[CML 039626] 今日の言葉 ――こんなバカな政権はない。憲法に従う義務はあるが、政権に従う義務はない。

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2015年 9月 11日 (金) 17:26:21 JST


9日:
【政府と大衆のレベルで排外主義が「ふつう」のこととなった社会】
八月の別な日々には、70年前までのこの社会の姿を何度も思い起していた。校舎の壁に貼られている「鬼畜米英」と書かれた紙、
本土決戦に備えて竹やり訓練に励む〈銃後の〉女性たち、バケツリレーで消火のための水を運ぶ防空演習――私はそれに参加し
たり、見たりしたことのない世代ではあるが、「戦前」といえば、書物や映画で見知っている、この滑稽で、異常な光景を思い起こす。

戦後の仕事を読み、見聞きしてこころを寄せる多くの作家や詩人、評論家、画家たちが、戦前のこの社会的な雰囲気の中にあって
異端児ではなかったこと、与えられた役割をしっかりと果たしていたことを知ったときの驚きも、いまなお鮮明な記憶だ。あんな時代
が繰り返されるはずがない――わけもなく、そう思い込んでいたのは、あの時代の〈異常性〉があまりに際立っていて、人間の理性
はそれを反復するほど愚かではないだろうという〈期待〉か〈希望〉があったからだ。だが、この社会の現状を見て少なからぬ人びと
が思い始めているように思える――「社会はここまで壊れたのか」と。このかん「政治の言葉」、正確には「政治家の語る言葉」が壊
れていることは、何度も触れてきた。短期的に言えば、小泉純一郎が首相になった時期から、それは始まった。日々のニュース報
道の中でもっとも露出する度合いが高い首相の言葉がどれほどまでに壊れていようとも、それでいて、彼は大衆的な「人気」を誇る
人物でもあった。「壊れていること」がマイナス価値ではなく、ごく「ふつう」のこととして社会に浸透した。いったん壊れ始めると、容易
には止まらない。それがまるで「運命のように」人びとを、社会を縛る。戦争法案をめぐる国会質疑、原発再稼働、辺野古・高江問
題への政府の態度、オリンピックをめぐる大混乱――「壊れていること」が「ふつう」のこととなって、社会に浸透してしまったという実
感を拭い去ることはできない。(略)欧州圏の草の根では排外主義的な動きもあるが、(略)近隣アジア圏にひとたび社会的混乱か
動乱が発生した時には、日本は現在の欧州圏の立場におかれよう。政府と大衆のレベルで排外主義が「ふつう」のこととなった社
会が、その試練によい形で堪え得るとは思えない。内向きにだけ「壊れて」いくとすれば、それは私たちの自業自得だが、そう言っ
て済ますことのできない近未来が、そこに、ある。(太田昌国「状況20?21 」2015年9月7日)

10日:
【ここでも「安倍」という問題がネックをつくっている】
トルコの海岸に遺体となって打ち上げられたシリア人の子どもは、アイラン・クルディくん(3)といい、シリアに住むクルド民族だった。
アイランくんの亡くなった状況についてある記事はこう書いている。

《一家で唯一生き残った父親のアブドゥラさんから電話があったのは2日昼だった。アブドゥラさんによると、一家はトルコからギリ
シャに密航しようと、約20人の難民とボートに乗り込んだ。海は穏やかで、30分程度で着くはずだったという。カナダの地元紙に
よれば、目指したのは約5キロ離れたギリシャの島だった。しかし、途中で大きな波が襲い、ボートが転覆。アブドゥラさんは水の
中で必死に子どもたちを両脇に抱えた。ロッコさんによるとアブドゥラさんは「右腕にアイラン、左腕に(兄で5歳の)ガリブを抱え、
何とか水の上に浮こうとした。でも、しばらくすると、腕の中でガリブが目を閉じていることに気づいた。やがてアイランも目を閉じた。
子どもたちを一人ずつ海の中で手放さなければならなかった」と話したという。気づくと、妻も海に消えていたという。》なんと、いた
ましい。海の中で二人を自分の腕のなかで死なせた父親の気持ちは想像するのもつらい。(略)

日本は「イスラム国」と闘うために2億ドル出す一方、シリア難民をまだ受け入れず~国連の難民機関への、アメリカに次ぐ第二の
援助国にもかかわらず、2014年に日本が受け入れた難民は5000人の申請に対してたった11人~英紙『ガーディアン』の記事の
見出しだ。すっかり「異質な国」と見られている。実は日本でも認定していないことはない。「日本では60人以上のシリア人が難民
申請をして、認定されたのは僅か3人」安倍ちゃんはどうした。安保法案の説明で、船に乗った赤ん坊を抱いた母親や子どものイ
ラストをパネルにして、同胞を助けましょうとぶちあげたが、こういう事態には何もコメントしない。世界中の主要な首脳は、うちも
一肌脱ぎましょうと言ってるのに・・・今の国会は、派遣法にしても、消費税の問題にしても、何でも安倍ちゃんの思い通りに進んで
いるかに見える。自民党総裁選も無投票当選。安保法案は16日に採択するつもりだという。どうなっているのか。アフガンで灌漑
設備を作っている中村哲氏が言っている。こんなバカな政権はない。憲法に従う義務はあるが、政権に従う義務はない。
                                                     (高世仁の「諸悪莫作」日記 2015-09-10)


【山中人間話】

以下、省略。下記をご参照ください。
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-1520.html
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-1521.html


東本高志@大分
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