[CML 042874] 「戦争は女の顔をしていない」 スヴェトラーナの岩波文庫

大山千恵子 chieko.oyama at gmail.com
2016年 4月 10日 (日) 07:21:45 JST


「戦争は女の顔をしていない」 <http://www.bookbang.jp/article/508609> スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%81>
訳:三浦 みどり 岩波文庫 <https://www.iwanami.co.jp/moreinfo/6032950/top.html>

ウクライナ・ソビエト社会主義共和国に生まれ、その後はベラルーシなど。

2015年、ジャーナリストとして初めてノーベル文学賞を受賞した著者の、初めての記録。

ソビエト連邦
<http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama/e/53695b27de601061494cd04f6e706461>
では「大祖国戦争」、そう呼ばれているんだ。

何百人もに訊いた、戦争に行った女たちの話。看護婦とかじゃなくて、狙撃手とか兵隊になった女たち。世界で初めて女兵士となったひとたち。

怪我をして傷のついた身体で帰ってくるくらいならば、いっそ死んで欲しいと祈っていたという母親。ずたぼろになって帰ってくれば、世間の目は厳しい。

解説は*澤地久枝
<http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama/e/b99ebf21b4384d7a1b89ff51abe15025>*。

-------------- 目次 緑字は千恵子メモ ------------------

人間は戦争よりずっと大きい 26 栄養不足で乳がでない母は、泣きだした赤ちゃんを殺す
思い出したくない 53 戦線から戻った時は22歳ですっかり白髪だった
お嬢ちゃんたち,まだねんねじゃないか
恐怖の臭いと鞄いっぱいのチョコレート菓子 86 3日間誰一人眠らなかった 帰りに空列車で眠ってしまって、恥ずかしいと 94
3か月の赤ちゃんを抱いて医療品を運ぶ任務 検問所で偽装するために、 赤ん坊に熱を出して泣かせる 塩をすりつけ全身真っ赤にして必死に泣き叫ぶ赤ちゃん
101 ユダヤ人の美人の母は殺された
しきたりと生活
母のところに戻ったのは私一人だけ……
わが家には二つの戦争が同居してるの 158 子どもなんて言えない、まるで小さな老人 ミイラ そして死んでしまう
受話器は弾丸を発しない 173 破壊された駅、ホームの上を水夫たちが手を使って跳ねていく 両足がなく、松葉杖もない人たちが両手を使って歩いている
ホーム一杯にあふれている
私たちの褒美は小さなメダルだった
お人形とライフル 193 爆撃が終わると目の前の土が揺れている 駆けつけて掘れば人の顔や髪の毛に触った
掘り出された女のひとは「私のバッグはどこ?」とあわてている 怪我をしているかよりも身分証明書がだいじ 党員証や軍票を失くさなかったかどうかのほうが心配
死について,そして死を前にしたときの驚きについて
馬や小鳥たちの思い出
あれは私じゃないわ
あの目を今でも憶えています……
私たちは銃を撃ってたんじゃない
特別な石けん「K」と営倉について
焼き付いた軸受けメタルとロシア式の汚い言葉のこと
兵隊であることが求められたけれど,かわいい女の子でもいたかった
甲高い乙女の「ソプラノ」と水兵の迷信 300 月経用品が支給されない 長い行軍だと、柔らかい草を探して脚を...分るでしょ? ふきとるんです
足が緑色になった 中年の曹長は余分な下着をもっ ていても見逃してくれるが、若い人だと余分を必ず捨てさせるの
日に2回着替えなければならない女の子にとって余分は無いのに。 しかたなく下着の袖をも ぎとってつかったわ。それでも下着は2枚しかないから袖は4本だけ 303
私たちが通った後には赤いしみが砂に残った
はいているズボンは乾ききって、ガラスのようになる。それできれるんです。そこが擦れて傷になる。いつも血の匂いがしていました。何もくれなかったんです。
爆撃されてるのに河に入る←恥ずかしい気持ちは死ぬより強かった。数人が、そのまま水のなかで死んだ。
工兵小隊長ってものは二ヶ月しか生きていられないんですよ,お嬢さん方!
いまいましい女(あま)と五月のバラの花
空を前にした時の不思議な静けさと失われた指輪のこと
人間の孤独と弾丸
家畜のエサにしかならないこまっかいクズジャガイモまでだしてくれた 371 ゲシュタポ 妻と娘ふたりと老母を人質に取り、パルチザン隊長に降伏をせまる
共産党の委員は自分の子供だって憐れんだりしない 隊長がピストル自殺し ないように見張る 隊長の家族全員がが絞首刑になった
そのあとの最初の戦闘で隊長は死んだ 不慮の死 死にたかったんだろう
お母ちゃんお父ちゃんのこと
ちっぽけな人生と大きな理念について
子供の入浴とお父さんのようなお母さんについて
赤ずきんちゃんのこと,戦地で猫が見つかる喜びのこと
ひそひそ声と叫び声
その人は心臓のあたりに手をあてて……
間違いだらけの作文とコメディー映画のこと
ふと,生きていたいと熱烈に思った



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大山千恵子
ブログ 「千恵子@詠む...」 毎日更新http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama


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