[CML 041504] 今日の言葉(2本)――共産党がすべきことは天皇がいる国会開会式に出席することではない。共産党の「野党共闘」は筋が悪すぎる。

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2016年 1月 12日 (火) 08:31:03 JST


      Blog「みずき」:札幌市の弁護士の猪野亨さんの共産党の国会開会式出席批判はこれまで紹介した論者の同党の
      「綱領」的立場から見た原則論的批判とは異なり、政局論的見地からの批判というべきものです。すなわち、猪野
      さんは、今回の同党の国会開会式出席は政権入りしたいためのパフォーマンスにしか見えない。これでは到底共
      産党支持も拡がらないだろうとみなします。共産党の国会開会式出席問題は政局論的見地から見ても評価できな
      いというのが猪野さんの見方です。

【鈴木宗男氏に自民党候補を推すことの口実を与えたのは共産党です】
共産党が「国民連合政府」を提唱し、憲法を守るという一致点で政権を作り、戦争法制廃止を掲げました。この発想自体は、
小選挙区制によって自民党が漁夫の利を得るような選挙結果のもとでは憲法を守るという勢力が一致して安部自民党に挑
むことは当然のことです。(略)しかし、これに対して私が疑問に思うのは、共産党も公認の候補を擁立していますが、(略)
「下げる用意」があるというだけで下げないのです。民主党から下げてくれと言ってくるのを待っているのでしょうか。それだっ
たら、私は共産党のいう憲法を守るという一致点で政権を作るという言葉が眉唾にしか聞こえてきません。

民主党内にも、鈴木宗男氏のような保守派からは、共産党が加わるものには乗れないと再三再四、牽制されているわけです。
共産党が露骨に関与した大阪市長選挙では、結果として保守票が維新候補に流れているわけですから、共産党の関与の仕
方というのが極めて重要なわけですが、それをどのような教訓にしたというのでしょうか。この選挙戦を通じて、メディアへの取
り上げられ方は大きかったし、それが党勢拡大につながったということなのでしょうか。そうであれば、党勢拡大のために大阪
市長選挙を利用したということであって、維新の会に勝利することを最優先にしていなかったということになります。今回の北
海道5区の補欠選挙でも同様であり、ギリギリまで引っ張ることによって最後は公認候補を下ろすことで注目度を上げようとす
る算段(打算)にしか見えません。本気で非自民(略)候補を当選させるのであれば、黙って公認候補を下げればよかったの
です。鈴木宗男氏に自民党候補を推すことの口実を与えたのは共産党です。

このような状態で保守派を多数抱える民主党と選挙共闘と言ってみてもすぐに壁にぶつかることくらいわかりそうなものですが、
敢えて今のような「野党共闘」などと言っているのは共産党の党利党略としか見えないわけです。従って、民主党の岡田代表の
側から共産党に選挙協力を呼びかけることは、これ自体で選挙協力をぶち壊します。あくまで共産党側がそれぞれの選挙区
の情勢、候補者を見つつ独自に判断し、候補を下げる、しかも自ら黙って下げることこそ重要な点です。ところが共産党のやっ
ていることといったら、これまで主権在民に反するとして出席を拒否してきた天皇が「お言葉」を述べる国会の開会式に出席す
るというパフォーマンスです。(略)そういった主権在民としての精神に反する天皇の国会での「お言葉」は拒否するというところ
にこそ共産党の筋を通した独自の存在意義があったにもかかわらず、これでは逆に選挙協力以上に、政権入りしたいからで
はないかという目でしか見られないということを理解していないのでしょうか。(略)いずれにしても今の共産党の「野党共闘」論
はあまりにも筋が悪すぎます。(弁護士 猪野 亨のブログ 2016/01/10)

      Blog「みずき」:先に「歌会始」の選者が赤旗「歌壇」の選者に決まったことに対して警鐘を鳴らした歌人の内野光子さ
      んは今度は保阪正康(作家)と半藤一利(同)の天皇美化発言をとりあげ、その「反動」的役割の本質を見取ることが
      できず、保阪、半藤らを一貫した堅固不抜な平和主義者、民主主義者のようにいたずらに過剰評価してきたいわゆ
      る民主勢力(端的に言えば共産党)の政治的、社会的、文学的な批評精神力の著しい劣化、すなわち、ものを見る目
      のなさについて警鐘を鳴らしています。内野さんの1月11日付けの論はこうした共産党の社会事象全般への批評精
      神力と認識力の劣化の積み重ねが今回の共産党の国会開会式出席につながっているという同党批判の延長にある
      論といってよいでしょう。


【政権の政治・経済政策の欠陥を厚く補完する役割を担う「天皇美化」の危険性】

(略)

( 内野光子のブログ 2016年1月11日)


全文は下記をご参照ください。
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-1732.html


東本高志@大分
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http://mizukith.blog91.fc2.com/ 



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