[CML 044161] IK改憲重要情報(149)

河内 謙策 kenkawauchi at nifty.com
2016年 7月 14日 (木) 13:35:32 JST


IK改憲重要情報(149)[2016年7月14日]

私たちは、内外の改憲をめぐる動きと9条改憲反対運動についての情報を発信しま
す。
(この情報を重複して受け取られた方は失礼をお許しください。転載・転送は自由で
す)

弁護士 市川守弘、弁護士 河内謙策

連絡先:〒170-0005東京都豊島区南大塚3-4-4-203 河内謙策法律事務所電話
03-6914-3844,FAX03-6914-3884

河内が参加している「南シナ海問題署名運動」のサイトは以下のとおりです。
http://www.southcs.org/
__________________
(以下の見解は、河内個人の見解です。市川の見解は、必ずしも河内の見解と同一で
はありません。御理解をお願いいたします。)

    南シナ海問題

 南シナ海問題につき、ハーグの仲裁裁判所が、中国の主張を断罪する裁定を下した
ことは、御存知と思います。
http://jp.reuters.com/article/hague-tribunal-south-china-sea-idJPKCN0ZS0W8

  予想されていたとはいえ、歴史的な勝利です。中国の主張する九段線は、
1936年に中国の地理学者白眉初が初めて主張しU字型ラインを書き込んだもので、そ
のような経緯自体が中国の主張の根拠のなさを明白に示しているということができま
す。(ビル・ヘイトン著、安原和見訳「南シナ海」
河出書房新社、参照)

 今後のことについては、様々な要素が介在しているため、簡単に推測はできませ
ん。

 まず言えることは、中国はこの裁定を絶対に認めないであろう、ということです。
中国の戴秉国前国務委員は、裁定を「ただの紙屑だ」と言い捨てました。
http://www.sankei.com/world/news/160713/wor1607130021-n1.html

 次に言えることは、金にまかせてASEAN諸国の個別切り崩しをやるだろう、と
いうことです。実際、今度のフィリピンの新大統領は「中国との話し合い」を主張し
ています。
 第3に言えることは、南シナ海の軍事化を急ぐだろう、ということです。
日本にいてはなかなか分かりませんが、南シナ海の軍事化は、ほぼ完成の域に近ずき
つつあるのです。
 第4に言えることは、中国はベトナムなどとの限定戦争に踏み切る可能性がありま
す。
 これは、国内的な理由です。今、習近平は、国際的にだけではなく、国内的にも、
「周囲はすべて敵」という状態に入りました。習近平の盟友と言われていた王岐山と
の間の権力闘争をいう人もいるくらいです。したがって、外国との限定戦争で自分の
威信の回復を図りたいという誘惑は、強烈なものがあるでしょう。そして、この対外
限定戦争の誘惑は、東シナ海の尖閣をめぐっても発生していることに重大な注意を払
う必要があると思います。
 だから日本の平和運動は、南シナ海の問題と東シナ海の問題を一体のものとして把
握し、運動を進める必要があると思います。

  「中国バブル崩壊の全内幕」の一読のお勧め

 現在、書店に行くと以下の本が平積みになっています。

*宮崎正弘・石 平・福島香織著「中国バブル崩壊の全内幕」宝島社

 この本により、文字どおり最新の中国情報を得ることができます。
 「河内が、また右翼の本を勧めやがって」という方がいるかも分かりませんが、右
翼であれ何であれ、最新の情報を入手し、それを分析することから物事は始まるので
す。右翼だということで最新の情報を入手することを怠っていると、頭は硬化し、自
己満足によって思想は腐敗を始めます。日本の平和運動の一部は、自分たちの、9条
の、「優位性」におごり高ぶり、腐敗を始めています。その端的な現れが今度の参院
選の失敗=情勢の読み違えです。日本の平和運動は、マルクス主義と言わず、平家物
語以来の歴史の法則を学ぶ必要があるのではないでしょうか。
 更に一言追加すると、憲法改正の危機をアジって、自分たちの弱点の分析を棚上げ
にしようという人がいますが、論外です。
______________
          以上







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