[CML 042077] 今日の言葉(2)――ネバダでクリントンがヒスパニック系で強いという前評判がはじめて覆った。ラテンアメリカ系の人びとへの出口調査でサンダースは8ポイントの差をつけてクリントンを追い抜いた。

higashimoto takashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2016年 2月 21日 (日) 20:55:39 JST


【一緒に立ち上がり続けるならば私たちは勝ち続けることができる】
ネバダの民主党の党員集会の結果は、クリントンとサンダースの差が4ポイントというところまで接近したことを示している。最後に幾つ
かの情報を私訳しておいた。とくに大きいのは、一部の報道とは違って、クリントンがヒスパニック系で強いという前評判が、はじめて覆
ったことだ。ラテンアメリカ系の人びとへの出口調査で、サンダースは8ポイントの差をつけて、クリントンを追い抜いた。この傾向は全
国的に拡大するものと思われる。全国の世論調査でも、クリントンとサンダースの支持率はほぼクロスするところまでいっている。

ヒスパニックとアフリカンの間での支持がサンダースに向かうのは必然的なことであろう。アフリカンの中では議員の支持は依然として
クリントンが強いが、著名な牧師さんたちの支持はサンダースに向かっている。こうなると、最初はとても予想できなかったことだが、ス
ーパーチューズデイの後もサンダースが民主党の指名選挙のトップメンバーとして残る可能性が高くなったといえるだろう。

【「バーニー自身のメール」から】
ネバダの最終結果が入ってきた。私たちは若干少ないといってもクリントンとほとんど同数の代議員を確保して、他の州に向かうことに
なるようだ。私は、この結果が意味するものについて完全にはっきりとさせることが必要だと思う。ネバダは、クリントンの選挙運動にと
っては「おあつらえ」の州で、彼女は40ポイントのリードを確保していた。しかし、今日、私たちは、この国の政治経済を支配するエスタ
ブリッシュメントを麻痺させるようなメッセージを送った。わたしたちのキャンペーンは、どこでも勝つことができるということだ。来月は、
26の予備選挙と党員集会が幹部会がある。私たちの運動がもたらしたこの間の3つの明瞭な結果は、私たちの対立候補と彼女の政
治資金組織に資金を供給している百万長者や億万長者から強硬な反応を呼び起こすでしょう。(略)一緒に立ち上がり続けるならば、
私たちは勝ち続くことができます。連帯を、バーニー・サンダーズ(保立道久の研究雑記 2016年2月21日)

【サンダース現象余波】

      Blog「みずき」:「サンダース現象余波」とでもいうべき現象がこの日本でも起きています。以下、保立道久さんの言う「アメリカ
      の熱気は、日本に伝染しやすい」ということのひとつの証左として、また、メディアの「変わり身の素早さ」(政治用語では「転向」
      とも言いますが)のひとつの典型としても、今日の朝日新聞の「社説」と「天声人語」にその萌芽の例を見ておきます。


以下、省略。全文は下記をご参照ください。
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-1796.html


東本高志@大分
higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
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