制し、民主党の候補指名争いが白熱していま す。これまで19州
で予備選挙や党大会が行われ、クリントンが獲得した代議員数は658人、サン
ダースは471人となりました。

これに加えてクリントンは、党幹部などで構成される選挙を経ないスーパー代議
員たちから圧倒的な数の支援を確保しています。ミシガン州フリント市 で6日に
開かれた討論会では、通商政策、企業の公的救済、銃規制、医療制度に加え、ビ
ル・クリントン大統領の署名で成立した1994年の犯罪法が 論点になりました。
連邦議会革新議員団のメンバー2人がゲストです。ニューヨーク州選出のイベッ
ト・クラーク議員はクリントン候補を支持していま す。アリゾ ナ州選出のラウ
ル・グリハルハ議員は バーニー・サンダースを大統領候補に推すと公言した初
の連邦下院議員です。

(終り)

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