[CML 044522] 市民グループ「私が東京を変える」【声明】参議院議員選挙と東京都知事選挙を終えて

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2016年 8月 8日 (月) 21:18:54 JST


紅林進です。


私も関わっています市民グループ「私が東京を変える」の下記声明を
転載させていただきます。

(以下転送・転載歓迎)

【声明】参議院議員選挙と東京都知事選挙を終えて
http://watashiga.org/tokyo/statement/1303

<2016年参議院議員選挙>
安倍政権が、集団的自衛権の行使と戦争できる国家に日本を導く安保法制(戦争法
制)を強行採決し、壊憲の動きを強める中、今年2016年7月10日に行われた参議院議
員選挙では、安保法制(戦争法制)の廃止と立憲主義の回復などを掲げ、民進党、日
本共産党、社民党、生活の党と山本太郎となかまたちの野党4党の選挙共闘が実現
し、全国32の一人区で統一候補を立て、内11の選挙区で当選させた。野党共闘の
大きな成果といえるだろう。そのこと自体はわれわれも大きく評価し、来るべき衆議
院議員選挙でも、引き続き、野党共闘、そして市民も含めた共闘が発展・深化するこ
とを期待したい。

し
 かしこのような野党共闘の努力にもかかわらず、この選挙全体では、自民党、公明
党の連立与党は、改選議席の過半数である61議席を大きく上回る70議席を獲得
し、非改選議員を含めた参議院全体では、自民・公明の与党に加え、改憲に前向きな
野党のおおさか維新の会・日本のこころを大切にする党、それに憲法改正に前向きな
非改選の無所属議員を加えた「改憲勢力」が参議院における全議席の3分の2を超え
た。同じく「改憲勢力」が全議席の3分の2を超えている衆議院とあわせて、議席の
数で言えば、国会において憲法改定の発議をすることが可能になるという、危機的な
状況を迎えてしまった。

なお東京は6人区で、1人区ではなかったため、野党統一候補は実現せず、「
 私が東
京を変える」としても、改憲勢力、自公の補完勢力でない野党を応援するという合意
はあったが、特定の候補者を応援することはなかった。

<2016年東京都知事選挙>
そういう中で舛添要一都知事(当時)が、猪瀬直樹前知事に引き続き、またもや「政
治とカネ」の問題で、任期途中で辞任し、7月31日に東京都知事選挙が行われた。

わたしたち「私が東京を変える」としては、6月16日付の声明「都知事選にあたっ
て」で、諸野党や広く市民あるいは市民運動諸グループで協議していただいて、われ
われが都知事候補として最も相応しいと考える宇都宮健児氏を「野党統一候補」とし
て推薦するよう呼びかけた。同時に宇都宮健児氏には、「野党統一候補」をめざして
名乗りを上
 げられるよう出馬依頼状をサイトに公開し、その旨お知らせをした。

しかし野党4党の統一候補選びは迷走し、最終的に、鳥越俊太郎氏に決まった。その
過程は拙速かつ密室的なものであった。そういう中で、宇都宮氏に、出馬するなとい
う圧力も加えられた。

「私が東京を変える」は、7月13日付声明「宇都宮健児さん正式立候補のお願い」を
出して、「正々堂々と選挙に出馬し、有権者の選択肢を奪わないことが肝要である」
と主張した。

しかし宇都宮健児氏は、野党統一候補の勝利のため、また市民運動の分裂回避のた
め、苦渋の出馬断念という決断をされた。

「私が東京を変える」としては、宇都宮氏の立候補を願って、先の声明を出したが、
鳥越氏での一本化が図られ
 た以上、鳥越氏の当選を強く願うとともに、宇都宮氏の掲
げた政策が一つでも多く、実現されることを強く望んで、【声明・要望書】「鳥越俊
太郎知事誕生に向けて」を出した。鳥越氏で一本化するにあたり、宇都宮氏が特に強
調した三点の政策(1.築地市場の豊洲移転作業をいったん中断し、再検討する。2.
外環道・道路建設計画は見直す。3.横田基地へのオスプレイ配備に反対する。)な
どを、鳥越氏が自身の政策集に反映し、目に見える形で都民に約束することを前提と
して、鳥越氏への投票を呼びかけたのである。
その後、鳥越氏の女性問題に関わる「疑惑」が『週刊文春』『週刊新潮』で報じられ
た。鳥越氏が不利なのではないかとの憶測が飛ぶ中、選挙戦終盤を迎え、鳥越陣営
 か
ら、宇都宮氏に対して、応援要請が正式に出された。それに対し、宇都宮氏は、提示
した政策の受け入れと女性問題に関わる「疑惑」に対しての説明責任を果たすことな
どを条件に、鳥越候補の応援に行くと回答したが、鳥越陣営は、政策の受け入れは表
明したものの、「疑惑」に対しての説明責任を果たすことは拒否した。そのため、宇
都宮氏の鳥越候補に対する応援は実現しなかった。

7月31日に投開票が行われた都知事選挙は、小池百合子氏が2,912,628票(得票率
44.49%)で当選し、自民党、公明党、日本のこころを大切にする党推薦の増田寛也氏
が1,793,453票(得票率27.40%)で次点となり、野党統一候補として擁立された鳥越
俊太郎氏は、1,346,103票(得票率20.56%)しか得票できず、小池
 百合子氏にダブル
スコアの票差をつけられ、増田寛也氏の得票にも及ばなかった。保守分裂と野党統一
という極めて有利な状況がありながら、それを生かしきれず、惨敗というほかない。
前回の都知事選挙で982,594票(得票率20.18%)を獲得して次点となった宇都宮健児
氏が野党統一候補勝利のために、苦渋の出馬断念をしたにもかかわらず、前回の野党
票が割れた中でも宇都宮氏が獲得した得票率20.18%と大差ない得票率しか鳥越氏は獲
得できなかった。なお、得票数ではなく、得票率で考えるべきであることについて、
前回、2014年2月の選挙日前日は大雪であり、投票率が特に低かったこと、そして、
今回は18歳選挙権の実現により、有権者数自体も大幅に増えたことを付言しておく。

