[CML 039695] NHK「しまだ鮨」の自民党フォロー

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2015年 9月 15日 (火) 20:05:57 JST


 坂井貴司です。
 
 私も見た9月13日放送の
 
 NHKスペシャル
 『緊急生討論 10党に問う どうする安保法案採決』
 
の自民党に露骨に肩入れする内容が話題になっています。
 この番組の司会を務めたNHK解説委員の島田敏男氏は、徹底して自民党の高
村副総裁をフォローし、ヨイショしました。山本太郎議員や志位和夫共産党委員
長の追求をことごとく別の話題にそらしました。
 
 島田氏が高村副総裁をかばったのは、安倍首相から鮨をおごってもらったから
です。「しまだ鮨」「島田スシロー」のあだ名がついています。
 
 その記事です。
 
(ここから)

NHK「10党生討論」の偏向がヒドい!
 自民党・高村副総裁をフォローしまくる司会の島田解説委員に山本太郎が放った
言葉とは... 
  http://news.livedoor.com/article/detail/10586968/
 ライブドアニュース
 
 NHK『日曜討論』(9月13日放送)の"偏向ツイート"が問題になっているが、そ
の舌の根も乾かぬうちに、またしてもNHKが"安倍擁護放送"を繰り返した。

 昨日、本サイトで既報のとおり、『日曜討論』では、番組に出演した安保法制
反対派の憲法学者・木村草太氏の発言を、番組公式ツイッターアカウントが"木村
氏は安保法案採決に賛成している"というふうにミスリードするツイートを行った。
ネット上ではNHKの"安倍チャンネル"っぷりに批判の声が殺到したが、本サイトの
懸念は的中、同日夜9時から放送された『NHKスペシャル』でも、NHKは露骨に安倍
自民党をアシストする姿勢を見せつけたのだ。

「緊急生討論 10党に問う どうする安保法案採決」と題して生放送された今回
の『Nスペ』は、国会審議が大詰めを迎えるなか、与野党から10人の代表者が集い
安保法案について生討論する、という触れ込みだった。野党側からは岡田克也民
主党代表、松野頼久維新の党代表、志位和夫共産党委員長のほか「生活の党と山
本太郎となかまたち」の山本太郎参議院議員などが出演。対する与党側からは北
側一雄公明党副代表、そして、高村正彦自民党副総裁が出演した。

 おい、安倍首相はトンズラか?という素朴な疑問は置いておくとしても、とに
かく番組の内容は"酷い"の一言だった。というのも、司会を担当するNHK解説委員
の島田敏男氏による仕切りが明らかに"自民党寄り"。高村副総裁が逆ギレぎみに
ダラダラと喋り続けるのを見守る一方、野党側からの追及には割って入っていち
いち議論の腰を折るなど、とうてい公正中立とは呼べないシロモノだったのであ
る。

 たとえば、高村副総裁が先日青森県での講演で「国民の理解が得られなくても
法案を成立させねばならない」と発言したことについて志位委員長が追及し、論
戦の火蓋が切られたかと思いきや、すかさず島田氏がこう口を挟んだのだ。

「はい! はい! ちょっと待ってくださいね! 高村さん、全体の政治論はま
た後でやるとして(略)今週中の法案の参院での採決に踏み切る方針ですか?」

 ようするに、島田氏は、苦しい言い訳に終始する高村副総裁を見かねて、国会
のスケジュールの話題にすり替えてしまったのだ。

 このように高村副総裁が興奮したり返答に窮すると、すかさず島田氏が割って
入り、発言者を変えるなどして、高村副総裁に冷静さを取り戻させるというシー
ンが幾度となく繰り返されたわけだが、そのなかでも、とりわけ邪険とも言える
扱いを受けたのが山本太郎議員だ。

 そもそも与えられた発言機会自体がごくわずか。90分の放送時間のうち、たっ
たの3回である。まず1回目、山本議員は「戦争法案はアメリカのリクエストであ
ることは間違いないわけですよね。高村さん、あの最高裁の砂川判決もアメリカ
のリクエストでしたもんね」と、日米密約という"爆弾質問"を投下したのだが、
高村副総裁はごまかしの返答。すると、すぐさま島田氏は「はい。その指摘につ
いてはまた別の、後の機会で。(日本を)元気(にする会)、松田(公太)さん
お願いします」と、そそくさと次へ進めてしまう。

 2回目の発言の際にはもっと露骨だった。山本議員は「集団的自衛権の行使容認、
誰が必要としているか、要求しているかという話ですけれども、さきほどはそれ
は米軍だという話をしました。それは国内にもいます。誰なのか。経団連です」
と、自民党の支持母体について突っ込んだのだが、これにはなんと、高村副総裁
が一言も発するまでもなく、島田氏が「はい、山本さん! 各党のご意見も聞い
ていきましょう」と、話題を一方的に打ち切ってしまったのだ。

 案の定、その後、島田氏が番組の最後まで砂川判決や経団連に触れることはな
かった。このように、与党が劣勢になりそうな質問には徹底して論点を白紙化す
るような島田氏による仕切りを見ていて、いったいなんのための生討論なのか、
首を傾げた視聴者がほとんどだろう。

 そして、この島田氏による"高村アシスト"の最たるものが、番組開始から1時間
が経過しようとしていたときに行われた。安保法制で自衛隊の活動範囲が「非戦
闘地域」から「現に戦闘行為が行われている場所ではない場所」に事実上拡大さ
れることのリスクが俎上に載せられたのだが、そのとき高村副総裁の本音がポロ
リと漏れた場面があった。

