[CML 041474] 第156回小出裕章ジャーナル  政府が原発推進にこだわる理由「核兵器をつくるための技術的な能力というものを保持し続けたいというのが一番の動機なのです」

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2016年 1月 9日 (土) 08:48:29 JST


                                                             2016.1.9
みなさんお世話様
小出裕章さんの発言

>今、この時にそれぞれの人が戦争を防ぐために何ができるかということを考えながら、
やはり声をあげる、黙っていてはいけないということが大切なんだろうと、私は思います。

  暴力以外出来ることは何でもやりましょう、
野党統一候補の推薦、「戦争法」賛成議員の落選運動、マスコミの過ちを批判し、
真実を知らせる、放映は良いものは褒め、問題あれば抗議する、カンパをする、
集会・デモに参加する、「安保法制」違憲訴訟等の原告となる、闘争現地へ支援参加、
裁判を傍聴する、ゼッケン・「アベ政治を許さない」等をつけて行動する、ミニコミ、
クチコミを行う、街頭宣伝に参加する、仲間を批判するときは直接述べ陰で言わない、
「戦争法」反対等のポスターを広める、戦争体験者のお話を聞く、貧困非正規雇用等の実態を知る、
戦地や避難民・被害者のお話を聞く、戦争の本質を知る、メール・フェースブック
・ツイッターを活用する等々でしょう。
                            (さいたま市 石垣敏夫)

以下再掲です、(小出さんのお話はとても分かり易いです)
▼政府が原発推進にこだわる理由「核兵器をつくるための技術的な能力というも
のを保持し続けたいというのが一番の動機なのです」~第156回小出裕章ジャーナル

2016年01月02日
http://www.rafjp.org/koidejournal/no156/
湯浅誠:
今日は、『原発と戦争』というテーマでお話を伺います。小出さんは、去年の9
月、毎日新聞出版から『原発と戦争を推し進める愚かな国、日本』という本を出
されました。その本にも書かれてますが、日本政府が原発推進にこんなにもこだ
わる、そして止めない、その理由は何だと思われてますか?

小出さん:
はい。リスナーの皆さんは、この日本という国は平和国家で戦争なんかしないと
思っていらっしゃったかもしれませんが、それは今、安倍政権の下で次々と壊さ
れて、海外に派兵をするというようなところまできてしまっています。そして、
まさか核兵器なんか持たないだろうと、日本の多くの方が思ってきたはずだと思
うのですが、実はそれが初めから間違えなのです。

日本国政府は、国会でこれまでも何度も何度も答弁していますけれども、自衛の
ための戦力は憲法が認めていると、その範囲であるなら、核兵器であろうと通常
兵器であろうと、それを持つことは憲法は禁じていないというのが、日本政府の
一貫した公式見解だったのです。

つまり核兵器は日本という国で持てると、それが日本国政府の見解だった、そし
て多くの日本人の人達は、日本は原子力平和利用であって、平和利用三原則もあ
るので核兵器などつくらないだろうと、そのようにたぶん思ってきたと思うので
すが、それもまた実は違っていたのです。

日本というこの国は、もともと原子力というものを発電の道具として考えていた
のではなくて、平和利用と言いながら、原子力発電をやることで原爆材料である
プルトニウムを手にしたいという、そういう目的のために今日までずっと原子力
をやってきたのです。もうすでに、原子力発電というのが膨大な危険を抱えてい
るということは、福島第一原子力発電所の事故で分かっているわけですし、原子
力が経済的にもペイしないということももちろんわかっていて、電力自由化とい
う今の時代に電力会社自身が国が何か援助してくれなければ、もう原子力ができ
ないというようなことを言っているわけです。

それでもなおかつ、進めると日本国政府は言ってるわけで、なぜなのかと言え
ば、それは原爆材料であるプルトニウムをずっと保持していたい、そして核兵器
をつくるための技術的な能力というものを保持し続けたいというのが一番の動機
なのです。

小出裕章ジャーナル
湯浅:
その政府をずっと担ってきた歴代の自民党政権の中でも、特に安倍政権の原子力
政策というものについては、何か特徴がありますかね。

小出さん:
はい。安倍さんのやろうとしているそのことは、彼は経済最優先というわけです
けれども、私から見ると、日本というこの国は米国の属国のような国だと思って
いまして、米国の属国として、経済最優先で金儲けをするという、それがたぶん
安倍さんの根本的な政策なのだと思います。

そうすると、米国が推し進めてきた原子力というもそれをまた金儲けの道具とし
て、米国と一緒に推し進めるということにもなるわけですし、先程も聞いて頂き
ましたように、原子力というのはもともと核兵器をつくるたための能力を保持し
たいというものだったわけで、安倍さんとしては、もちろんそれは失ってはなら
ない、これからどんどん米国と一緒に戦争に出て行くという時には、日本も核兵
器を持てる能力があるんだぞということを外国にも見せつけておかなければいけ
ないということをこれからもどんどん進めていくんだろうと思います。

湯浅:
原発と戦争に関して言えばですね、日本は1950年代後半からですか。原子力の
平和利用という言葉を信じてきたわけです。この歴史について、小出さんが今一
番伝えたいと思われることは何でしょうか?

小出さん:
はい。歴史というのは大きな流れで流れていまして、危ないなと気が付いた時に
は、もう一人ひとりの力ではもうどうにも流れを変えることができないという状
態になってしまっていました。それは、もう先の戦争の時だけじゃなくて、長い
歴史を見れば、ほとんどの時代で一人ひとりが気がついた時にはもう流れを押し
とどめることができないということは多々あったわけです。

私は現在、安倍さんのやっていることを見ると、本当に危ない方向に日本という
この国が流されていると思いますし、何か抵抗しようと思い立った時には、もう
手遅れになってしまっているという危険性があると思います。今、この時にそれ
ぞれの人が戦争を防ぐために何ができるかということを考えながら、やはり声を
あげる、黙っていてはいけないということが大切なんだろうと、私は思います。

湯浅:
そして現実には、まだ福島の原発事故は何も変わってないですよね。

小出さん:
はい。残念ながら変わっていません。溶け落ちた炉心がどこにあるかすら、未だ
にわからない。5年経った未だに、福島の人達、被害者の苦難というのは解消さ
れていないわけです。リスナーの方も、未だにちゃんと気がついていないのでは
ないかと私は思うのですが、2011年3月11日に日本というこの国は、原子力緊急
事態宣言というものが発令されて法律が停止されているのです。

普通の人々は、1年間に1ミリシーベルト以上被ばくをしてはいけないというよう
な法律もありました。しかしそんな法律はもう全く適用することができないとい
うことで、原子力緊急事態宣言が発令されて、実はその緊急事態宣言は未だに解
除されていないのです。

今現在、日本というこの国は、原子力緊急事態宣言下にあるという非常に特殊な
国になってしまっているわけで、それを5年経った今も乗り越えることすらがで
きないという困難な状況にあるのです。

湯浅:
パリのあのテロで非常事態宣言下にあるという話が出てましたが、私達も緊急事
態宣言下にあるっていうことですよね? 忘れちゃいけないですね。小出さん、あ
りがとうございました。

小出さん:
はい、ありがとうございました。


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