[CML 044130] IK改憲重要情報(148)

河内 謙策 kenkawauchi at nifty.com
2016年 7月 11日 (月) 19:32:36 JST


IK改憲重要情報(148)[2016年7月11日]



私たちは、内外の改憲をめぐる動きと9条改憲反対運動についての情報を発信しま
す。

(この情報を重複して受け取られた方は失礼をお許しください。転載・転送は自由で
す)



弁護士 市川守弘、弁護士 河内謙策



連絡先:〒170-0005東京都豊島区南大塚3-4-4-203 河内謙策法律事務所電話
03-6914-3844,FAX03-6914-3884



河内が参加している「南シナ海問題署名運動」のサイトは以下のとおりです。

http://www.southcs.org/

__________________

(以下の見解は、河内個人の見解です。市川の見解は、必ずしも河内の見解と同一で
はありません。御理解をお願いいたします。)



 参議院選挙の結果から考える

日本の平和運動は、ゼロ・ベースに立って9条改憲反対運動を再構築すべきではない
のか



 参議院選挙の結果については、御存知だと思います。衆議院・参議院をつうじて改
憲勢力が3分の2を確保するという恐るべき結果になってしまいました。



 私は、こんどの参議院選挙の結果は政党の問題であるだけでなく、平和運動という
民衆運動にとって深刻に考えるべき問題を提起していると思うのです。



 第一に、平和運動の多数勢力は、今度の参議院選挙の最大の争点が改憲問題である
ことを見逃すという大失敗をしてしまいました。今度の選挙の最大の争点が改憲問題
であるという自覚があれば、昨年の戦争法案以降、民衆運動としても改憲問題を第一
にすることができたはずです。しかし、戦争法案の終わりごろから次は改憲問題だ、
ということを私や若干の方が指摘していたにもかかわらず、戦争法案反対運動の巨大
な成果に酔っ払い、戦争法案反対の署名運動にのめりこんでしまったのです。

 この間戦争法案反対運動になぜのめり込むことになったのか。

 私は、戦争法案反対運動をすべきでなかったと言っているのではありません。一見
正しい事も、全体の状況のなかで正しく位置づけることがなければ敵のペテンにやら
れてしまうという、当たり前のことをいいたいのです。

 私は、この誤りの根底に、一国平和主義の誤りと、自分の足で情勢分析をしないで
マスコミを使って情勢分析をする誤りがあるのではないかと思っています。

 したがって、改めて改憲をめぐる国内・国際情勢を分析しなければ、同じ誤りが繰
り返される危険を感じるのです。



 第二に、この間の尖閣をめぐる情勢の展開(なんと日本の領海に中国の軍艦が侵入
し、日本自衛隊の戦闘機が中国の戦闘機に追っかけられるという異常事態)に反対の
声を挙げない平和運動では、国民の多数を結集して9条改憲反対運動に勝利すること
はできないと思うのです。

 はっきり言います。血を流すことに反対だから戦争反対、戦争反対だから9条改憲
反対と言う論理だけ(!)では、国民の多数派にはなれないと思います。この論理だ
けでは「中国が攻めてきているのにどうするんだ」という論理を少数派にすることは
できないと思います。「護憲派」と言われる人々は、この自分の不利を覆い隠すため
に「中国問題」については、沈黙を守ってきました。しかし、それは限界です。

もう、そういう卑怯なことは止めるべきです。中国問題をふまえたあたらしい平和の
論理を構築すべきなのです。



 以上のことは平和運動のリーダーだけの問題ではありません。平和運動に従事する
すべての活動家に提起されていることなのです。

 日本の平和運動の少なからぬ活動家は、新しい事、積極的なことを嫌い、「まあま
あ主義」で団結していくことが自分の生きる道だと考えています。それは「精神的な
保守主義」ではないでしょうか。



          以上



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