[CML 046043] 「信じる道を生きる」

PARK gk374523 at qb3.so-net.ne.jp
2016年 12月 18日 (日) 17:24:37 JST


半月城です。

 拙文「信じる道を生きる、ネット右翼との論戦から「半月城通信」へ」を雑誌
『フラタニティ』4号に掲載しました。リンク先は下記です。
http://www.kr-jp.net/ronbun/park/park-1611belief.pdf

 最初の出だしをちょっと紹介します。
       −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 日本がハワイの真珠湾を奇襲攻撃した半年後、私は日本で法的には日本人とし
て生まれました。本来なら法的に韓国人として生まれるべきだったのに日本人と
して生まれたのは、日本の植民地に転落した大韓帝国の末裔のさびしい運命でし
た。しかし、法的に日本人とはいっても「内地人」と呼ばれた日本人と区別され
た二級「国民」であり、下層階級としてどん底の暮らしを強いられたのでした。
わが家とても例外ではなく、そんな環境で私は育ちました。
 終戦の日は、朝鮮が日本の植民地から解放された喜ばしい日でした。私たちの親
の世代は日本によって奪われた民族精神を取り戻すべく、多くの民族学校を建て
るなど明るい目標に向かって進んでいました。ところが、やがて露骨に日本政府
の抑圧を受けるようになりました。1947年5月2日、すなわち新憲法を実施する前
日に天皇は議会の承認を必要としない最後の勅令207号を発し、在日コリアンは
「当分の間、これを外国人とみなす」と布告しました。これが制度的な抑圧の始
まりでした。新憲法が実施されれば、それまで法的に日本人とされた在日コリア
ンも当然基本的人権を尊重されるはずでしたが、それが外国人の名のもとに勝手
に切り捨てられるのでした。・・・・



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