[CML 041598] 今日の言葉 ――彼ら(共産党員、支持者ら)は何を沈黙しているのか。このていたらくでは無党派層が「安倍政権の改憲」に反対する政党に投票する気が起きなくても仕方ないのではないか。

higashimoto takashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2016年 1月 18日 (月) 11:41:53 JST


      Blog「みずき」:「今日の言葉」は2題です。はじめに紹介する言葉はタイトルをつけるとすれば「佐多稲子の生きた
      (活躍した)時代」とでもするのがふさわしいでしょう。が、内容的には「六全協」前の戦後の日本共産党史、戦後文
      学史の一断面というべきものです。その断面に記されていることは党員ならずともいわゆる「戦後文学」に関心の
      ある者にとっては「常識」の部類に属することですが、いまの共産党員はこうした「常識」すら知らない党員がほとん
      どではないか? 同党の「国会開会式出席」問題や「日韓合意評価」問題に見られる同党の「知性」と「認識」の後退
      現象はそうした同党党員の「知性」の劣化(良質な「知性」を持つ党員の排除)とおそらくパラレルの関係にあるでし
      ょう。2題目の言葉はそうした状況を「物言えぬ『政権批判者』たち」という表現で剔抉しています。同記事は上記の
      共産党問題が表面化する以前の世論調査をもとに同党の現在の支持状況を分析するという論理展開上の無視す
      ることのできない難を抱えていますが、そのことを別にすれば、いわんとしていることは的を射ている、というのが私
      の評価です。

【佐多稲子の活躍した時代と「六全協」前の共産党と新日本文学の一断面】

(省略)

【「共産党の国会開会式出席」に物言えぬ「政権批判者」たち】
最近特に私が気になって仕方がないのは、昨年末から今年初めにかけての共産党の2つの行い、つまり慰安婦問題をめぐる
日韓合意に対する積極的評価と今年1月4日の天皇が臨席した通常国会開会式への共産党の出席をめぐる政権への反対者
たちの沈黙だ。(略)概してこの件で共産党を評価するのは、同じ反安倍の立場に立つ論者であっても保守系にカテゴライズ
される者が大半だ。たとえば、元旦から明白な戦争責任のある昭和天皇を賛美したり、普段から民主党を中心にした「野党再
編」(民主党と維新の党との合流も含まれると思われる)を熱望したり、時には橋下徹を評価してみたりするような明白な保守
系のブログが、「野党共闘、連合政府構想に対する共産党の本気度を再認識した人も少なくなかったのではないだろうか」と
書いた。共産党に投票する気など全くないくせに無責任な記事を書くなよ、と腹を立てたが(なお私自身は共産党の「民主集中
制」に大反対であるにもかかわらず、最近は消去法で共産党に投票せざるを得ないことが大半だ。なお一昨年の東京都知事
選のように、白票を投じる場合もある)、それでもこの件に言及した、つまり自分の立場を明確にしただけまだマシだ。

もっと問題なのは、内心志位氏ら党執行部の方針に反対ないし不快感を持っているにもかかわらず沈黙してしまう人たちだ。
党を離れたくない党員の場合はまだわかるが、そうでない単なる支持者の場合、さらには私のように共産党支持者ではないけ
れども共産党に投票する機会がある者の場合など、あとで挙げた者ほど反対意見を言い易いはずだ。それなのに反対意見が
なかなか出てこない。一体どういうことか。彼らは何を「自粛」しているのか。野党支持者や「リベラル」はそこまで「同調圧力」に
弱い人間ばかりなのか。等々、呆れるやら腹が立つやらで非常に気分が悪い。もちろん澤藤統一郎弁護士のように明確な反
対論を述べた方もおられるが、澤藤弁護士は2014年の東京都知事選でも共産党推薦の宇都宮健児氏の不支持の論陣を打ち
出して注目された人だ。それに対し、当時宇都宮氏を推し、最近ではSEALDsを手放しで持ち上げたような人たちの間から今回
の共産党の転向に対する異論は出たかと言えば、中にはいるのかもしれないが思い当たらない。このていたらくでは、無党派
層が「安倍政権の改憲」に反対する政党に投票する気が起きなくても仕方ないのではないか。物を言えない「リベラル」なんて自
己矛盾もいいところであって、肩書きと中身が一致していないどころか正反対だ。(略)それにしても状況が悪くなると自滅を招く
悪手を繰り出す現象は昔から嫌というほど見てきたが、まさか「秀才揃い」の印象の強かった共産党までもがこの罠にはまると
は、少し前なら想像もつかなかった。本当に、何が起きるかわからない時代になった。(きまぐれな日々 2016.01.18 )

全文は下記をご参照ください。
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-1740.html


東本高志@大分
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