[CML 041856] Re: 今日の言葉 ――政府に同調して共に北朝鮮からの攻撃の危機を叫ぶNHKや朝日、他メディアは何なのだろう?しかしながら、新聞社やテレビ局よりも深刻なのは、この国の「知識人」だろう。

T.kazu hamasa7491 at hotmail.com
2016年 2月 6日 (土) 17:44:49 JST


なんかいよんでもなんかいなぶんしょうですな。
主流サヨクだか高志サヨクだかなんだかわかりませんが、
どちらも悪文サヨクであることは確かなようですね。

複雑な入れ子細工のマトリョウシカはやめてもらえないでしょうか?
そこには必ず論旨のごまかしがあります。
検証したくもありませんが。
ni0615田島拝


-----Original Message----- 
From: higashimoto takashi
Sent: Saturday, February 06, 2016 4:13 PM
To: 市民のML
Subject: [CML 041855] 今日の言葉 ――政府に同調して共に北朝鮮からの攻撃の危機を叫ぶNHKや朝日、他メディアは何なのだろう?しかしながら、新聞社やテレビ局よりも深刻なのは、この国の「知識人」だろう。

Blog「みずき」:私は、「北朝鮮は独裁国家であり、民主化しなければならない」という現在の「主流左翼」の持つ認識
とかつての(思想の核としてはいまも残存する)欧米の「植民地主義・帝国主義」思想とを同列視する「ディストピア」
主宰者の認識には賛成しません。が、同主宰者の北朝鮮の人工衛星を「事実上のミサイル」とする安倍政権の反
北政策の尻馬に乗って同様のプロパガンダを垂れ流す体のメディア及び「知識人」批判は正鵠を射た批判であろう
と思います。さて、その主宰者が「知識人」批判の一例としてあげている白井聡氏は保守の「明文改憲」論と変わり
のない9条改憲論を提起する「新9条論」論者の思想と近いところに位置し、その思想の危うさについては私も割に
早い段階から何本か記事にして批判しています。ご参照ください。

【メディアと「知識人」のあまりにも日本的な「事実上のミサイル」という表現】
日本では北朝鮮の人工衛星打ち上げを「事実上のミサイル」と記述するが、海外のニュースサイトではどう表現されているか
と調べてみると面白いことがわかった。(略)海外の記事(注:1例)には、「事実上のミサイル」という表現が見当たらないので
ある。(略)歴史改竄や軍拡に奔走する日本政府が強硬姿勢を取るのは自然であり、また必然な反応だが、それに同調して
政府と共に危機を叫ぶNHKや朝日、他メディアは何なのだろうか?(略)しかしながら、新聞社やテレビ局よりも深刻なのは、
この国の知識人だろう。(略)

白井聡氏の『永続敗戦論』などを読むと、日本の主流左翼は、北朝鮮がどれほど欧米が主導する国際政治の場において理
不尽な仕打ちを受けているのかを知っていながら、それでもなお北朝鮮を敵視しようとしているのではないかと思えてくるので
ある。(略)北朝鮮の脅威というものは集団的自衛権の容認をはじめとした軍拡や植民地支配に関する歴史改竄、朝鮮民族
に対する蔑視を正当化させる最大の口実だと言える。少なくとも朝鮮学校については北朝鮮のスパイ養成機関という偏見に
より無償教育の対象から外されているのは確かである。こういった事態に対して北朝鮮との無関係性を強調することで在日コ
リアンを救おうとしているのが今日(といっても、20年以上前からだが)の主流左翼だ(反共左翼と私は呼んでいる)。そこには
北朝鮮は独裁国家であり、民主化しなければならないという意識が見え隠れする。欧米は今から100~200年前の19世紀~20
世紀半ばにおいて「文明化」、つまり野蛮な国家を導き、文明国家へと変えさせなければいけないという理屈の下、アフリカや
南米、アジアの弱国を次々と植民地化・保護国化していった。「文明化」が「民主化」に変わっただけで、やってることは同じな
のだが、日本の主流左翼はこういう継続する植民地主義・帝国主義について、徹底的に戦おうとするどころか、アラブの春や
北朝鮮、シリアに対する攻撃を称賛している。(略)

私は、民主主義というイデオロギーは絶対の武器ではなく、逆に民主主義を尊重することで、かえって差別が助長されたり看
過されたりもすることを念頭に置きながら研究をしているが、歴史的に見れば、民主主義を尊重してフランス革命や独立革命
を行ったであろう米仏のほうが中東やアジアに対して相当ドギツイことをしていることがあまり指摘されないことに不満を抱いて
いる。(特に現代史、現代政治に関連する言説において)このような世界観や歴史観の克服ができない限り、いつまで経っても
日本の主流左翼は北朝鮮の人工衛星を政府と一緒になって事実上のミサイルだと騒いでいるのではないだろうか?『永続敗
戦論』について言えば、左翼が書いて左翼が絶賛したという大きな目で見れば左翼の自己満足の領域を出ない本である。こう
いうレベルから論壇が上昇しない限り、あるいは出版物や放送に露出する権利を持つ左翼が変身しない限り、現状は大きく変
わらないだろうし、ズルズルと軍拡、改憲に向かっていくのではないだろうか?そう思えてならない。
(時事解説「ディストピア」 2016-02-03 )

以下、省略。全文は下記をご参照ください。
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-1776.html


東本高志@大分
higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
http://mizukith.blog91.fc2.com/



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