[CML 043065] 今日の言葉 ――原発を「止めない理由」の背後には関係者の意地、不安、期待、面子、自己保身が見え隠れする。先の戦争を止められなかった理由と同じだ。こうして人災は繰り返されるのである。

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2016年 4月 21日 (木) 21:33:27 JST


      Blog「みずき」:元NHKプロデューサーの永田浩三さん(現武蔵大学教授)は本日付けのフェイスブックで「NHKの
      ヨーロッパ総局長だった大貫康雄さんと、災害報道の最前線に長くいた社会部の斎藤宏保さんが、川内原発の
      ある鹿児島の震度についてきちんと伝えないNHKニュースについて激しく怒」っていることを紹介しています。いま
      ちょうど「表現の自由」調査国連報告者のディビッド・ケイ氏が来日し、国境なき記者団による2016年度の世界
      の「報道の自由度ランキング」が発表されたばかりですが、この隠蔽された問題をどのように報道するか。いまま
      さに日本のジャーリズムの質が改めて試されているときというべきでしょう。しかし、また、「福島」の問題をデマに
      利用してはいけないことも明らかです。これもまた別の意味で真実を隠蔽する役割を果たすのです。このことはこ
      の5年間の経験として私として特に述べておきたいことです。

【未知の大地震が起きたということは再稼働の前提も崩されたということだ】
「原発は異常なしです」NHK(東京都 櫻井和子)19日の朝日川柳より――川内原発が心配だ。「熊本地震は、その規模も
発生のメカニズムも、過去に類例のない、極めて特異な地震である。複数の活断層が関係し、断層帯を離れた地域にも、
地震が飛び火しているという。通説とは異なり、布田川断層帯は、巨大噴火の痕跡である阿蘇のカルデラ内まで延びてい
た。海底に潜む未知の活断層の影響なども指摘され、広域にわたる全体像の再検討が、必要とされている。正体不明な
のである。未知の大地震が起きたということは、原発再稼働の前提も崩されたということだ。(略)川内原発は、1、2号機
とも運転開始から30年以上たっており、老朽化も進んでいる。小刻みに続く余震で、複雑な機器がどのようなダメージを受
けているのか、いないのか。交通網が断ち切られ、食料の輸送さえ滞る中、十分な避難計画もできていない。その上、九
電は、重大事故時の指令所になる免震施設の建設を拒んでいる。(略)」(東京新聞社説20日)

どこから見ても川内原発はいったん止めるべきだろう。

同じ今朝の東京新聞にのった斎藤美奈子氏{文芸評論家}の『止めない理由』というコラムはちょっと考えれば常識で分
かるはずなのに、なぜ止めないの、と説得力をもって訴える。

《川内原発、なぜ止めないの?熊本地震の震源域は拡大しており、気象庁は「先は見通せない」と、日本地震学会の会
長は「断層帯の南西にも注意が必要」と述べているのだ。「念のため」でも、原発に賛成でも反対でも、ふつう止めない? 
14日の前震は熊本県益城町で最大加速度1580ガルを記録しており、川内原発の基準地震動620ガルを上回っている。
政府、九州電力、地元の薩摩川内市か鹿児島県、どこかが「万一に備えて川内原発は一旦運転を停止したい」と要請
すれば事態は動くのではないか。そうしないのは、よほど停止してはいけない理由があるのだろう。規制委の田中俊一
委員長は「不確実性があることも踏まえて評価しており」「懸念がある場合は止めることができるが、今のところ科学的
根拠がない」と述べた。が、背後には関係者のさまざまな思惑を感じる。やっと再稼働にこぎつけたのに、そう簡単に止
められるかという意地。ここで止めやら二度と稼働できなくなるという不安。危機を乗り切れば日本の原発の安全性が
立証できるという期待。停止を求める声に屈したら負けだという面子。停止に伴うリスクを負いたくないという自己保身。
先の戦争を止められなかった理由と同じだ。こうして人災は繰り返されるのである。》(本音のコラムより)

14日の地震の震源とされる日奈久断層帯は、三区間あって、川内原発は八代海区間の近くに位置する。そこでは、マ
グニチュード7.3程度の地震の可能性が指摘されている。ほんとに、なぜ、止めないの?(高世仁の「諸悪莫作」日記 2016-04-20)


以下、省略。全文は下記をご参照ください。
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-1889.html


東本高志@大分
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