<
 野党統一都知事候補選定擁立過程の問題>
今回の野党統一候補鳥越俊太郎氏の選定・擁立には非常に問題があった。

〔酖淌一候補の擁立が自己目的化し、国政の課題が優先し、都政の課題が二の次に
されたこと。
しかも鳥越氏は都政についてのきちんとした政策すら出馬会見や告示段階で何ら打ち
出せなかった。
安倍政治、安保法制に反対し、立憲主義を守るということは重要であるが、都政の具
体的な政策を示せないということでは、都民、有権者の支持は得られない。

候補擁立に当たって政策協定もなく、擁立したこと。
これでは、野合と批判されても仕方ない。

C量湘挈ダ茲如候補者の都政に対する識見や適格性を十分審査することなく、擁立
したこと。
人気
 投票ではないのだから、このような有名人、知名度のみを優先させる候補選定か
ら脱却すべきである。また、宇都宮氏自身の知名度ということでいえば、過去2回の
選挙で次点であったことからも、それなりに有権者の間で、宇都宮氏の名前は浸透し
ていたと考えられ、宇都宮氏をあえて統一候補にしたくないという力が働いたと考え
る方が自然である。
じ補者の選定に当たって、公開の場で、候補予定者が都政に関する政策の相互討論
や論争をすることなく、一部政党執行部の人たちによる密室での人選が行われたこ
と。
候補選定に当たって、予備選挙や候補予定者間の政策論争が公開の場で行われる米国
の大統領選挙の方が、この点に関しては、よほど民主的である。特に候補者選定
 を中
心的に進めた民進党執行部の責任は重い。著名人頼りで、何人もの候補者名が挙がっ
ては消え、また別の人が挙げられるといった迷走を繰り返し、その結果、有権者の不
信感も買った。
ジ補擁立に当たって、候補者候補に対する、資質、適格性の審査が不十分であった
こと。
鳥越氏の『週刊文春』『週刊新潮』が報じた「疑惑」が事実かどうか、わからない
が、以前からそのような噂は一部で流れていたとも聞くので、民進党などの政党幹部
も調査が充分だったかどうかも問われる。そして鳥越氏の高齢と体力の問題である。
Δ海譴泙韮嘉戮謀呂蝓猪瀬氏、舛添氏を批判して都知事選を戦い、両回とも100万
票近くの得票をして次点となり、前回は、野党側が分立したにもかかわら
 ず、細川護
熙候補の得票を上回る得票を獲得し、得票率も伸ばし、そしてその後も、市民ととも
に都議会を傍聴し続け、都政に対する政策を練り上げてきた、そして次の都知事選に
向けた準備もしてきた宇都宮健児氏を候補者選定から排除する形で、出馬辞退を迫っ
た、政党幹部や市民団体の人々の責任も問われなければならない。
「野党統一」という名目であれ、そもそも他の候補者の立候補する権利を奪ったり、
圧力をかけたりする権利は誰にもないはずである。このような暴挙が行われたこと自
体、有権者の不信を買い、結果として、鳥越氏への集票を拒んだと考えられる。これ
は、鳥越氏の問題ではなく、宇都宮氏という立候補表明者がいるのにもかかわらず、
あえて、その立候補
 をさえぎる形で、他の候補を擁立しようとした野党の不誠実さこ
そが問われなければならない。

<今後の候補者選定擁立に当たっての提言>

〕名人や知名度に頼るのではなく、政策本位に候補者を選ぶべき。

∪党や市民団体が統一候補を擁立する場合は、きちんとした政策協定を結んだ上で
擁立すべきである。

8補選定に当たっては、一部の者による密室の場で行うのではなくて、公開の場
で、相互の政策討論を行って、一般市民も参加して決めるべきである。

じ補者擁立に当たっては、候補者の識見、都政に対する熱意と政策、および政治と
カネの問題、人間的資質の問題等を充分審査した上で擁立すべきである。

ケ都宮氏に対する今回のような不当な差別
 的対応は、いかなる候補に対しても繰り
返されてはならない。

<今後に向けて>

宇都宮健児氏が取り組む市民活動の流れは、まさにわれわれ都民が求めるものを追求
しており、この絶望的な時代にあって、わたしたちはそこに、一縷の光を感ずる。
自覚的主権者として、「私が東京を変える」は、その可能性に賭けることを決意し
た。
今回、小池百合子氏が都知事になったが、われわれは小池都政を監視してゆく。築地
市場の豊洲移転問題や、外環道・道路建設計画問題、横田基地問題、オリンピック問
題なども、注視してゆく。
来年は都議会議員選挙もある。
そして次の都知事選に備えて、われわれ市民運動の側でも、この間3回続いたような
任期途中での突然の都知事選に
 も備えなければならない。
ひきつづき、都政の監視と刷新のため活動を続けている宇都宮健児氏と「希望のまち
東京をつくる会」とも連携しながら、市民グループ「私が東京を変える」は、今後と
もこれらの課題に取り組んでゆく。

私が東京を変える 代表 山口あずさ


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