[CML 039441] 米欧帝国戦争の時代

Yasuaki Matsumoto y_matsu29 at ybb.ne.jp
2015年 9月 1日 (火) 00:25:41 JST


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*地 域戦争から核戦争へ*

地域的・局地的戦争は、不気味 に迫りくる世界大戦の影を濃くしている。米国
はロシアと中国国境に向け てその武器、飛行機、軍事基地また作戦行動を展開
中だ。

ほとんどはロシアの主要都市か ら一時間以内の多くの戦略的要衝に、こんなに
多くの米軍部隊と戦闘機を 配備してはならない。

冷戦のピークの期間中でさえ、 ロシアの企業に対してこんなに多くの経済制裁
を課すことはなかった。

アジアでは、米国政府が貿易の 競争相手である中国の成長を締め出し衰えさせ
るよう立案された多数の通 商、軍事、外交の諸協定を組織化している。それ
は、アジアにおける第二次大戦を導いた日本に対する封鎖、ボイコットに匹敵す
る挑発的な作 用をもつよう関与している。

ウクライナでの「代理戦争」の 開始は、おそらくヨーロッパにおける第三次世
界大戦の最初の一撃であ る。米国-欧 州連合が支援提供したキエフのクーデ
ターは、ウクライナ西部の併合を 導いた。少数民族ロシア人マジョリティーに
向けられたクリミアでの暴力の脅威と黒海の戦略的海軍基地の喪失に直面して、
ロシアはクリミア を併合した。

第二次世界大戦の準備段階で、 ドイツはオーストリアを併合した。同じような
やり方で、米-欧州連合は中央アジア での多数の政権奪取に向かった自らの初期
段階のように暴力的な反乱 によってキエフに傀儡政権を据え付けた。軍備増強
は、ポーランドでの重要で先進的攻撃的な軍事基地の配備を含んでいる。

ワルシャワの新たに選出された (ことし8月6日就任)ア ンジェイ・ドゥダ大統
領の極右政権は、ポーランドがNATO作戦計画の中核的 な軍事基地となりロ
シアに対する戦争の最前線になることを要求した。**

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*戦 争に次ぐ戦争、果てしない難民の奔流*

米国と欧州連合の帝国戦争は、 南アジア、北アフリカとサハラ以南のアフリ
カ、中央アメリカ、メキシ コ、バルカン半島、そして現在ウクライナで何百万
単位の人々の命と暮らしを徹底的に荒廃させた。

400万人のシリアの難民が、アフガニスタン、パキスタン、イラク、イエメン、
ソマリア、リビア、パレスチ ナ、およびスーダンの数百万の難民に加わった。
米-欧州連合の爆撃、無人機、また 代理傭兵が荒廃させたそれらの国々から逃れ
た人々だ。

何百万人の戦争難民が西ヨー ロッパの安全地帯に向かって脱出しているが、こ
れに何百万人の経済難民が 加わる。リトアニア、ラトビア、エストニア、ブル
ガリア、ルーマニア、ポーランド、バルカン半島および他のEU衛星諸国におけ
る自由市場 の貧困から逃れた人々だ。

何十万人もの人々が地中海、 エーゲ海、またバルカン半島を渡るとき、西ヨー
ロッパの市民大衆のなかに パニックが起きる。

難民の群れは日毎に非業の死を 遂げる。何万人もが不法入国者の強制収容所を
いっぱいにする。現地の労 働市場は過剰となる。社会事業は破壊される。

メキシコにおける帝国の中核自 由市場の、また中央アメリカにおける麻薬犯罪
テロと欺瞞の「和平合意」 に誘発された暴力の、それぞれ過酷な結果から逃れ
ようとした何百万人のために米国は壁と強制収容キャンプを建設している。

西側の戦争が進められるとき、 絶望的な難民がどんどん増えている。貧しい
者、見捨てられた者は帝国の 中心地域のゲートにこう叫びながらよじ登る。/
「わが母国 に対するあなた方の爆弾とあなた方の破壊が我らをここに連れてき
た。今あなた方はあなた方の母国に我らを迎えねばならない」と。///

難民と帝国西側の「土地の人」 とのあいだの/階級闘争を煽ること/は…今のとこ
ろ 議論の的ではな いが、ヨーロッパと米国の「市民」社会の未来は寒々として
いる。

その間にも、もっと多くのさら に大きな戦争が地平線上にはある。さらなる何
百万人もの市民たちが根扱 ぎにされ、餓死か家族とともに逃れるかまたは帝国
と戦うかの選択に迫られることになるだろう。怒りに燃えた熟練したレジスタン
ス戦闘員の 集団が、アフガニスタン、イラク、リビア、イエメン、ウクライ
ナ、その他のところで膨れ上がっている。

