[CML 041560] 今日の言葉 ――今回の「日韓合意」は日韓政府が請求権問題は「完全かつ最終的に解決した」とする協定を結んだ五十年前の躓きの亡霊を見るかのようだ。

higashimoto takashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2016年 1月 15日 (金) 09:19:59 JST


      Blog「みずき」:下記の論攷で米山リサさんは「旧植民地支配の仕組みを引き継ぎ、その米国に日本は付き従うと
      いう冷戦レジーム(体制)」の問題にまで遡ってより根本的に今回の「日韓合意」を批判しています。すなわち、今
      回の「日韓合意」は「むしろ戦後の冷戦体制を完結させつつある」一環としての日米韓政府の「他者を抹殺する攻
      撃的なナショナリズムに直結する」行為である、と。ここでも日韓合意を「一定の前進」と見る「志位談話」との認識
      の乖離は明らかです。なお、当時、女性国際戦犯法廷に関する番組を担当した元HNHKディレクターの永田浩三
      さんによれば、上記の米山リサさんの文章の末尾に出てくる「勘ぐれ、おまえ」という文句は、「2001年1月、ETV20
      01の放送前日に、安倍晋三内閣官房副長官がNHK松尾武放送総局長に言ったとされる有名なセリフ」だというこ
      とです。

【「日韓合意」は冷戦レジーム(体制)の温存の現れにほかならない】
安倍晋三首相が昨年四月に米議会で演説 し「先の大戦」への反省を表明した。しかし、アジアでの侵略や植民地支配には
触れなかった。これは米国重視、アジア軽視という七十年前の歴史認識と変わらない。「慰安婦」問題をめぐる年末の「日韓
合意」も、当事者不在の国家間処理という点で、日韓政府が請求権問題は「完全かつ最終的に解決した」とする協定を結ん
だ五十年前の躓きの亡霊を見るかのようだ。米国が中国・ソ連と覇権を争う中で旧植民地支配の仕組みを引き継ぎ、その
米国に日本は付き従うという冷戦レジーム(体制)が温存されている。米国は中ソに対抗するために日本の再軍備化を急い
だ。日本は核の傘への批判を控え、沖縄には基地という負担を課してきた。米軍と自衛隊の一体化を進める特定秘密保護
法や安全保障関連法も、その延長線上にある。

首相は「戦後レジームからの脱却」というが、むしろ戦後の冷戦体制を完結させつつある。今回の日韓合意を米国は高く評
価した。米国が日本に和解を勧めるのも、自衛隊に米軍の肩代わりをしてもらうには、アジアの同盟国の理解が必要と考え
ているからだ。歴史認識の問題で日本は謝罪の姿勢さえ示せば、和解できるとしてきた。だが、謝罪は一方的に押しつける
ものではない。女性国際戦犯法廷(二〇〇〇年)で中国の元慰安婦の女性が「日本に赦しを請うてほしい」と訴えた。日本政
府は「赦してくれ」と言ったことはあるのか。当時、主要メディアは委縮し、この法廷をほとんど伝えなかった。戦前・戦中の検
閲も「勘ぐれ、おまえ」という自己検閲だった。侵略の過去を振り返らない民主主義は、他者を抹殺する攻撃的なナショナリズ
ムに直結する。ジャーナリズムはそこを見定めてほしい。(米山リサ「東京新聞」2016年1月14日)


以下、省略。全文は下記をご参照ください。
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-1735.html


東本高志@大分
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http://mizukith.blog91.fc2.com/ 



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