[CML 040366] IK改憲重要情報(112)

河内 謙策 kenkawauchi at nifty.com
2015年 10月 29日 (木) 21:15:53 JST


IK改憲重要情報(112)[2015年10月29日]

私たちは、内外の改憲をめぐる動きと9条改憲反対運動についての情報を発信しま
す。(この情報を重複して受け取られた方は失礼をお許しください。転載・転送は自
由です。)

弁護士 市川守弘、弁護士 河内謙策

連絡先:〒170-0005東京都豊島区南大塚3-4-4-203 河内謙策法律事務所電話
03-6914-3844,FAX03-6914-3884

河内が参加している「南シナ海問題署名運動」のサイトは以下のとおりです。
http://www.southcs.org/
___________________
 (以下の見解は、河内個人の見解です。市川の見解は、必ずしも河内の見解と同一
ではありません。御理解のほど、よろしくお願い申し上げます。)

米軍の南シナ海・人工島周辺への航行をめぐって

 いろんなニュースで報道されているように、米軍艦艇が南シナ海・人工島周辺へ進
入しました。ここまでは、私(河内)の「想定内」でしたが、その後、世にも不思議
な現象が勃発しました。私は、中国軍が何らかの形で「反撃」すると思っていたので
すが、どうも、中国共産党首脳部は「反撃」しないと決めたようなのです。わたし
は、蒋介石がかつて日本軍にしたように「弱さ」を演出し、いつか巻き返しを図る意
図なのではないかと考えたのですが、どうも、そうでないようです。
決定的なのは、「環球時報」が、国民に「冷静」を呼び掛けていることです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151028-00000058-jij-cn&pos=5

  これは、どういうことでしょうか。
私のところには、いろんな情報が伝わってきます。「中国が怖気づいたのだ」という
のもありますし、「中国の軍はガタガタで指揮系統が確立していないのだ」というの
もあります。中には、「実はアメリカと中国は、サイバー戦争をすでにやっていて、
そこで中国は負けたので手が出せないのだ」というのもあります。
 真相は、おいおい明らかになっていくでしょうが、私は、中国共産党首脳部は、現
時点における、米軍と中国軍の実力の圧倒的差を認めざるを得なかったのだと思いま
す。中国は「面子」を大事にする国です。その中国が面子をかなぐり捨てて反撃を控
えたのですから、そうとしか考えられないのです。
 中国はアメリカと決定的な対立になるのをさけたのだ、という見解も散見します
が、中国は、アメリカに勝てると思えば、決定的に対立してもアメリカとの戦争をい
とわない国ですから、「対立を避けた」という見方は甘いと言わざるをえません(第
2次大戦後の、ケナンのX論文に匹敵する、歴史的名著:ピルズベリー「China
2049」日経BP社、を、ぜひ御参照ください。)
 また、中国の軍事力についてのこれまでの宣伝には、かなり大きな嘘があったとい
うことを自分は十分に認識していませんでした。たとえば、空母キラーといわれた東
風21Dは、技術が完成していないか、命中精度が非常に低いものだから、「それなら
東風21Dをお見舞いするぞ」という恫喝を中国がアメリカにすることが出来なかった
のだと思います。
 はっきりいえば、今までのところ軍事的には中国は負けたのです。

 南シナ海の事態につき、日本のマスコミのだらしなさが目につきます。
 まず第一に、南シナ海の問題の重要性を報道してこなかった自分たちの見識の無さ
について、なんの反省もないことです。
 第二に、南シナ海のシーレーンの重要性や、南シナ海が中国の「内海」になること
のこわさや、南シナ海問題と東シナ海問題の連動の可能性などを、ほとんど報道せ
ず、「第三者的」「評論家的」立場で、もっぱら軍事論の「俗論」をふりまくことに
終始していることです。

 今後のことについては、今の時点では、私には、まだ見えてきません。
 中国国内の動きがどうなるかが、重要なカギを握っていることは間違いないでしょ
う。
 「夕刊フジ」10月30日号で、軍事評論家の佐藤守氏は、キューバ危機の際、
妥協的態度をとったことが、フルシチョフが退陣に追い込まれた一つの原因になった
ことを指摘しています。
 中国国内では、強硬論が飛び交っていると産経新聞の矢板特派員は伝えています。
http://www.sankei.com/world/news/151028/wor1510280039-n1.html

  「夕刊フジ」10月30日号は、軍の一部が暴発する可能性を伝えています。
中国軍の規律の弛緩や、将校クラスの不満の高まり、人民解放軍内の派閥争いからす
れば、この可能性もあると思うのです。
 また、南シナ海で海上自衛隊と米海軍が共同訓練するというニュースが飛び込んで
きています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151029/k10010286731000.html


 生まれて初めて軍事の問題を身近に感じた方も多いと思います。私は、軍事問題
に、うぶな平和主義者として、情勢を真剣に見つめて、自分の頭を軌道修正しなが
ら、事態を追いかけていくつもりです。

_________________
          以上




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