[CML 042804] 【毎日新聞】 鹿児島・川内原発 差し止め抗告審 地震動や火山が争点 高裁宮崎支部、あす(今日です)決定

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2016年 4月 6日 (水) 07:57:19 JST


鹿児島・川内原発
差し止め抗告審 地震動や火山が争点 高裁宮崎支部、あす決定

毎日新聞2016年4月5日 西部朝刊
社会一般
オッショイ!九州
 九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)の周辺住民らが1、2号機の運転差し止めを求めた仮処分申請の即時抗告審で、福岡高裁宮崎支部(西川知一郎裁判長)が6日、決定を出す。仮処分決定はただちに効力が生じるため、全国で唯一運転している川内原発2基の停止が命じられれば、国内で稼働する原発は再びゼロになる。
 住民側の申し立てを認めれば、稼働中の原発停止を命じる司法判断としては関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)に対する3月の大津地裁の仮処分決定に続く2例目で、高裁段階では初めて。東京電力福島第1原発事故後にできた新規制基準に基づく「再稼働1号」の川内原発を止める判断が出れば、再稼働を順次認める国の原子力政策にとっても大きな打撃となる。
 仮処分は鹿児島、熊本、宮崎3県の住民23人が2014年5月に申請した。昨年4月の鹿児島地裁決定は「新規制基準に不合理な点は見いだせず、(住民の)人格権が侵害される恐れがあると認められない」と申し立てを却下。住民側12人が同5月に即時抗告した。
 即時抗告審の主な争点は、他の原発訴訟でも争点の一つとなっている原発の耐震設計の基準となる基準地震動(想定する最大の地震の揺れ)が適切かどうか。05年以降に国内の4原発で5回、基準地震動を超える揺れが観測されており、住民側は「地震動のデータが少なく、平均像で策定する手法では安全性は到底確保できない」と主張。九電側は「地域特性を踏まえて十分安全側に評価している」と訴えた。
 また、川内原発が立地する南九州はカルデラ(火山活動でできた広大な陥没地形)が集中するため、火砕流を伴う破局的噴火の危険性も大きな争点となった。住民側は「(規制委がまとめた)火山影響評価ガイドに火山学者の見解は適切に反映されていない」とし、「破局的噴火の可能性が低いとはいえない。兆候を把握する知見も確立されていない」と規制委の審査に不合理な点があると指摘。九電側は「評価ガイドには合理性があり、破局的噴火が発生する可能性は十分小さい」と反論していた。
 昨年の鹿児島地裁決定は基準地震動について「地域特性が考慮されている」と妥当性を認め、火山については「破局的噴火の危険性が高まっていることを具体的に指摘する見解は見当たらない」と結論づけた。【杣谷健太】 		 	   		  


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