[CML 041903] えひめ教科書裁判の判決内容の報告

okumura etuo gf742bpjye82j6v7vzw2 at mopera.net
2016年 2月 9日 (火) 17:12:00 JST


愛媛の奥村です。
BBCでお送りします。重複される方、すみません。
えひめ教科書裁判の報告です。

あれこれのことが重なり、報告が遅れました。

■□■□■□■□■□■  私的報告 □■□■□■□■□■□■□

2011年度の今治市教委の違法な採択に対する住民訴訟の判決

 昨年12月15日、下記の経過にあります裁判の判決があり、訴えの全てを退けました
(概要及び今後の取り組みに役立つ、認定事実の下記参照)。

 25日に、判決を不服であると高松高裁に控訴しました。

●経過の概要
 今治市教委が、2011年8月の中学歴史教科書採択において、教員らの評価が最も低
い「育鵬社版」歴史・公民教科書を、定められている適正手続を反して違法に採択し
ました(採択とは、今治市が購入する教員用教科書を決定する行為に該当:財務会計
行為:支出負担行為)。
 違法採択に基づく教員用教科書購入は、違法な公金支出となるとして、今治市が違
法な採択を行った委員ら対して、今治市に与えた損害(違法公金:教科書購入費)の
補填命令することなどを求める住民訴訟を起こしました(2012.4.10)。

 松山地裁は、第1回口頭弁論で私たちに陳述を一切行わせず、わずか4分程度で、
強行に結審し、判決においても訴えの内容を全て認めませんでした(2012.12.19)。
 この判決を不服として、高松高裁に控訴し、高裁は、私たちの訴えの一部を認め、
松山地裁に審理のやり直しを命じる事実上の「差戻」の決定し(2013.7.12)、地裁
で4回の口頭弁論を重ね、今回の判決に至ります。
 提訴から地裁判決までに3年半になります。

 なお、今治市教委は、昨年(2015.8)、この判決の前に、育鵬社版でなく、東京書
籍を採択しました。


●判決の概要
 判決結果は、酷いものですが、判決内容は、「直ちに違法」「著しく合理性を欠
く」「一見明白に違憲、違法であるとはいえない」との理由での訴えの退けに過ぎま
せん。
 
 このように、提訴以来、被告行政権力寄りの司法(裁判官ら)の「壁」に阻まれ続
けています。しかし、判決内容は、下記のように私たちの法的追及で、苦しい言い訳
となっています。

〆治市教育委員会が、選定委員会や本件資料が一番高く評価する図書を選ばなかっ
たことが、直ちに本件採択を違法とするものでないことは明らかである。

∨楫鏈梁鬚著しく合理性を欠き、今治市の判断に予算執行の適正確保の見地から看
過し得ない瑕疵があるとは認められない。

今治市教育委員会が本件教科書を採択したことが、一見明白に違憲、違法であると
は認められない。

に楫鏈梁鬚著しく合理性を欠き、今治市の判断に予算執行の適正確保の見地から看
過し得ない瑕疵があるとは認められない。


また、下記は、判決文のなかの「認定事実」の「育鵬社教科書の評価」です。

●第3 当裁判所の判断 2 認定事実
(3)本件教科書の評価等
(イ) 本件教科書は、「新しい歴史教科書をつくる会」から分裂した「日本教育再生
機構・教科書改善の会」が作成したものであるところ、両会が作成する図書に対して
は、皇国史観、侵略戦争の肯定、国家主義の重視といった右派の主張が盛り込まれて
いるとの批判もある(甲30)。

 以上のように、「本件教科書は、『新しい歴史教科書をつくる会』から分裂した
「日本教育再生機構・教科書改善の会」が作成したものである」と認定しています。
(以下「認定 廖法

 認定〕由及び証拠の説明はありません。しかし、それは、私たちが、準備書面と
多数の証拠を示した事実に基づき、そう認定せざるを得なかったのだろうと思いま
す。

 この認定の決め手は、「日本教育再生機構・教科書改善の会」(背後に最大の右翼
組織の日本会議)などが、本件教科書の「採択を推進する団体と同一の構成」である
と愛媛県及び県教委が認識し、それを理由に、「建国記念の日奉祝愛媛県実行委員会
からの後援申請について」(主催の実体は日本会議愛媛県本部)に対して、奉祝大会
の後援を承認しなかった理由・証拠にあるだろうと思われます。これは、これまで、
県教委を裁判で追及してきたことなどが、県教委が、後援を断った背景の一つの理由
ではないかと思われます。

 裁判所がこのような認定を行ったのは、この認定が、判決には、大きな影響を及ぼ
すことはないとの判断があったのだろういと思います。

 しかし、育鵬社版教科書は、「日本教育再生機構・教科書改善の会」が作成したも
のである」との認定は、今後の取り組みに有効に活用できるのではないかと思いま
す。

●「育鵬社版教科書の評価」として
「両会が作成する図書に対しては、皇国史観、侵略戦争の肯定、国家主義の重視と
いった右派の主張が盛り込まれているとの批判もある(甲30)」(以下評価 

この評価を行った証拠として(甲30)とあります。これは、
元中学校社会科教員の「意見書」です。
下記が、意見書のタイトルです。

「育鵬社版歴史教科書『新しい日本の歴史』及び育鵬社版公民教科書『新しいみんな
の公民』が「生徒たちが使う教科書として適切でない」

この裁判所の評価,癲活用できるのではないでしょうか。

***************
Okumura Etuo
gf742bpjye82j6v7vzw2 at mopera.net

安倍政権の「教育再生」の問題点
教育委員会制度とは 画像13分43秒
https://www.youtube.com/watch?v=iByza-XunEQ
安倍自民党政権の「教育再生」は、憲法改悪の地ならし-資料
http://kyoukasyosaiban.web.fc2.com/sub6/2013/saisei.html
「原発安全神話と教科書記述−検定基準改悪」 画像5分49秒
http://www.youtube.com/watch?v=1l6SToOmnk4 
えひめ教科書裁判 資料
http://kyoukasyosaiban.web.fc2.com/sub2.htm
憲法活用が、憲法「改悪」の〈ちから〉! 
http://kyoukasyosaiban.web.fc2.com/sub8.htm
****************




CML メーリングリストの案内