[CML 044066] 優生主義の犠牲者たち

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2016年 7月 7日 (木) 00:17:11 JST


 坂井貴司です。
 転送・転載歓迎。
 
 安倍首相が送り込んだオトモダチモミイによってNHKは酷い状況になってい
ます。安倍政権のプロパガンダ機関への道をばく進しています。このまま行けば、
視聴者から見捨てられるでしょう。

 しかし、そんな状況でも現場の製作スタッフは頑張っています。それを表す番
組が再放送されます。

 『知的生活の方法』というクズ本を書いて、インテリを気取る者たちの人気者
になった英語の読み書きができない英文学者の渡部昇一は、ダウン症の子どもを
産んだ作家の大西巨人に対して、「社会に害を与える劣悪な遺伝子を持つ者は断
種すべきだ」と言い放ちました。
 渡部のこの考えは、メンデルが創始した遺伝学とダーウインの進化論を歪曲し
た社会的ダーウィニズムを融合させたエセ学問「優生学」が根底にあります。
 19世紀末に生まれ、反ユダヤ主義と結びついた優生学は、「優秀な遺伝子を持
つ人間を増やし、劣悪な遺伝子を持った人間は抹殺する」という考えになりまし
た。これは、自分は優秀な人間だと思いたがる者たちに大流行しました。
 優生学を国策にしたのはナチスドイツでした。「劣悪な遺伝子を持つ」とされ
た身体、精神障がい者を虐殺することを正当化するのに用いられました。
 そして日本でも優生学は受け入れられました。
 それが結実したのが、1996年に廃止された「優生保護法」でした。
 人工中絶を合法化したとして高く評価された優生保護法の本来の目的は、「社
会の負担となる劣悪な遺伝子を持つ人間が、劣悪な遺伝子を持つ子どもを産まな
いようにする」でした。
 この優生保護法によって、16000人の女性が強制的に不妊手術を受けさせ
られました。犬や猫の不妊手術と同様のことが、人間に対して公然と行われまし
た。それも、基本的人権の尊重を掲げた日本国憲法の下ででした。「優秀な日本
人を増やすことで、国力を増大させる。劣悪な遺伝子を持った者の数を減らし、
最終的には根絶させることで、社会の負担をなくす」と、この恐るべき人権侵害
が正当化されました。信じられないことに、1970年代まで誰も問題にはしま
せんでした。

 今、権力によって子どもが産めない身体にされた女性たちが声を上げています。
 
 それをNHK「ハートネットTV」が伝えます。

 NHK教育
 ハートネットTV
「シリーズ 障害のある女性
第2回 本当は産みたかった −強制不妊手術・54年目の証言−」
http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/2016-07/06.html

放送日:7月13日
放送時間:13時5分〜13時34分

坂井貴司
福岡県
E-Mail:donko at ac.csf.ne.jp
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「郵政民営化は構造改革の本丸」(小泉純一郎前首相)
その現実がここに書かれています・
『伝送便』
http://densobin.ubin-net.jp/
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