[CML 042000] 「少年死刑囚」 中山義秀 池田浩士 インパクト出版会
大山千恵子
chieko.oyama at gmail.com
2016年 2月 16日 (火) 12:24:47 JST
「少年死刑囚」 <http://www.forum90.net/pdf/shikeishuboy.pdf> 中山義秀
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%B1%B1%E7%BE%A9%E7%A7%80> 池田浩士
<http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama/e/160f56a9b62a616dce47f238ce843d20>
インパクト出版会
<http://www.jca.apc.org/~impact/cgi-bin/book_list.cgi?mode=page&key=shounen>
「少年死刑囚」 <http://www.forum90.net/pdf/shikeishuboy.pdf> 中山義秀
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%B1%B1%E7%BE%A9%E7%A7%80> 5
1950年 文芸春秋新社から刊行された、少年殺人者の手記をもとにして描かれた芥川賞
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%A5%E5%B7%9D%E9%BE%8D%E4%B9%8B%E4%BB%8B%E8%B3%9E>
作家中山義秀 <https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%B1%B1%E7%BE%A9%E7%A7%80>
のドキュメンタリー小説。
不幸な家庭環境と貧困によって
18年の人生で5人の人を殺めた少年は死刑判決を受ける。そして獄中で浄土真宗に帰依した少年は安らかな気持ちで死刑を受け入れようとする。← *ずるがしこい*
少年特有の偽善なのではないかと疑ってしまうが、まあそうなんだろう。
しかし少年法改正に伴う恩赦でかれは無期懲役に減刑される。浄土への楽しい憧れを持って生きていた少年はこの世に引き戻され何の希望も幸福も見出し得なくなってしまうのだった。
*宗教心がないので私にはわからないが、チラシ説明による。*
1955年、吉村廉監督で日活が映画化。撮影は 府中刑務所の全面協力で監房内部までロケの許可が下り、本物の看守の制服までもが俳優たちによって着用された。←
なにか刑務所の宣伝映画っぽいね。主人公の少年を新人・牧真介
脇役を田中絹代、左卜全、信欣三らが演じた。翌1956年に死刑廃止法案が国会に上程される前年であり、この映画もその動きに一定の影響を与えたのかもしれない。
*『少年死刑囚』はいま何を問うているのか?――解説にかえて 池田浩士
<http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama/e/160f56a9b62a616dce47f238ce843d20>* 92
表紙では解説となっているが、「解説にかえて」と題するとこが、池田さんらしい。
モデルとなった鹿児島・雑貨商殺害 の少年のその後を追い、分析する。← *中年の彼、老年の彼を知ると長期拘禁の恐ろしさ*を、まじまじと感じた。
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大山千恵子
ブログ 「千恵子@詠む...」 毎日更新http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama
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