[CML 039881] 今日の言葉 ――「暴力はいけない」という権力に都合のいい、それでいて現実の暴力=戦争、警察の違法逮捕等を野放しにする「思想」をそのまま受け入れるような「教育」と「洗脳」に自覚的であるということ

higashimoto takashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2015年 9月 27日 (日) 15:23:26 JST


【民主主義ってなんだ? 暴力ってなんだ?】
戦争法案反対の人々の声が、国会前に結集し、それにビビった政府は、警察を利用してガチガチの過剰な警備を構えました。
(略)一方、ネットを見てると、国家前で抗議の声をあげる若者たちに暴力を行使する「民間の人々」もいます。ビラまきを止める
ために問答無用に妨害する人、さらには警察を利用とするなどの光景です。国会前の主催者の「思想・イデオロギー」が、国会
前に集まった人々を既定しているとはもちろん思いませんが、主催者自体はあくまで「非暴力」を標榜しているようでした。真偽
は不明ですが、先の抗議の若者=全学連に暴力を行使する人たちは、主催者側の「保護者」に位置する人々という方もいます。
主催者側がそれに対し、公式にコメントをあげているか、否かは知りません。いずれにせよ、仮に、そうだとしたら、非暴力を「建
前」とし、現実には暴力を「本音」とする恥ずべきことだと思います。

高橋源一郎さんが、1967年10月8日の安保闘争のいわゆる羽田闘争において亡くなった京都大の学生山崎博昭さんについ
て新聞の「殺された側の学生の暴力が批判されて」いたことに「カチンときて」、高校時代に『民主主義の中の暴力』という評論を
書いたこと、「権力が使う暴力の本質的な暴力性と、それに抵抗する暴力は違う。それを同じ暴力という言葉で一括りにするの
はおかしい、ということを書いた」ことを述べています(『高橋源一郎×SEALDs 民主主義ってなんだ?』)。(略)私は、「若者」の決
起を含め、今般の戦争法反対の盛り上がりを当然、歓迎します、それは、これまで自分も参加してきたデモや集会の積み重ね
の中から発展してきたものとして自己肯定の念も含め、未来に向かう力として、私たちの文化としても、です。いや、100年前か
ら積み重ねられている大杉栄さんや堺利彦さんらの闘い(「赤旗事件」等)からの積み重ね、として。暴力ってなんだ? 実際にふ
るいながらそれを否定するのは、まさに権力の思想です。権力は、戦争という国家的暴力を「安全保障」ないし、「自衛」と言いま
す。実際に、暴力を実行しながら、非暴力を標榜するのでは、権力と同じ、と言わざるを得ません。「暴力はいけない」という権力
に都合のいい、それでいて現実の暴力=戦争、警察の違法逮捕、等を野放しにする「思想」をそのまま受け入れるような「教育」
と「洗脳」に自覚的であることが、いま、私たちには必要だと思います。「非暴力」を選択できるのは、暴力も選択できるとき、のみ
であり、暴力が違法として奪われているときは、「非暴力」は単に権力から強いられている、にすぎない、そのことを自覚したいと
思います。(森川文人のブログ 2015-09-26)

      Blog「みずき」
      【高橋源一郎という作家について】
      ただ、高橋源一郎さんは、森川弁護士の記事でも紹介されている『民主主義ってなんだ?』という本の中で「僕も九条
      は変えたほうがいいと思っている」とも述べています。彼の作家としての思想に徹底性が見られないのは(それを「思
      想の柔軟性」のように評価する評者もいますが、私はそういう評者は信用しません)「世俗」なるものにおもねて世渡り
      をしてきた(せざるをえなかった、と言い換えてもいいです)若き日の彼の「苦労」が閾域の劣勢の記憶としてトラウマの
      ように抱え込んでいるからではないか。もちろん、作家の志の問題(坂口安吾の「堕落論」は志の問題でもありました。
      高橋に安吾ほどの「堕落」への傾斜の覚悟(堕ちよ、堕ちよ、という)があるようには到底私には見えない)ということも
      あるだろう、とは私の現在形の高橋源一郎評価です。

      また、次のような高橋評価もあることもご紹介しておきます。「これ(引用者注:高橋発言)と、野間易道の「9条2項は改
      正すべき」という発言とを合わせると、シールズ・高橋源一郎・野間易道に共通の何かが見えてくる」。

【山中人間話】

以下、省略。下記をご参照ください。
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-1554.html


東本高志@大分
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http://mizukith.blog91.fc2.com/ 



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