[CML 043901] IK改憲重要情報(146)

河内 謙策 kenkawauchi at nifty.com
2016年 6月 24日 (金) 12:45:41 JST


IK改憲重要情報(146)[2016年6月24日]



私たちは、内外の改憲をめぐる動きと9条改憲反対運動についての情報を発信しま
す。

(この情報を重複して受け取られた方は失礼をお許しください。転載・転送は自由で
す)



弁護士 市川守弘、弁護士 河内謙策



連絡先:〒170-0005東京都豊島区南大塚3-4-4-203 河内謙策法律事務所電話
03-6914-3844,FAX03-6914-3884



河内が参加している「南シナ海問題署名運動」のサイトは以下のとおりです。

http://www.southcs.org/

__________________

(以下の見解は、河内個人の見解です。市川の見解は、必ずしも河内の見解と同一で
はありません。御理解をお願いいたします。)



(河内が体調悪化のため、この間「IK改憲重要情報」の発信をお休みさせていただ
きました。誠に申し訳ありませんでした。今後、ボチボチと発信していきますので、
よろしくお願い申し上げます。)



 イギリスのEU離脱問題について



 このメールを書いている時点では、イギリスのEU離脱に関する国民投票の開票結
果は分かっていませんが、

結論がどう出るにせよ、日本の国民として考えなければいけない点があると思いま
す。

 その第1は、国民投票という制度のすばらしさです。結論がどう出るにせよ、これ
こそ主権者が国民であるという政治の根本原理を表していると思います。

 日本においては、2011年の福島原発後、私をはじめとした少なからぬ国民が「原発
問題を国民投票で決めよ」と主張しましたが、すべての(!)与党と野党と日本の民
衆運動の一部が、このチャンスを葬り去ってしまいました。

 私は、日本が間接民主主義万歳という時代おくれのイデオロギーの克服を真剣に考
えなければならない、と思います。

 第2に、難民問題の深刻さです。これが深刻な問題を引き起こす可能性は私には分
かっていましたが、昨年来の状況は私の想像を超えるものがありました。フランスで
は、2050年にには人口の過半数がイスラム教徒になるだろうという予測も出る状況の
中の難民問題です。日本のテレビは、通商がどうなるとか、ポンドはどうなるとか、
に主として焦点を合わせ、イギリス国民の難民に対する気持ちを正確に伝えていませ
ん。

 私は、従来、移民と難民は異なるから、移民は反対だが、難民はできるだけ受け入
れるべきだ、と主張してきましたが、この主張は、誤りであったと思い自己批判しま
す。私は、難民は、日本社会の許容限度を慎重に考えて限定的に受け入れるべきだ
と、考えるに至りました。

 河内は、日本人のエゴイズムに屈服するのか、という御批判を受けるかも分かりま
せんが、御批判は甘受します。日本国民がすべて聖人である、という前提で日本の政
治の未来構想を組み立てることはできないと思います。

 日本の文明を崩壊させる道を私達が選択することは、私たちの先祖や未来の子孫に
たいして、決して許されないことだと思うのです。



    藤井厳喜の本の勧め



 現在本屋に行けば、以下の本が発売中です。

*藤井厳喜『世界恐慌2.0が中国とユーロから始まった』徳間書店



 私は、この本の一読をお勧めします。

 藤井厳喜氏は、国際政治学者、日本で国際金融を含めて国際政治を論ずることがで
きる稀有な学者です。

 藤井氏の基本的視角は、以下のとおりです。

「フランス人がフランスの伝統を尊重し、フランス人らしく生きたいというのは、極
めて当然の要求である。しかし、この程度の穏健なナショナリズムさえ許さないとい
うのが、現在のEUの政治状況なのだ。ナショナリズムという言葉は完全にタブー化
されている。ドイツでは、「ドイツ人らしく、ドイツの伝統文化を尊重していきた
い」といえば、ネオナチのレッテルを

貼られてしまう。現在のドイツを席巻しているのは、反ナチ全体主義ともいうべき大
衆ヒステリーである。現在の状況が続くならば、やがて近々30年ほどの間に、もはや
ヨーロッパはヨーロッパでなくなってしまうだろう。欧州キリスト教文明は死滅して
しまうだろう。」(前掲書248頁)







   





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