[CML 042795] 今日の言葉 ――和解の最大の問題は6項などではなくまさに9項にこそある。9項に触れない議論は現実を糊塗するか県弁護団を擁護するそれこそ政治的法家の手法に他ならない。

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2016年 4月 5日 (火) 07:29:26 JST


      Blog「みずき」:仲宗根勇さんの下記記事の前提として和解条項9項の問題点に関して仲宗根さんがこれまで書か
      れた3本の記事を弊ブログに「今日の言葉」としてまとめていますのでご参照ください。

      ・Blog「みずき」2016.03.18 今日の言葉 ――まさに問題とすべき辺野古和解条項9項問題に触れたがらないような
      雰囲気が沖縄の中にあるのは不可解である。「オール沖縄」に傷がつくことを恐れているのであろうか。
      ・Blog「みずき」2016.03.25 今日の言葉 ――国が和解に転じたのはそのほうが自らに利があると判断したからだろ
      う。沖縄が勝てる闘いを最後まで闘い抜いていれば、より大きな実を手にしていた可能性はないだろうか。
      ・Blog「みずき」2016.03.27 今日の言葉 ――オール沖縄と翁長県政は官邸の裁判所と密通した裏側を無視して和
      解有利論・和解勝利論などを今なお主張して、これまでの自分の立ち位置や公的に表明した見解の過ちや短慮を
      糊塗する時ではない。

      なお「和解条項」の原文はこちらをご参照ください。

【和解条項9項を政治主義的に無視して、自己の無謬性を語ってはならない】
国と県の和解条項は9項が問題ではなく6項が問題だという意見がある。それに対して、以下の通り反論しておく。

和解後の裁判を6項で決めたように行政手続きでするのは、馬鹿げている、とすでに指摘されている(大塚元裁判長)。従っ
て6項にも問題があることは初めから分かっている。分かった上での9項問題なのだ。「主文」のみでなく、「(判決)理由」と
「その後」云々の文句まで和解条項に入れることは通常の裁判官が扱う和解実務ではありえない。このありえない9項を前
提にした議論をすべきであって、9項を政治主義的に無視することは後日痛いしっぺがえしを受ける恐れがある。

この条項を官邸と法務省がなぜ修正して最初の和解勧告案に追加したのか。法務官僚と裁判長が連絡していたという共同
通信の配信記事は司法権の独立、三権分立を揺るがす大問題に発展しかねない重大なものだ。和解の最大の問題は6項
などではなくまさに9項にこそあるのだ。9項に触れない議論は現実を糊塗するか県弁護団を擁護するそれこそ政治的法家
の手法に他ならない。それは9項の文言の厳密な文理解釈と訴訟法的検討を看過した議論である。和解に至るまでの日米
の事前交渉、官邸と法務省、裁判所をめぐる裏情報がこれまでいくつも報道されている。そこでは9項こそが最大の関心事
・和解の動機になっていることが明らかになっている。

9項があっても、判決確定後は既判力は埋め立て承認の取消訴訟についてのみ生じるという県弁護団などや県の見解は、
独自の見解であり、確定判決の判決理由のいかんによっては、9項の「確約」によって県の手足が縛られる恐れが十分考
えられる。官邸と法務官僚のこの条項追加の意図を独自の見解によって無視して、自己の無謬性を語ってはならない。
                                                (仲宗根勇フェースブック 2016年4月4日)


以下、省略。全文は下記をご参照ください。
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-1859.html


東本高志@大分
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