[CML 042917] 今日の言葉 ――日本人が抱く公共のイメージは広がりと深みに欠ける。どんどん『私』を主張すればいい。しっかりした個の土台の上に、ほんものの公共は育まれていく。

higashimoto takashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2016年 4月 13日 (水) 09:24:05 JST


      Blog「みずき」:作家の桐野夏生さんは「理念の上にしっかり立つ、という姿勢」の重要性を言いながら「学生団体
      SEALDs(シールズ)」の活動を評価していますが、私はSEALDsが「理念の上にしっかり立」ちえている団体で
      あるとは思いません。その点において桐野さんの評価は表層的なものでしかないと私は思います。理念の問題
      を言うのであれば、SEALDsは日本社会の民主主義と東アジアの平和どのような理念を語っているか。その理
      念の正否を見極める必要があるでしょう。しかし、残念ながら、桐野さんにその正否を見極めようとした節は見
      当たりません。それでは理念は理念と呼ぶには値しないでしょう。

【「理念の上にしっかり立つ」ということ】
――最新作「バラカ」で、東日本大震災の8年後の日本を想定されました。福島第一原発事故後の混乱に人生を翻弄され
る主人公の少女たちが、自分たちは「棄民」、国に見捨てられたと語ったのが印象に残っています。「取材で訪ねた仮設住
宅にお住まいの方から、実際に聞いた言葉です。あれだけの大事故が起きても、経済成長を追い求め、五輪の夢に浮か
れる、現在の日本の姿を映し出したいと思いました」「子どもが人身売買される現場として中東のドバイにも舞台を置きまし
た。急速な経済発展の一方で、国境を越えた格差を生みだす、荒々しい新自由主義の最前線でもあると感じたからです」

――これまでの作品より政治的なメッセージを強く感じます。「そうかもしれません。震災以降、言いたいことをより直接的
に書くようになってきました」「社会の分断化が進んでいます。たとえば、生活保護バッシングやヘイトスピーチ。あるいは、
女性差別に抗議すると、女は得しているくせに、と言われたりもする。誰かの幸福を追求すれば誰かが損する、という風
に論理がすりかわっている」「また家族が壊れている。子どもの虐待や、そこから派生する子どもたちの非行。貧困が原
因だと言っても過言ではないでしょう。非正規雇用の増大には、時代が逆戻りした感さえあります」「一方、国民とか国益
という言葉が前面に出てきて、特定秘密保護法、集団的自衛権と、安倍政権下でバタバタと重要事項が決まった。道徳
が教科化され、夫婦別姓導入の動きは後退している。伝統的家族観がまた頭をもたげて、女性を苦しめている」――とは
いえ投票率が上がるわけでもなく、社会全体で向き合おうとする機運はいま一つです。政治的立場を問わず「公共性の
崩壊」が言われ、個人の自由や欲望追求の果てだ、公私の関係がいびつだといった批判もあります。「公共性とは、いっ
たい何なのか。公共という語が都合よく使われている気がします。みんなで助け合う機運は、確かに弱まってきたと思い
ます。が、それを個人の自由の拡大と結びつけるのは乱暴すぎませんか。それがさっき言った分断です」「私たちは、そ
れほど個人として認識されているのでしょうか。一人ひとりの顔が非常に見えにくいですよ、この社会は」 (後略)
(桐野夏生「朝日新聞」2016年4月12日) 桐野夏生「朝日新聞」2016年4月12日)

取材を終えて:記者が尋ねると、逆質問された。個って何でしょう?
公共って? 次々返された問いは、女性と
して、あるいは政治の大きなうねりの中で多くが社会運動に身を投じた世代の一人として、傷つき迷いながら
ラジカルな思考を重ねてきた、桐野さん自身のこだわり、テーマだったに違いない。これまで政治的な発言は
あまりしてこなかったが、日本社会が大きく変わろうとするいま、「言っておきたい」と考えるようになったという。
理念をもつことの大切さ、理念がすべての基盤であるべきこと。とりわけ若い世代を鼓舞したい、との熱い思
いがにじむ。私自身も、しっかり未来を向いていく勇気をもらった気がした。(インタビュア 藤生京子)


以下、省略。全文は下記をご参照ください。
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-1873.html


東本高志@大分
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