「いままで、自衛隊の活動期間中、たとえば6カ月とか1年とか、そういう間に戦
闘が行われないと見込まれる地域といっても、こんなの神様じゃなきゃわかんな
いんですよ」
「現実にわかんないからね、安全性を同じように確保するために、防衛大臣に安
全確保義務として、5日とか2週間とかそういう期間、やっている間は戦闘が見込
まれない地域ってこと、ちゃんと定めてますから。それほど(リスクは)高まり
ません」

 つまり、高村副総裁はこう説明しているのだ。これまでの「非戦闘地域」とい
う概念も本当に戦闘が行われないかというと「神様じゃなきゃわかんない」もの
だったが、安保関連法改正で、防衛大臣が活動地域について一定期間を決めて自
衛隊員の安全確保の義務を負う、と。

 だが、高村副総裁が言うところの「安全確保義務」は、あらたな安保関連法案
のなかの「重要影響事態法」「米軍等行動関連措置法」の条文のなかで明記され
ていないのである。つまり、高村副総裁は、従来の「非戦闘地域」を曖昧なもの
と印象づけ、逆に、誰が見ても明らかに自衛隊の活動範囲が広がる安保法制下で
こそ規定されるかのように発言しているが、実は真っ赤なウソなのだ。

 むしろ、安保法制下では「戦闘地域」という線引きが廃されるうえに、自衛隊
の活動地域が安全かどうかを判断するのがときの政権だというのだから、高村副
総裁の発言は、まるで"安倍が神様だ!"と言わんばかりの妄言と言わざるをえな
い。

 しかし、この高村副総理の愕然とするような発言に対して、やはり島田氏が、
かぶせぎみに割って入る。

「高村さんは『より現実的な仕組みにしているんだ』と言う。それを目指してい
るんだというんですが、それを踏まえて共産党志位さん、いかがでしょう」

 ......え? 「神様じゃなきゃわかんない」ことを政府が決めるのが「現実的」
ってどういうこと? 無茶苦茶なまとめ方、もとい、凄まじいアシスト。この
『Nスペ』を見て、安保法案について理解が深まる国民は、はっきり言ってゼロだ
ろう。

 しかし、島田氏の露骨な政権寄りの仕切りも、考えてみれば当然なのかもしれ
ない。首相動静を見ると、安倍首相は、昨年の衆院選投票日の2日後、複数の新聞
社編集委員やテレビ局幹部と東京・西新橋の鮨屋で会食している。首相いきつけ
のこの店はひとり1万5千円以上かかるという高級寿司店で、完全なオフレコが条
件の"祝勝会"だったとも言われているが、実はそのメンバーのなかに島田氏もい
たのだ。

 また直近では、まさに安保法案が国会審議中の今年6月24日に、今度は銀座の日
本料理店で安倍首相と夕食をともにしている。一人当たりの予算2万円以上とされ
る高級割烹である。タイミングを考えると、これは明らかに安倍政権の安保法制
に関するマスコミ対策と見ていいだろう。

 そんな首相との会食に参加した島田解説委員はネットで、「しまだ鮨」「島田
スシロー」なんていうあだ名までつけられているが、本サイトでも再三指摘して
いるように、「権力の監視」が責務であるメディアが首相と会食するなんていう
ことは欧米ではありえないし、ジャーナリズムとしては完全な自殺行為だ。

 時の首相に招待されて嬉々として会食に出かけていくような解説委員が司会を
つとめたらどんな番組ができあがるか。今回、視聴者はそのことまざまざと見せ
つけられたといっていいだろう。

 しかし、そんな島田氏にも天敵がいた。他でもない、山本太郎だ。山本議員は
今年初め、その島田氏も参加した安倍首相とのメディアの会食を厳しく追及し、
質問主意書まで提出しているが、今回も偏向司会を続ける島田解説委員とNHKに痛
烈な一撃を食らわせた。

 番組の最後、出席者には一人ずつ発言する機会が与えられたのだが、そこで山
本氏はこんなことを熱っぽく語りはじめたのである。

「大きな問題のひとつは強行採決だと思っています。衆議院でも強行採決されま
した。参議院でも間違いなく強行採決されるだろうと。で、これ強行採決という
のは民主主義とは真逆ですよね。暴挙と言ってもいいと思うんですよ。で、これ
がどうして行われるかというと、やはり、安倍政権が卑怯だからという言葉だけ
では片付けられない。やはり"第三の目"が入っていない。NHKには公共放送として
の役割を果たしてもらいたい。"第三の目"として監視する役割を放棄しないでも
らいたい。(略)有権者への裏切り行為、その瞬間を生中継しないなら、公共放
送を名乗る資格はないと思うんですよね──」

 この痛烈なダメ出しに、島田氏はあきらかに不機嫌そうに「はい! 様々なご
意見受け止めます、はい!」と打ち切ろうとしたが、山本議員は止まらず「安保
特別委員会での採決、くれぐれも生中継お願いします! 受信料を払っている皆
さんのために」。

 ご存知のとおり、NHKは衆院特別委での強行採決が行われた7月15日、国会中継
をしなかった。NHKが受信料を徴収している理由のひとつは、国家から独立した不
偏不党の放送を国民に届けるためであるはず。島田解説委員も、NHKの幹部も、山
本議員の言葉を深く噛みしめなければならないだろう。
(小杉みすず)

(ここまで)

坂井貴司
福岡県
E-Mail:donko at ac.csf.ne.jp
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「郵政民営化は構造改革の本丸」(小泉純一郎前首相)
その現実がここに書かれています・
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