米国と欧州連合は、武装された 巨大な要塞となっている。米国の警察はまるで
占領軍のように周縁に追い やられた一般庶民を扱う。アフリカ系アメリカ人、
移民、反対者を襲撃しては貧しいコミュニティから略奪し…金持ちは保護して…。**

**

*結 論*

戦争はいたるところに広がって いる。大陸であろうと地域であろうと、大きか
ろうが小さかろうが戦争の 悪影響から逃れることは出来ない。

帝国の戦争は局地戦争を大量に 生み出し…果てしのないサイクルで大規模な脱出
行に火を点けている。外 交的な成功談など実際にはどこにもない!実行可能な
和平合意など持続するわけがない!

一部の評論家諸氏はこの分析に 異議を唱えるかもしれない。彼らは「成功例」
として最近の米国−キュー バの和解を挙げるだろう。ところが彼らは次のこと
を都合よくも忘れている。米国がキューバの最大の貿易相手国ベネズエラを依然
として政権 転覆していることを。また米国政府の(地域の)主要代理国家が、
エクアドル、ブラジル、ボリビアというキューバの同盟国の政権交代を要求 し
ているということを。また米国政府がロシアと中国におけるキューバの代替市場
をますます脅迫しているということを。ハバナのその大使館 の外でそよそよと
はためく米国国旗の光景は、キューバの同盟国に対する米国政府の冷酷な脅迫を
覆い隠すことはない。

別の人々は大きな「成功例」と して米国-イラ ンの和平合意を引き合いに出す
だろう。しかし、隣国イエメンへのサウジの血まみれの侵攻と シーア派コミュ
ニティの大虐殺を米国 が支援していることを、また米国がイランの全防衛シス
テムを詳述したロードマップをイスラエルに提供したことを、また米国と欧州連
合がイ ランの同盟国シリアを情け容赦もなく爆撃していることを、彼らは無視
している。

米-キューバとイラン合意のごときは、さらに もっと大きな襲撃さえ準備してい
る永続的で戦略的なまたまさに戦術的な帝国の動きではないのか?

戦争の蔓延が後退するきざしは ない。

戦争難民は、家も故郷も捨て 去っていまも逃亡している。

混乱と破壊は増え続ける一方で 減少することはない。破壊され粉砕された社会
は、ガザでも、ファルー ジャでも、ドンバスでも、ゲレーロでも、アレッポで
も、再建されることはない。

ヨーロッパは大惨事の震動を感 じている。

アメリカ人は両サイドの海が自 分たちを守るとまだ信じている。ロシア国境に
向けてNATOミサイルを 配備し中国沿岸の沖合に軍艦を待機させまたリオ・
グランデ川づたいに電流壁と有刺鉄線を敷設することが自分たちを守るのだと彼
らは語る。 これらすべてが彼らの政治指導者とプロパガンダに専心する者たち
の信念なのだ。

何という虚妄のパッケージだ! 大陸間弾道ミサイルをニューヨーク、ワシント
ン、ロスアンジェルスに 「浴びせる」ことができるではないか。

目を覚ますときだ!

第三次世界大戦に向かう米国-欧州連合の向う 見ずな争いを止めさせるときだ!

スタートはどこだ?リビアは取 り返しがつかない破壊となった。そこは遅すぎ
る。シリア、イラク、アフ ガニスタンは炎上中だ。撤退していると語っている
あいだに、戦争の只中にもっと深く投げ込まれているのだ!ウクライナはもっと
多くの銃 もっと多くの部隊を呑込んでいるではないか!

イスラエルに調子を合わせて 踊っているようなわれわれ自身の政府をコント
ロールできないで、イランと の和平などありうるだろうか?われらが行う戦争
は彼らのためだ―と戦争を要求し続けるイスラエル!イスラエルの戦争犯罪人、
将軍にして首 相のアリエル・シャロンはかつて困り顔の一部のアメリカ人シオ
ニストに、/「米国とのいざこざ?鼻であしらい彼らを意のままにするだ け
だ…!」/と語ったものだ。

中東の、またメキシコの、殺戮 から逃れ恐怖におののく家族を見るがいい。

//

/何 をなすべきか?/

//

/わ れわれはいつ、われらの破滅を断ち切りこれら―海外・国内―の戦争屋どもの
結束をはねつけるのか?/

【以上、翻訳終わり】



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