[CML 041485] 今日の言葉 ――国会開会式出席の理由として志位共産党委員長のあげる「三十数年来の開会式での天皇発言の内容に憲法上の問題がなくなっている」というこの党の弁明も事実と相違する。

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2016年 1月 10日 (日) 07:00:21 JST


【27年前にも天皇明仁の「国政に関する政治的発言」はあった】
志位和夫委員長は、方針転換を明らかにした昨年12月24日の記者会見で(略)「日本共産党としては、三十数年来の開会式での
天皇発言の内容に、憲法上の問題がなくなっていることを踏まえ、今後、国会の開会式に出席する」と述べました。(略)1989年2月
10日の第114回国会開会式で、天皇明仁は「お言葉」でこう述べました。「我が国は、今日まで、幾多の苦難を乗り越え、国民の英
知とたゆまない努力により、国民生活の安定と繁栄を実現し、平和国家として国際社会に名誉ある地位を占めるに至りました。内外
の諸情勢が変動する中で、我が国は、国民福祉の一層の向上を図るため不断に努力するとともに、世界の平和と繁栄を目指し、自
然と文化を愛する国家として広く貢献することが期待されています」(宮内庁HPより)1989年といえば、その前年1988年8月にリク
ルート事件が発覚し、12月には消費税法案が成立、89年4月から消費税がスタートするという政治状況の中で、自民党政治に対す
る不満・批判が高まっていた時です。まさにその時に、「国民生活の安定と繁栄を実現し、平和国家として国際社会に名誉ある地位
を占めるに至りました」という天皇明仁の言葉が、「自民党政府の内外政策を賛美・肯定する」「国政に関する政治的発言」でなくてな
んでしょうか。この発言は27年前のものです。これでも「三十数年来問題ない」と言えますか?(略)

天皇の国会開会式出席が憲法から逸脱していることは憲法学上の定説です。「天皇を外交上元首として扱ったり、さらには制度化さ
れていないいわゆる天皇の『公的行為』の拡大によって天皇の政治性、権威性をさらに高めようとする試みが行われている。その例
としては、一九四七年以来の国会開会式への出席と『お言葉』の朗読・・・などをあげることができる」(舟越耿一著『天皇制と民主主
義)憲法にない「公的行為」こそ、「天皇の政治性、権威性」を高め、天皇の政治利用を強めるための脱法手法にほかなりません。
(略)憲法を逸脱したこうした天皇の「公的行為」の拡大、政治利用の強化、その行きつく先が、自民党改憲草案の「天皇元首化」で
あることは言うまでもありません。天皇の国会開会式出席は、その「形式」や「お言葉」の内容いかんにかかわらず、出席すること自
体が「主権在民」に反し、「国事行為」から逸脱した憲法違反なのです。共産党もかつてはそう主張していたではありませんか。安倍
政権がいよいよ天皇元首化の改憲に乗り出そうとしている時、共産党の方針転換とは逆に、天皇の「政治性・権威性」の拡大・政治
利用を図るあらゆる策動に反対し、阻止することがますます重要になっています。(アリの一言 2016年01月05日)

Blog「みずき」:上記も2016年1月7日付けの「山中人間話」欄でご紹介させていただいているものですが、改めて「今日の言葉」(ブロ
グ記事)としても掲載させていただこうと思います。


以下、省略。全文は下記をご参照ください。
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-1728.html


東本高志@大分
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